ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

4/15 第64回JABA岡山大会 NTT西日本vsツネイシブルーパイレーツ【公式戦】

名前は前々から知っているけど実際に見るのは今回初めてな、ツネイシブルーパイレーツ。ツネイシは(私の知る限り)ほぼ東の方には来ないからね、見るためにはこちらから伺わないとね。
ユニフォームはこんな感じ。

青地に黒のしましま………まずガンバ大阪を思い浮かべましたが、ググって確認したら想像と全然違くて、思ったよりも似てませんでした。どっちかっていうとガンバよりも、インテルのユニホームのほうが近かった。


スタメンはこちら。

<先攻・NTT西日本
1(中)串畑
2(左)酒井
3(遊)泉口
4(二)平良
5(三)濱田
6(指)日下部
7(右)藤井
8(捕)小泉
9(一)山田
(投)吉川
<後攻・ツネイシブルーパイレーツ>
1(右)中島
2(指)脇屋
3(中)若狭
4(一)中村
5(二)岡田
6(捕)栗栖
7(左)手束
8(遊)工
9(三)仁木
(投)谷本

2回表、NTT西日本は先頭の平良君がいきなりツーベースで出塁。濱田君の進塁打でランナー三塁となると、日下部君すないぽ、藤井君フォアボールで1アウト満塁。ここで小泉君がヒットを放って、この間にランナーが2人還り、NTT西日本が2点を先制します。


2球で2ストライクと追い込んでから、3球目にキャッチャーが中腰で構えていたっぽいんですが、高めのボール球を放ろうとしたのが甘いところに行っちゃったのかなーと思いました。
しかし3回裏、この回のツネイシは先頭の中島君が内野安打で出塁。脇屋君は凡退しますが、若狭君もヒットで続いて、1アウト一二塁。


ベンチからの「若狭ァーッ!!」のコールに応える若狭君。

さらにここで中村君もヒットで続き、二塁ランナーが一気に生還。ツネイシが1点を返します。


脇屋君・若狭君・中村君と全員初球から打ちに行っていたんですが、積極的に行ったのが効いた感じですね。さらに、岡田君はすないぽで満塁となったところで、NTT西日本の先発・吉川君は降板。うーん、立ち上がりは四凡でまぁまぁだったんですが、2回裏も2アウトからとはいえ、連打を食らって一二塁のピンチになっていたんですよね。早めに見切りをつけた感じですね。全然関係ないけど、今日のNTT西日本の先発が吉川君と聞いた時、久しぶりに見るなぁと思っていたら現物が全然違くて、現マネージャーの吉川君と間違えていたことに気づきました。背番号も同じだから紛らわしいんだYO!っていうか、西日本の社会人野球チームって吉川姓のピッチャー多くない?気のせい?
…で、吉川君の後を受けたのは林君。迎えるは栗栖君で、栗栖君の当たりはレフトフライ。ちょーっと犠牲フライにするには浅いかなーと思いましたが、若狭君はタッチアップを敢行。


これが見事セーフとなり、ツネイシが同点に追いつきます。やるじゃん!(素の感想)しかしツネイシの反撃はここまでで勝ち越しには至らず。


5回表、この回先頭の串畑君の打球はサードゴロでしたが、三塁手の送球がイマイチでして、セーフとなり出塁。この三塁手の悪送球なんですが、実は3回表にもありまして、そんなに難しい当たりでもなかったと思うし、フィールディングも割としっかりしていたと思うのですが、どうしたもんか。
串畑君は二盗を敢行しますが、タッチアウト。大学時代は足で大分塁上をかき回していた記憶がりますが、なかなか社会人でも同じようには通用しないのかな。で、酒井君ヒット、泉口君もツーベースで続いて、1アウト二三塁。ここで平良君がレフトオーバーなツーベースを放って、ランナー二人が生還。NTT西日本が勝ち越します。
それにしても、この打席の平良君のスイングさぁ……1枚の画像では伝えきれないから、ちょっとGIFで見てくださいよ。

凄いスイングよなぁw完全に狙いに行っているというか…
エラーのランナーは盗塁刺殺でアウトにしているから、この2点は完全に谷本君の自責点なんだけど、何となく腑に落ちない感じがするのは何故でしょう。しかしこれ以降の失点は許さず、谷本君はなんとかこの2失点で踏みとどまりました。
そして6回裏、この回先頭の栗栖君がソロムランで1点を返すと、続く手束君もソロムランを放ち、ツネイシがあっという間に同点に追いつきます。そして同時に脳裏にチラつく「バース・掛布・岡田」の文字。だいたいこういう時ってバックスクリーンという文字をガン無視していますが社会人野球でホームランの連発ってめったに見れるもんじゃないからね、しょうがないね。
それにしても、手束君がホームランを打ってベンチに帰ってきた時なんですが…

この二人のドラミングみたいな仕草何なの?手束君はゴリラなの?(直球)
そんで続く工君もスタンドイン!とはいきませんでしたが、ヒットで続きます。ちなみに工君は「たくみ」という苗字です。んで、仁木君はバント。ここで林君は降板し、宅和君に交代。宅和君のモーションってこんなだったっけ?見とれていたら、中島君はセカンドゴロに打ち取りましたが、脇屋君にはフォアボール。2アウト一三塁のピンチになったところで、今度は萩原君に交代。萩原君はこのピンチを見事凌いで、ツネイシの反撃はまたも同点止まりに終わりました。


NTT西日本は7回も萩原君にお任せして、見事三凡で完了。8回裏からは大江君が登板します。萩原君は打者4人だけとはいえパーフェクトに抑えていたのと、残り2戦を考えると、ピッチャーの投入しすぎな気がして、どうなのかなぁと思いました。3戦の最後にはトヨタが控えてるし…
で、その大江君は先頭の手束君にツーベースで出塁を許し、工君にもバントを決められて、1アウト三塁。仁木君の打席ですが、ツネイシはここで代打の林君を起用。林君は起用に応え、飛距離十分の犠牲フライを放ちます。中堅手の串畑君も渾身のバックホームを見せますが及ばず、手束君がホームインして、ついにツネイシが勝ち越し!


写真では全然上手く撮れなくて、うpしても良さそうなのがこれしかなかったんですが、勝ち越した時に栗栖君がベンチを飛び出してぴょんぴょん喜んでたのが可愛かったんじゃ…


ここまで全く触れていませんでしたが、ツネイシのピッチャーは先発の谷本君がずっと投げ続けていました。

途中失点したり、バックの守備に足を引っ張られたかなと思う場面もありましたが、大崩れはしてなかったかな。結構ランナーを出してしまっていたけど、要所を抑えて踏ん張ったというか。
そんな谷本君に根負けしたように、NTT西日本の打線も終盤になるとほぼランナーを出せなくなっていました。気づけば谷本君は完投。自分の手元で数えたのは117球で、一球速報の答えは116球だった。うーん惜しい。でも思ったよりも球数投げてないね。ランナーは結構出した気がするけど、四死球は実は2個だけだからね、そのせいかも。
ツネイシのピッチャー事情は全く分からないのですが、でも一人でこれだけ粘投して、ピッチャーを結構つぎ込んだNTT西日本の戦い方とも対照的で、なんか印象に残りました。


というわけで、5‐4でツネイシブルーパイレーツがシーソーゲーム(と言っていいのだろうか)を制しました。
これって、ツネイシ的に結構な金星じゃない?こういう試合本当にだいすき。本当に岡山まで来て良かったと思いました。

で、試合終了直後に見たこの1シーンなんですけどね。



これが私にとどめを刺すことになりまして、BladeCatcherは今大会ツネイシを追うことを決意したのでした。
あ、ちなみにこの写真なんですが、念のため言っておくと、谷本君のほうが年上のようです…

<本日の投手リレー>
NTT西日本:吉川(2回・1/3)‐林(3回)‐宅和(1/3回)萩原(1回・1/3)‐大江(1回)
ツネイシブルーパイレーツ:谷本(9回)


  • 本日の誤植

今回も遠征の証跡としてパンフを購入。岡山大会は歴代記録の情報が充実していて読みごたえがあります。
が、NTT西日本のメンバー表ですが、何をどうやったらこんな間違いをするのかと困惑しています。下の外野手4人は、東日本の人だよ!今日立に行ってるよ!

あと、本日の両チームの面々とは全く関係ないのですが、ガチで字を誤認しているんだろうなという誤植がありました。確かに字的には紛らわしいけど、一応この人プロ野球選手でもあるし、それなりに実績を残している人なんだけどな……と思ってしまうのは、私がかつてベイスガチ勢だったからだろうか。

日石の川村ってあれやん、川村丈夫やろ…