ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

4/27 第70回JABA京都大会 日本新薬vsJFE西日本【公式戦】

北風と太陽って寓話ありますやんか。
まぁ野球にとっては北風も太陽も、敵以外の何物でもないよね。


スタメンはこちら。

<先攻・日本新薬
1(右)久保田
2(二)板倉
3(三)福永
4(指)中
5(一)濱田
6(中)福田
7(左)田中
8(捕)千葉
9(遊)大崎
(投)榎田
<後攻・JFE西日本>
1(左)脇屋
2(遊)岡
3(三)古田
4(右)鳥井
5(一)橋本
6(中)三木
7(指)小串
8(捕)浦
9(二)宮本
(投)谷中

1回表、先頭のまいやん久保田君が2球目をいきなりセンターへ飛ばし、これがスタンドインしまして、日本新薬が早速先制。
さらに2アウトから、中君がこれまたセンター方向へ大飛球。センターは捕球体勢に入りますが、思ったよりもちょっと後ろめにボールが行ったようで、捕球できず。カバーに入っていたライトも捕球できず、当たりはフェアに。飛距離と、高く飛んだことが相まって、中君は三塁ベースを蹴り、そのままホームイン。日本新薬インパクト抜群な追加点をあげます。
ランニングホームランやんけ!と思いましたが、記録上は三塁打+(多分センターの)エラーとなったようです。
一応解説しますと、センターが目測を誤ったというのはちょっと厳しいかもしれないプレーでして、この日は風が非常に強くてですね、特に第2試合は風が強く、それでボールが流されちゃったんじゃないかなと思います。それでもセンターは捕球体勢に入ってたっちゃ入ってたから、エラーがついちゃうんだろうな。
それにしても、日本新薬……わかさ……ラン本……うっ、頭が……
bladecatcher.hatenadiary.jp
奇しくもあの日と同じ4月27日、そして先発はやはりあの日と同じ榎田君なのであった。相手のユニフォームの感じも、色的に似てるし(こじつけ)

まぁ榎田君なら2点あればいけるっしょ、と思ったのですが、1回裏に先頭の脇屋君にツーベースを打たれる、1アウト挟んで古田君にヒットで続かれ一三塁になる、そしてまた1アウト挟んで、橋本さんのゴロな当たりをショートの板倉君が弾いてしまい(俺はどう見てもエラーだと思ったのだが記録はヒット)、この間に三塁ランナーが生還し、早々にJFE西日本に1点を返されてしまいます。


2回表、日本新薬は先頭バッターの福田さんがヒットで出塁するものの、牽制アウトになってしまいます。と思いきや、他の審判の判断により、福田さんはアウトにならず二塁へ。球審と二塁塁審が何やら反応していたので、ボークがあったのかもしれません。オブストラクションかなとも思ったけど、ワイ走塁妨害ってあんまり見たことないからわかんない(爆)
さらに相手の暴投がありまして、福田さんは三塁へ。ここで打席の千葉君がスクイズを敢行しますが、空振り。飛び出していた三塁ランナーの福田さんはあえなくタッチアウトになってしまいます。いや、得点に関係ない場面だったけど、この回の福田さんめっちゃ忙しかったなーと思って(爆)


そして3回表。試合はまだまだ落ち着かず。
1アウトから板倉君がツーベースで出塁し、続く福永君はフォアボール。中君は凡退してしまいますが、濱田君はショートへの微妙な当たり。これをショート・岡君が捕球し二塁へ送球しますが、これが悪送球となってしまい、この間にランナーが2人生還し、日本新薬が追加点をあげました。まぁその、仮にショートの送球がちゃんとできてたとしても、タイミング的にはセーフだったんだよな…


色々ありましたが、割と得点してくれた打線。
そして守備は、4回裏に大崎君を引っ込めて板倉君をショートに回し、セカンドには吉野さんを投入。日本新薬は守備シフトに入ったなーと思いました。全然関係ないけど、福田さんと吉野さんが一緒に試合に出てると、日本新薬感すごいですよね。
このまま守り切って勝つ感じかなと思いましたが、これに対し、榎田君の調子は実はイマイチ。
なんかやたらヒットを打たれていたんですよね。榎田君ほどのピッチャーであれば、相手も対策はしてるんだろうけど、それにしてもって感じ。風が強いのと、そのせいでグラウンドの砂煙がすごかったので、気が散るポイントは多かったのかもしれないけど…
とはいえ、ヒットを9本打たれつつも1点しか取られないとか、前の試合の西原さんよろしく鮮やかにゲッツーを取ったり、実は3者三振で終わった回もあったりと、何やかんやで榎田君はすごいな、というところは見せておりました。


しかし7回裏のJFE西日本の攻撃。この回先頭の宮本君の代打・中山君がツーベースで出塁。脇屋君の進塁打で三塁まで進んだところで、岡君がきっちり犠牲フライを放ち、JFE西日本が1点を返します。
ここで榎田君は降板し、山上君が登板。対する古田君の打球は、ライトへのちょっと低めの飛球で、ライトの久保田君がダイビングキャッチを敢行。しかしこれがスカしてしまい、思いっきり後逸。この間に古田君は三塁まで進みます。そして続く鳥井君がすかさずタイムリーを放ち、JFE西日本はもう1点返して、1点差に詰め寄ります。


ちょっと雲行きが怪しくなってきた日本新薬ですが、8回表のこと。
1アウトから福永君の放った打球はショートゴロ。と思いきやまさかのトンネル。トンネルとしての芸術性は微妙ではあったけれどもどうしてしまったんだ岡君…
ここでJFE西日本も動きまして、谷中君を降板させ、中川君に交代。エラーで出したランナーを牽制で刺し早速仕事をしますが、中君にフォアボールを与えてしまい、さらに濱田君にヒットを打たれて一三塁。
ここで福田さんを迎えますが、さすがの福田さん、タイムリーを放って1点を追加します。

クールなガッツポーズがかっこいい。

そして田中さんの打席のところで、代打で井澤君を起用。井澤君は初球を思いっきり叩き、これが右中間を抜ける当たりとなりまして、日本新薬はさらに大きな2点を追加。ガッツポーズもいいよいいよー!
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ここでJFE西日本は中川君を降板させ、吉川君に交代。しかし吉川君はふぉあ・わいるどぴっち・ふぉあという、何しに来たんだ的内容を残して降板。結局バッテリーを総とっかえして、何とか凌いだのでした。
実は、JFE西日本のキャッチャーは7回表から浦君から志賀君に代わっておりました。6回裏に2アウト一二塁の場面で浦君に打席が回ってきて、そこに志賀君が代打で出て、そのままキャッチャーに…という感じだったのですが、それにしてもこの、選手交代が全力で裏目に出てるのはすごいな。
ちなみに、この8回表の攻撃は久保田君の全くやる気の感じられない見逃し三振で終了し、久保田君1回表の第1打席に全振りやったんか…という印象を持ちました。


さらに9回表には、途中出場の正木君がソロムランを放ってダメ押ししたりと、終わってみれば日本新薬が圧倒していました。リリーフも、山上君の後を受けた岩本君がしっかり抑えてたし。
というわけで、8‐3で日本新薬が勝利しました。

色々あった試合だったけど、やはり日本新薬戦の観戦の充実度は高い。

<本日の投手リレー>
日本新薬:榎田(6回・2/3)‐山上(1/3回)‐岩本(2回)
JFE西日本:谷中(7回・1/3)‐中川(1/3)‐吉川(0/3回)‐尾田(1回・1/3)