このブログの記事は、個人の経験と見聞のみで構成されており、医学的根拠はございません。
ご認識のほど、よろしくお願いいたします。
以下の記事を読んで、思ったり考えたりしたことを書いています。
www.nikkansports.com
これを聞いて、広場恐怖症って、パニック障害の症状の1つじゃなかったっけ？と思ったのです。
まず、大学時代に発症したとのことで、治療の時期の長さが気になります。
この記事だけでは、例えば社会人時代に一度寛解した（しかし再発した）的なことが書かれていないので、発症してから現在までずっと治療を続けているのかな、という印象を受けたのですが、数年ぐらい時間が経っていますので、決して症状は軽くないのではないか、と思います。
もし再発だったとしても、こういう症状は再発することが多いようなので、それはそれで気にかかるところではあります。
これ本人に聞いたら、絶対に「大丈夫です」って言うんだろうけどね。「大丈夫です」って言っておけば、よほど疑り深い人間でなければ基本的に皆安心するし、余計な心配をかけなくて済むから。
次に「薬に頼らず、通院して治療を続ける」とのことですが、行動療法をしていくのかな、と思いました。BladeCatcherは行動療法を受けたことがないので、効果の程についてはコメントできません。
薬を全く飲まずに寛解を目指すのは難しいんじゃないかと思うのですが、薬は飲まないほうがいいに越したことはないとは思います。
ネットやら色んなところで言われていると思いますが、向精神薬の副作用は日常生活に異常をきたすものもあります。
プロのアスリートならば、ちょっと偏頭痛があるとか、喉が渇きやすいとか、その程度の副作用でも気になるでしょうし、パフォーマンスへの影響はゼロではないでしょう。これ系の薬は、身体がだるくなりやすいし。
あと、薬を飲んでいたとして、継続的に薬を飲まなくてもよくなったとしても、離脱症状が出る可能性もあります。私は離脱症状が1ヶ月ほど続きましたが、突然視界がガクッと揺れるとか（めまいとは違う…多分）、瞬きをすると脳が強く脈打つように動く感じがするとか、耳鳴りがするとか…そんな感じの症状が主でした。私は1ヶ月で何とかなりましたが、誰もが1ヶ月で収まるとは限らないようです。
とはいえ、薬も効果はあるっちゃあると思うんですけどね。すぐに自分に合う薬に巡りあえればの話ですが。
最後に、「球団も症状を理解した上で」ってあるけど、これ本当にそうなの？と思っています。
精神疾患の症状がどんなもんか、ネットやら何やらで調べて知識をつけたところで理解することはできないと思っています。ロッテ球団にどういう人物がいて、どういう罹患歴があるのかは存じませんが、軽いノリで適当なこと言ってません？と疑っています。
はっきり言って、こうした症状は、実際に罹患しなければ理解できないと思います。インフルエンザの辛さや花粉症のしんどさが、なったことない人間には理解できないのと同じです。
私は会社で、精神疾患に理解のない担当者（メンターみたいなもんだと思ってください）に当たったことがあり、症状が悪化して退職しました。今の担当者は精神疾患の罹患歴があり、症状を理解してもらえて、かなりフォローしてもらえたので、今は持ち直して、向精神薬を飲まずに済むようになりました。こうなるまで何年という単位で時間を費やしました。
かといって、同じ病気になったら理解できるのか？といったら、そうとは限らないんですよね。
私はうつ病になりましたが、同じうつ病患者でも（厳密に定義すると下っている診断が違うのかもしれない）、理解できる症状と理解できない症状があります。勿論、逆もあります。例えば広場恐怖の発作は、私は出たことがないので、発作になるとどういう感覚（症状）なのか、どうすれば落ち着くか等がわかりません。
この辺は、精神疾患の難しいところだと思います。全く罹患したことない人よりかは寄り添えるのでは、とは思うものの。
結び。
本人は働きながら治療していくようだけれども、個人的にはストレス要因を完全に遮断して休んでもらいたい。万一他の症状も出て合併症みたいになったらしんどいし、そうなったら寛解により時間がかかるから。
とはいっても、そんじょそこらの労働者と事情が違いますので、完全休養に時間を使うこともできないんだろうけど…
自分がやろうって決めたことなら、否定したり止めたりする理由はないと思います。
ただ、もし途中で無理だと感じたらそこで止まってほしいです。無理をすると、その分向こう何年かの人生を無駄にしてしまうことがあるから。
と、向精神薬を手放すまでに数年かかったBladeCatcherは思うのです。まだ寝付きが悪いから、入眠剤は少し飲んでます…
しかしここまで書いて読み返して思ったけど、すげー余計なお世話感あるなｗ
