ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

4/16 第40回JABA日立市長杯選抜野球大会 日本通運vsJX-ENEOS【公式戦】

体力を温存するために第2試合からゆっくり出勤。
第1試合半分ぐらいしか見なかったけど、レポり甲斐がありそうな内容だったなぁ。最初から見なかったのをちょっと後悔。
スタメンはこちら。

<先攻・日本通運
1(遊)大谷
2(二)浦部
3(左)藤嶋
4(三)北川
5(一)大槻
6(指)関本
7(右)高橋
8(捕)木南
9(中)手銭
(投)阿部
<後攻・JX-ENEOS
1(中)塩見
2(遊)渡邊
3(指)須藤
4(左)山田
5(二)山崎錬
6(右)谷田
7(三)若林
8(一)岡部
9(捕)日高
(投)柏原

日立ではENEOSの人気も根強いのね。さくら杯の影響かしら。
ENEOSの先発は柏原君。そういえば名前はよく見かけるけど、実際にプレーを見るのは初めてだな。

帽子が云々はさておき、結構気に入っているショットです。
そんな柏原君のピッチング内容。素晴らしい。素晴らしいの一言に尽きる。最近プロ野球に進む選手が増えているのもあって、一人で試合を作ることができる若手ピッチャーがだいぶ減ってきたなぁと思ってたところだったんですが、柏原君はまさに、最初から一人で試合を作ることができるピッチャー。コントロールは終始安定してたし(と言っても7イニングしか投げてないけど)、ランナーを出しても全く動じずに落ち着いて処理している。そしてその処理の仕方も、注文通りなゲッツーや三振に仕留めたりして、本当に自分のやりたいことができている感じ。全く文句のつけようがないですね。もし「今年プロ野球に行きそうな社会人野球選手を挙げろ」って言われたら、まず柏原君を挙げますね。そのぐらいです。…社会人野球界のレベルアップを考えると、もうちょっといてほしいけど。
そういうわけなので、日通は柏原君相手に手も足も出ず、攻略の糸口が掴めずにイニングが過ぎていくような感じでした。
その間も、ENEOS鬼畜打線が襲ってくるのですから、もうたまんないですよね。私このENEOSの打線の全容がわかって吐き気しましたもん。そのぐらいえぐいと思うんです。
日通の先発・阿部君は柏原君ほどのピッチングではなかったし、3回以降はほぼ毎回二塁以降にランナーを置いてて、ピンチの連続。いやしょうがない、この打線を完璧に抑えろなんて不可能だと思うので……それでもENEOSの猛攻をことごとく凌ぎ、柏原君よりも長い8イニングを投げて降板。実によく頑張ってくれたと思います。
試合は9回では決着がつかずタイブレークに突入。日通は北川君から、ENEOSは敏貴君からと、双方四番からの打順を選択します。
これが大きく明暗を分けたようで、先攻の日通の攻撃は北川君が初球を打ち、ゲッツーで即終了、対する後攻のENEOSの攻撃は敏貴君が同じように初球を打ち、これが三遊間を抜けてヒットとなり、サヨナラになりました。
というわけで、1‐0でJX-ENEOSが勝利しました。

<本日の投手リレー>
日本通運:阿部(8回)‐井口(1回・1/3)
JX-ENEOS:柏原(7回)‐船本(1回)‐左澤(2回)