ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

3/10 第71回JABA東京スポニチ大会 日本通運vs大阪ガス【公式戦】

スタメンはこちら。

<先攻・日本通運
1(右)根岸
2(三)大谷
3(左)北川
4(一)関本
5(指)藤嶋
6(二)浦部
7(遊)飛ヶ谷
8(捕)酒井
9(中)手銭
(投)高山
<後攻・大阪ガス
1(遊)青柳
2(二)峰下
3(左)古川
4(一)伊藤
5(指)藤原
6(右)土井
7(三)花本
8(捕)岸田
9(中)今塩屋
(投)土肥

大阪ガスの先発は土肥君です。

「どひ」と読むそうなので、土井君との区別はつきますね。高卒3年目のピッチャーなのか。彼が95年生まれなのに驚いてはいけない。大阪ガスには今年97年生まれのルーキーが入ってきたのだから…(白目)
立ち上がりはフォアボールに内野安打を打たれたりと(なんかこの試合は内野手が取りにくそうな、変なバウンドのゴロが多かった。昨日の雨の影響かな?)、いきなりノーアウト一二塁のピンチを迎えますが、続く北川君は初球でゲッツーに、関本君はピッチャーゴロに抑えてピンチを切り抜けます。ちなみに関本君のピッチャーゴロは、バットを真っ二つにへし折る球。

あとこの前にも結果はファールだけどもう1本バットを折ってました。なかなか球に力がありそうです。
2回は立ち直って三凡に抑えていて、この時なかなかコントロールもよかったので、また大阪ガスは良左腕の育成に成功したのか、と思った矢先の3回表。2アウトから根岸君・大谷君に連続フォアボール。前の打席で出塁させちゃったのもあると思うけど、なんか今日はこの二人に対して投げにくそうにしてた気がするな。で、迎えた北川君ですが、さっきのリベンジとばかりにレフトスタンドに打球を叩き込み、日通が3点を先制。いやーあの一振り…前の背番号の持ち主を彷彿とさせますな。
追加点を取りたい日通は、6回表に四死球で2アウトながら満塁のチャンスを得ますが無得点。7回表にも再度満塁のチャンスが到来し、ここで迎えた藤嶋君のところで、代打・大槻さん。
…そうだった。幸明さんや小甲さんはチームを去ってしまったが、この人がまだいたんだった。相変わらず怖い。が、なんとかゲッツーで凌げました。
一方、日通の先発・高山君。見慣れてしまったので特に何も言うことがない(爆)日通に移籍してからはあまり見てないけど…
立ち上がりはヒットを打たれてエラーも絡んで、ノーアウト二塁とこちらもピンチでしたが、その後は落ち着いて三凡。2回はツーアウトから花本君にヒットを許し、岸田君にはあっさりフォアボールで、一二塁。ああ、こんな感じのピッチングよく見たなぁ…と思っていたら、今塩屋君はズバッと空振り三振。
この後高山君は、藤原さんにツーベースを打たれるとかバックがエラーする以外は、全く危なげないピッチングを披露するのでした……日通に行ってから何か変わったんだろうか。俺の知ってる高山君じゃない…(いい意味で)
ちなみに高山君の写真、全く撮りませんでした。ごめんなさい。普通に寒くてカメラ構える余裕がなかったのもあるけど、もうこのまま完投するんだと思い込んでました。そのぐらいペースもテンポもよかったんだもの…
8回裏から登板したのは、ルーキーの笛田君。

日通らしからぬスマートな風貌。背が高いのもあって、よりスマートに見えますな。こういうピッチャー東京ガスに多いよね。
笛田君はすごい球のスピードが速いわけじゃないけど、キレがすごいよさそう。ズバズバ空振りを奪ってました。が、2アウトから峰下君に捉えられ、これがツーベースに。続く古川君にはストフォア。さらに伊藤君にライトに運ばれます。しかしこの打球がかなり浅かったのと、日通のライトが前進守備めだった(のかな。ちゃんと見てなかった…)ので、ライトゴロを狙ってファーストに送球するも、間一発でセーフに。その間に二塁ランナーが生還し、大阪ガスが1点を返します。うーん、ランナーを出してからが課題になるのかな。長打を打たれちゃったってのもあるだろうけども。
日通は9回表に大阪ガスがなんか自滅して暴投で1点を貰いますが、その裏を任された井口君がどうもイマイチ。1アウトから花本君にレフトの頭上を越えるツーベースを打たれると、岸田君への代打・金附君がセンターへ打ち返し、ちょっとセンターが球が手につかない状態になっている間にランナーの生還を許し、また2点差に。そしてとっておきの代打・猶木さん。あー、一昨年の都市対抗のことを思い出すと、何かやってくれそうな気がするなぁ…
しかしこの猶木さんと、続く青柳君を何とか退けて、4‐2で日本通運が勝利しました。

<本日の投手リレー>
日本通運:高山(7回)‐笛田(1回)‐井口(1回)
大阪ガス:土肥(5回)‐緒方(1回)‐飯塚(2回)‐酒居(1回)

  • さて、さも競った良い試合のように見えますが

ちゃんと数字を見ると、実はそうでもない。
日通は3エラー(あれ、スコアボードが2エラーになってる…どこか取り消したんだろうか…)だし、大阪ガスは8四死球。それでも大阪ガスの失点が4で済んだのは、日通の3併殺のおかげ。両チームとも課題の多い内容だったんじゃないかなぁ。
日通は先発の高山君が試合を作ってくれなかったら今日はダメだったかもしれないね。

  • 日通の選手達の中で誰よりも体格が良かった、

ノックを打つ鈴木コーチ…

  • キャッチャーを育成しよう

なんかこの日の岸田君の動きがイマイチな気がした。寒さのせいといえばそれまでですが…
JABA大会というと若手の試練の機会だったりすることもあるので、普段レギュラーじゃない選手が出てるのかもしれません。
で、去年の都市対抗の時の正捕手誰がやってたんだっけ?→足立さん(パナソニックからの補強)だったァーッ!!!!
え、じゃあ一昨年の都市対抗の時の正捕手は…→戸柱君(NTT西日本からの補強)だったァーッ!!!! ※猶木さんも出てるよ。
あれ、じゃあ去年の日本選手権はどうしたんだ…?→岸田君でした。
ということは、大阪ガスは今岸田君を絶賛育成中って感じなのかな。しかも岸田君はよく見たら高卒2年目だった。まだまだ伸びる可能性はありますな。
基本的に強いチームはどこもキャッチャーがしっかりしてるからね、岸田君は足立さんも戸柱君もいらんくなるぐらいのキャッチャーに育たないとね。もう二人ともプロに行ってしまいましたが。
そう考えると、大阪ガスの捕手を見る目ってすごいよなぁ。普通に二人とも良い捕手ではあるけども。