ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

3/7 第77回JABA東京スポニチ大会 Honda熊本vsNTT西日本【公式戦】

理由はわかりませんが、グラウンドに北﨑さんの姿が見えずショック死しかけましたが、頑張って見ました。
にしても暑かった…3月上旬にして熱中症になるかと思いました。風は涼しいというか、まだ冷たいんだけども。


スタメンはこちら。

<先攻・Honda熊本>
1(中)中島
2(右)山本卓
3(遊)稲垣
4(一)古寺
5(左)宮川
6(二)石井
7(指)山根
8(捕)丸山
9(三)井上
(投)高橋
<後攻・NTT西日本
1(二)水島
2(左)中村
3(遊)泉口
4(一)山田
5(中)串畑
6(三)徳丸
7(指)酒井
8(捕)小泉
9(右)藤井健
(投)田村

1回裏、NTT西日本は2アウトランナーなしの状態から、泉口がソロムランを放って先制。Honda熊本の先発・髙橋君は全体的に良かったんだけど、このソロムランの1球はもしかしたら失投だったのかもしれないですね。この点以外は全く問題なかったと思います。

一方、NTT西日本の先発の田村君。こちらも髙橋君に負けず劣らず調子が良さそうでした。

しかし5回表、この回先頭の山根君にソロムランを打たれ、同点に追いつかれてしまいます。
このソロムラン以外も全く問題なかったんですよね。髙橋君と一緒ですね。


そんな両先発でしたが、どちらも5回を投げ切って降板。球数も60球行かない程度で同じぐらい。ちょっと勿体ない感じもしますが、どちらも決勝を見据えていたのかもしれません。
まずNTT西日本は、田村君から大江君に交代。去年見た試合の印象でアレなんですが、選手交代を聞いた時にちょっと嫌な予感がしたんですよね。
まず迎えた、先頭バッターの山本君に右中間の深いところへ飛ぶツーベースを打たれて出塁を許すと、稲垣君は進塁打を放ち1アウト三塁。古寺君の当たりは普通のファーストゴロで、一塁手は本塁へ送球。ところが、この送球をキャッチャーが捕れず、後ろへ転がっている間に山本君が生還し、Honda熊本が勝ち越し。うーん、一塁手の送球は悪くないと思ったんですが、やっぱこういうのって送球した側にエラーが付くのかな、と思っていたんですが、このレポを書きながら一球速報を確認したところ、キャッチャーのエラーとなっていました。あーやっぱそうだよね。しかし後続はしっかり打ち取り、最少失点に留めました。
が、7回表。1アウトから丸山君が内野安打で出塁。この内野安打ですが、サードとショートの間ぐらいの微妙な位置に転がったせいか、一瞬お見合いというか譲り合うような感じになってしまって、それで反応が遅れてセーフになった、というようなプレーでした。で、井上君はバントを決め、中島君はフォアボールで2アウト一二塁。ここでNTT西日本は大江君から波多野君に交代。次に迎える山本君は今日に2安打打たれてるし、前の打席では長打を打たれていますから慎重に行きたいですね。

お話している山本君と、川嶋コーチ兄貴です。
ここで山本君はしっかり打ち返しまして、

外野に抜けている間に二塁ランナーが生還し、Honda熊本が追加点をあげます。
一方のHonda熊本ですが、髙橋君に代わって登板したのは片山君でした。
……なんだろう、この既視感は……
参考:脳裏をよぎった試合
bladecatcher.hatenadiary.jp
ということは、片山君に繋いだからもう勝ち確ですね!
…と言いたかったのですが、今日の片山君はちょっと危なっかしかった。6回裏に2アウトながら二三塁のピンチがありましたし……いや、6回裏のは片山君がアレと言うのとはちょっと違うかな。ここでは2アウトから山田君がヒットで出塁して、串畑君もヒットで繋いだんですよ。当たり的にはセンター前への単打だったと思いますが、ちょっと守備のもたつきというか、NTT西日本のランナーの動きに惑わされたのかな?そういうプレーがありまして、二三塁まで進まれてしまったという場面でした。ちょっと忘れてたけど、串畑君の一番の武器は足だと、ワタシは思ってますんで。
ほんで7回裏にも2アウトながら一三塁のピンチがありまして、この回は2アウトから藤井君がフォアボールで出塁し、二盗を決め、水島君の内野安打で一三塁となりました。この藤井君の二盗の前に、2回ぐらい牽制を入れていた気がしますが、その割にあっさり二盗を許していたので、なんかよくわからないなぁと思いました。あわよくば牽制で刺したかっただけなのかな。
で、一三塁になって、また一塁へ牽制球を投げていたのですが、この時ちょっと一塁手が球をこぼして後ろを向いたんですよね。その隙に三塁ランナーの藤井君が本塁へ突入し、NTT西日本が1点差に詰め寄ります。あれ、この時のスコアの内容を一球速報で確認したら、古寺君にエラーが付いてるな。藤井君の判断や、相手の動きをよく見ていたなぁと感心するシーンでもありますが、確かにあれは、捕球ミスっちゃ捕球ミスですね。にしても、この試合の記録員は捕球側のプレーをしっかり見てるなぁ。気のせいかもしれませんが、エラーって送球する側につけられやすい気がします。それ送球した側のエラー扱いにするの可哀想だろ、って思うことがちょいちょいあるので…
9回裏、先頭の串畑君がヒットで出塁します。


7回のようなミスの可能性もあるわけだし、やることやって繋いでいかないとね。
が、直後の濱田君はゲッツーとなり、酒井君は見逃し三振で試合終了。もしやと思わせておいて、終わる時は案外呆気ないものだな…

というわけで、3‐2でHonda熊本が勝利しました。

先発投手の投げ合いもあり、点差も少なく、片山劇場もあり、なかなか手に汗握る試合だったのではないでしょうか。

<本日の投手リレー>
Honda熊本:髙橋(5回)‐片山(4回)
NTT西日本:田村(5回)‐大江(1回・2/3)‐波多野(1/3回)‐吉川(1回・2/3)‐林(1/3回)


  • どんな業界でもそうだと思いますけど

私は同じミスを何回もする奴には厳しい視線を向けます。

  • 本日の「文中に入れどころがなかったけど何とかして載せたかった写真」

9回表、1アウト二塁の場面でベンチにやんややんや言われつつ、ヒットを放って一三塁にまでチャンスを広げた井上君。


の、ドヤ顔。

井上君は新人さんなんだな。結構背の小さい子だけど(166cmだそうで)川嶋コーチ兄貴の背番号を受け継いだってことは、そういうことだよな。ポジション的な意味でも。

  • そのための現地観戦

この試合の前半は投手戦でしたが、野手の好プレーもありました。
4回表、1アウトからHonda熊本は宮川君がツーベースで出塁していました。続く石井君はセンターフライを打ち上げ、宮川君はタッチアップを敢行。しかしここで中堅手の串畑君が非常に良い送球を放ちまして、宮川君は三塁タッチアウトになり、ピンチを救いました。この時センターでガッツポーズをしている串畑君を見て「相変わらずのお調子者め」と思いましたわええ。

あーもうなんて可愛いんだ……可愛すぎて5回死んだわ(爆)
野球の試合としてどうだったかはスコアを見れば大体想像がつくけど、こういうプレーがあってこういう表情が見られたってのは、現地に行かないと分からない思い出ですからね。
あと串畑君はフツーに見ていて楽しい選手なので、機会があれば注目したってください。

  • 川嶋コーチ兄貴

皆のアニキ・川嶋君は昨年いっぱいで現役を引退してコーチになりました。

去年岡山大会でバリバリ活躍しているのを見たので、やっぱりどうしても勿体ない、という気持ちになりますね。
しかし川嶋君はただのコーチではなく、ヘッドコーチであるようです。これってある意味、アニキとしての社会的地位を得たって感じですよね。ヘッドコーチの役割ってチームによって多少違うやもしれんけど、川上巨人的なニュアンスで考えたら、ヘッドコーチってそうだよなぁと思うのです。