ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

7/14 第90回都市対抗野球大会・2日目【かんそう】

普通の日常に戻りましたが、夏の思い出を振り返ろうと思います。ただの感想ですよ。ちゃんとした試合の分析とかスコアとか、そういうアレは次のグランドスラムに載ると思いますので。あと誰とは言わないけど、あの3人の対談記事期待してます。

この試合は野球を観に来たのと同時に、野球を聴きに来た試合です。
やはりヤマハの応援は良い。エンドレス楽しい。私はこの時を3年待ったのだ…!
試合自体もとても良くて、こんなに接戦になるとは、ちょっと意外だった。七十七銀行が思ったよりも奮闘してくれました。
ヤマハの先発の近藤君がそんなに良くなかったのもあって、打線も崩せそうだったし(結局エラーでの1点しか取れなかったが…)、先発の鈴木君がとてもよかったですね。JABA大会でよく名前は見かけていた選手ではあるけど、少々長打を打たれがちだったけど、タイムリーは許してないし、あと結構三振を奪っていたような。そして、日本製紙石巻から補強された宮内君を見れたのもよかった。この日はワンポイントでの登場だったけど、1年目から補強に選ばれてるんだもんな…すごいなぁ。


最終的に勝ったのはヤマハだけど、やっぱり投手層が厚いところが強いなって感じ。基本安定している上に割と長いイニングを投げられる九谷君を出されたらキツいっすよ。九谷君の後を受けた堀田君もキレッキレだったし。

シティライト岡山側の応援席を見てたんですよ。そしたら、謎の中年男性が突然ステージに上がってきたわけですよ。なんだこのおっさん!?って思いましたよね。
で、もう1回ステージを見たんですよ。そこで気づいたんですよ。あれルー大柴じゃん、と。
あああああ写真撮りたいけど応援席の撮影はNGだから撮れない!でもルー大柴都市対抗に来てたってことを後世に伝えたい!と思っていたら、ルー大柴の公式自ら情報を流してくれました。
ameblo.jp
…これ仕事で来てるんじゃないよね。そりゃあ会社からの誘いはあったんだろうけども…ギャラ発生してるアレじゃないよね。
一応解説しますと、ルー大柴はシティライト岡山のCMに出演していまして、イメージキャラクターとかそういうアレのようです。だから試合前にオーロラビジョンから怒涛のルー語が流れていたわけですけども…あのCMもルーのキャラクターも相まってかなりインパクトがありましたが、このフラグとは思わなかったなぁ。バカもホリデーホリデーにしてよ(このルー語すき)
しかし会社のイメージキャラクターやってるタレントとか、有名人が都市対抗の応援に来てくれるって、あんまりないんじゃないかなぁ。NTTの応援にイチローが来るような感じですよ(と友人に言ったら、例える人の格が違いすぎるだろwと指摘されました(´・ω・`))


それにしてもすごかったよ、ルー大柴は。オーディエンスをうまいこと煽って盛り上げてました。Wikipedia見て知ったんですが、ルー大柴って元々舞台を主に活動してる方なんですね。それなら、ああいうステージは得意なんだろうな。いやもう、全然失礼じゃないと思うよ。いいぞもっとやれ、ですよ。めちゃくちゃアクティブに動いてたから全然そうは思わなかったけど、御年65歳だそうなので、そこら辺無理のない範囲で…
何よりすごいのは、ルーが出てきた時のシティライト岡山の攻撃に勢いが出てたことですよね。このスコアで得点している回は、ルーがステージにいたと思っていいです。すごいよ、ルー力。
といっても、試合内容は互角。勢いはシティライト岡山のほうがあったけど、宮崎梅田学園も4回に4安打2得点で猛追。さらにホームランもあって、最後まで分からないような展開だったと思います。これは、宮崎梅田学園の補強・西部ガスの村田君がシティライト岡山の勢いを抑えることができたこともあるのかな。序盤にリリーフで出てきたと思ったら、結局最後まで投げて7イニングの超ロングリリーフになってましたが。
両チームの知名度ははっきり言って低いですが、僅差の戦い、ホームランが3本飛び交うといった、見ごたえのある試合にはなったのではないかなと思います。ルーにも都市対抗の面白さを知ってもらえたなら、それもそれで良い。

結論から言うと、この試合JFE東日本が勝ったし、最終的にJFE東日本は都市対抗制覇したから、もうこれ笑い話にできると思うんだけど(私的には結構許しがたい感じだけど)、もしこの試合でJFE東日本が負けてたら、北崎コーチが戦犯になってたと思いますね。
まず6回裏に2アウト二塁から、今川君がレフトにヒット打った時ですよね。二塁ランナーは内藤君だったんですが、北崎コーチは外野に転がったと見るや、即腕を回しているように見えましたね。いやちょっと待ってください、貴方が腕を回した時、相手の左翼手は既に捕球していたんですが、それが見えなかったんでしょうか……勿論、結果はホームタッチアウトでした。確かにここまで、大阪ガスの先発・阪本君を全然打ててなくて、一刻も早く1点を取りたかったんだろうなぁというのはあったと思いますけども。
そういう試合展開だったから、こういう判断ミスが1回ぐらいあってもしょうがないとは思いますよ。でも2回も同じようなことやっちゃダメでしょ。9回裏のことだったんですけれども。
9回裏もさー、2アウト一二塁で平山君がセンター前に打ったんですけども…で、やっぱり北崎コーチは即腕を回していたんですけども、だからもうその時中堅手は捕球していてですね(ry
…何かの中継の解説で誰かが言っていましたが、これって外野の返球が逸れることに賭けて、ランナーを突っ込ませる判断をすることがあるらしいです。それも策っちゃ策なんだろうけど、1点が欲しい展開だからこそ、ランナーを溜めて相手投手にプレッシャーをかけたほうが良いんじゃないの?と思うわけです。あと個人的にそういう賭けに出るような、堅実でない、運に任せるプレーが嫌いというのもある…相手の外野手の守備がイマイチということが事前にわかっているならともかく…
こんなんだったけど、JFE東日本の投手陣もよく耐えてくれたというか。須田君が勝利を手繰り寄せたのは勿論あるけど、個人的には先発と須田君の間を繋いだ、かずさからの補強の橘君の頑張りもデカかったと思います。今大会結構登板して頑張っていたような気がするんだけど…橘君、優秀選手にも選ばれてなかったのか…やっぱ私の気のせいだったのか…
とはいえ、大阪ガスの投手リレーもなぁ…個人的に、大阪ガスが継投モードに入った時は黄信号というイメージなのですが(多分京都大会のせいだな)、決勝点が入った12回裏、中澤君を迎えた場面で秋山君を投入したのはなぁ、秋山君が可哀想だったというか……左の中澤君に左ピッチャーを当てたかったんだろうけど、新人の子に、都市対抗初戦のタイブレークで、1本打たれたらもう負けますよって場面を投げさせるのはちょっと酷すぎやしません?私、社会人で左右対策はプロほどの意味をなさないんじゃないかと思っているので、余計にね…


ところで、須田力の印象が絶大すぎて、肝心のピッチングの内容に触れるのを忘れていたのですが…普通にいい。ガンガンストライクを取っていく。というより、ボールがストライクゾーンに吸い込まれて行ってるように見えた。そんな球を投げる感じ。
プロに行く前から良いピッチャーではあったけど、さらにできるようになったな!という感じ。かつては同級生の中野君と良いバッテリーを組んでいて、中野君のリードは非常によかったので、その相乗効果もあったんだろうなと思うけど…そういうのも含めて色々吸収して、強くなったんだろうなぁ。土屋君がキャッチャーとしてどうかは……あんまり見たことないからよく知らないんだ…