ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

12.14 プロレスリング・ノア Winter Navig. 2016in新宿FACE

1ヶ月もレポをほっといて、そんなに大会が面白くなかったのか?というと、別にそういうわけではありません。
書き上げたレポの下書きが吹っ飛んでふてっていただけです。
…最近のノアの動向に大分冷めてるのは事実ですが。

最近、ノアは「くすぶってる奴はもっとアピールしろ」って風潮なんですよ。杉浦が言い出したからなんだけど。
それに熊野が反抗して、ノアの現状に反乱を起こそうとしているらしく言動がいささか過激になっているのですが(私には単なる小僧の反抗期にしか聞こえないんだけど)、それを小川様が足を殺してお仕置きしたって感じですかね。
力のない若手が大口叩いてばかりいると、小川さんの制裁が降ってきますよ。

んで、この日小川さんの相方として登場した藤原ライオン。調べたらオーストラリア出身のレスラーだそうで、キャリアもまだ若そう。サエスみたいな感じかなぁ。ちょうど年齢も同じみたいだし。
これまでの結果を見た感じ負けブックを担うことが多かったので、どうかなーと思ってたけど、技術的にはかなりいいな。動きもキレがあってよし。もっと経験積ませれば伸びそう。Wikipediaに「リッキー・マルビンを彷彿させるような流暢な日本語を話す」と書いてあったのもあって、ノアがもっと育ててくれたら、本当にかつてのマルビンみたいなよきバイプレーヤーになるのかなぁという期待が膨らみます
何より小川さんリスペクトを感じる仕草がリング上で結構見えて、それが一番印象がよかったってのもあるんですけどね。普段誰に対しても冷たい小川さんもそれに応えてたし。

外部の選手とはいえ、小川さんに気に入られるレスラーって滅多にいないんじゃないかなぁ。

  • 第2試合:大原はじめ&○拳王vs●洞口義浩&吉野コータロー

ちょっと前にケンオーハラが解散しました。理由は拳王様のヘビー級転向のため。
…別に発展的解散なら、好きなタッグチームが解散するのも受け入れるけどさ、拳王様が大原について「別にあいつ好きでも何でもないし」とか「気持ち悪い」とか言ってたのが物凄く印象が悪いんだよね。大原も全部ギミックだったのかもしれないけどさ、売店であんなに一生懸命拳王様グッズ売っててさ、大原がタオル持って拳王様を応援するパフォーマンスがウケて、拳王様タオルを買い求める客も結構いたんだぜ?私もその一人だけど。
自分が大原に対して思い入れがあるせいかもしれないけど、それなりに自分の人気向上や売り上げに貢献したであろう人を貶すのは許せないよなぁ。私がノアに対して冷めた2番目の理由だよ、これが。
それでも、こうやってカメラ目線のサービスしてくれる大原のことはいつまでも応援したいんだけどね(単なる偶然だと思うけどねこれ)

で、解散のフラグはこの試合の時点で既に立ってて、いつも大原が入場時に持ち込む自分のタオルと拳王様のタオルをリングサイドに掛けることなく、セコンドに渡して試合に臨んでた。

相手がK-DOJOの選手だからおふざけはしないんだね、とか浅はかな期待を抱いた自分が愚かだった。
あと、フィニッシュでは大原がムイビエンで吉野を封じて、拳王様が蹴暴で洞口を沈めて3カウント…だったんだけど、同時フィニッシュじゃなくて、なんかタイミングがバラバラだったというか。
試合も一応ケンオーハラが勝ったとはいえ、なんか異常にK-DOJOの二人に対して敵意むき出しで変だったな、特に大原が。洞口が同じWNCの出身だからって意識したのかもしれないけどね。
でもぶっちゃけ、試合を沸かせたのはK-DOJOの二人だよね…特に吉野。その体躯でそんなに動ける!?って感じでノアファンを結構驚かせてた。近くに座ってたファンの話をちょっと盗み聞きしたけど、確かに吉野の体格的にノアにウケそうではある…(ワンショルダーのコスチュームだからとかじゃなくて)

「Hi69」を一発で読めるかどうかでプヲタかどうか判別できると思います。ちなみに「ひろき」って読むよ。
ノアでは滅多にない、アクロバティックでスピーディな動き満載の楽しいプロレスでした。石森君は本当にシングルだと超イキイキしてるね。第1試合の8人タッグにぶち込まれるのが勿体無いぐらいいい動きしてるよ。あれだけ会場を沸かせたんだから、Hi69の動きも相当良かったってことで。
ちなみにこの二人、ノアでタッグを組むことになったようです。今のノアには興味ないけど、このタッグは物凄い興味あるんだよなぁ。今ジュニアが小峠のせいで冷え冷えになってるけど、この二人ならノアのジュニアを任せてもいいと思うね。

タダスケHAYATAも元は大阪プロレスの選手で、桃の青春とはそれなりに縁があるらしい。特にHAYATAは、桃の青春からタッグのベルトを奪ったこともあるらしいので、実はそれなりに面白い絡みであった。
HAYATAのことはダムズのリングで見てるけど、どんな選手かあまり覚えてない…というのは、ダムズの試合観に行くとデスマッチのほうが圧倒的にインパクトが強くて、普通のプロレスの試合の内容を忘れてしまうんですよね…
というわけで、この日はHAYATAがどんな選手かをしっかり覚えるという目的もあった。
ちなみにHAYATAは今日は黒のコスチュームだった。

ダムズだと白なんだけど、何か意識するところがあるんだろうか。
で、そのHAYATAの動きですが、とてもよかった!飛び技が非常に鮮やか。石森君ともまたタイプが違う選手だから、ノアファンを驚かせてたかな。12.26に向けていい予習になりました。

当日は相手がアレだったので、あまりHAYATAのポテンシャルが発揮できてなかったような気がしたけど…
相手が相手だからか、遠慮なく色々な技を出せていたようで、それもよかったな。選手が他団体に出撃するってことは、普段のリングでは見れない動きを見れるチャンスでもあるんだな。
タダスケは完全に初見。HAYATAとは対照的なパワータイプのレスラー。ジュニアの選手だと思うんだけど、なかなか威力のある逆水平を放つ。最近のジュニアの選手でパワー系のレスラーってあんまりいないから、ちょっと珍しいなーと思った。見た目も大分ワイルドですね。

試合は桃の青春が勝ったけど、やっぱり会場を湧かせたのは相手チームだね。原田もその辺わかってたのか、退場していく二人に拍手を送ってた。
随分不思議なルートを使って外部の選手を呼ぶなぁと思ったけど、それがかなりいい方向に働いてると思う。少なくとも自分の好みの選手を呼べている。この路線は続けていいかな。もっとも、純血路線を掲げといて外部の選手のほうが面白いってどうなの?って苦笑いしちゃう部分はあるけど。

丸藤の逆水平ってこんな簡単に出血させるほど威力があるのか…
しかしあれほど杉浦との共闘を拒んでいた清宮が、まさか共闘することになるとはね…この試合の後に清宮に一発を浴びせたのは完全にフラグだったのね。
俺は杉浦が46歳ってことに改めてビックリしてるんだけどね。杉浦に清宮ぐらい(20歳)の息子がいても、何らおかしいことはないということなのね…全然そう見えないよなぁ。若々しい。

この時北宮はGHC挑戦を控えてたんだけど、
・前哨戦で王者からピンを奪う→まぁよくある
・前哨戦で、監獄固めで王者がタップする→!?
ビックリした。さすがに決まった瞬間は声出た。まさかこれで決まるとは思わなくて全然カメラ構えてなかった。監獄固め自体そんなに使い手が多いわけではないと思うけど、これで勝ちを決めるとは思わなんだ。やっぱ北宮は勢いがあるね。ちなみにこのGHC挑戦は、結局勝彦の防衛で終わっちゃったんですが。
…なんか北宮と拳王様が組んでGHCタッグを獲りに行くって聞いたけど、北宮の勢いを拳王様が足を引っ張りそうでアレだなぁ。タッグのコンビネーションが冴えるってのが全然想像付かないし、拳王様そういうの合わせるタイプじゃないもん(基本的に大原が色々お膳立てしてあげるような印象)
なんかねー、北宮はめちゃくちゃいいレスラーなのに、会社の変な売り出し路線に付き合わされてるんじゃないかって気がしてねー。