ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

5/3 第72回JABAベーブルース杯争奪大会 SUBARUvsカナフレックス【公式戦】

今年度のGW遠征で最も素晴らしかった試合と言ってもいい。


スタメンはこちら。

<先攻・SUBARU
1(中)寺腰
2(遊)遠藤
3(指)龍
4(三)原澤
5(一)岩元
6(左)竹田
7(右)三浦
8(捕)君島
9(二)日置
(投)小野
<後攻・カナフレックス>
1(右)安田
2(二)武田
3(指)前出
4(三)吉田
5(一)北川
6(左)田村
7(中)新谷
8(遊)高畑
9(捕)福田
(投)宮城

先制したのはカナフレックス。
2回裏、1アウトからの田村君のサードゴロですが、送球がちょっと良くなかったようで、ファーストが捕球できず、セーフに(記録はエラー)さらに盗塁を決めてチャンスを広げたところで、続く新谷君がヒットを放ち、田村君は一気に生還。ということで、カナフレックスが先に1点をゲットします。
相手のミスを見逃さず得点する、いいですね。


カナフレックスの先発・宮城君は1年ぶりですね。

立ち上がりはちょっと打たれましたが、コントロールはいいし、安定しています。
SUBARUの先発・小野君も2回に失点こそしたものの、それ以外はバッチリ。特に3回以降は一切のランナーを許さない完璧な内容でした。こんな良い小野君を見るのはいつ以来だ?なんかもう数年ぐらい見ていないような気がs(ry


ってなわけで両投手とも非常に良かったので、試合は全体的に投手戦でしたが、7回に試合が動き出します。
7回表、1アウトから岩元君がソロムランを放ち、SUBARUが同点に追いつきます。
この、林さんのガッツポーズをするように静かに拳をグッと握るの、とてもいい。

さらに2アウトになってから、三浦君・代打の野平君と連打でチャンスを作ったところで、宮城君は降板。
代わった青山君から、日置君が絶妙な内野安打を放ち、

これで二塁ランナーの三浦君が一気に還って、SUBARUが勝ち越します。尚も一二塁の場面から、寺腰君がタイムリーを放ってもう1点をゲット。この攻撃、この打線の繋がりこそSUBARUよ。
その裏、SUBARUは非常に良い内容だった小野君を降板させ、上原君に交代。しかし先頭の吉田君にソロムランを浴び、早速1点を返されてしまいます。なんとか2アウトにしたものの、ランナーは一二塁。ここで向かえた福田君にタイムリーを打たれ、カナフレックスに同点に追いつかれてしまいます。

SUBARUの采配もちょっとどうなんだと思うけど、それにしてもカナフレックスの粘りがとても良いですね。


試合は9回では決着がつかず、タイブレークに突入。
まず先攻のSUBARUは九番の日置君からの攻撃。その日置君はバントの構え。まぁそうよね、とりあえずバントよね、と思ったらエンドランを決めてきた!しかも打球は左中間を割り、結構深いところに転がっていったぞ!というわけで、この間にランナー2人は生還し、打った日置君も三塁まで進みます。このタイブレークのルールにおいて、最も理想的な結果を出したな。
さらに寺腰君の打席のところで暴投があり、SUBARUは3点目をゲット。この他、寺腰君がフォアボールで出塁したり、遠藤君の打席の時にネクストでスイングしている人を見て、SUBARUはカナフレックスの心を折りにきていると思いましたが、

カナフレックスはこれを凌ぎまして、この回のSUBARUの得点は3点となりました。
タイブレークで3点か…いや、ノーアウト一二塁ルールであれば、十分な得点かな…と考えておりました。


後攻のカナフレックスは、同じく九番の福田君からの攻撃。こちらはバントできっちりランナーを送って、1アウト二三塁。
続く安田君はフォアボールを選び、満塁に。
武田君を迎えた初球は、よりによって暴投。カナフレックスは楽に1点を返します。が、まだ1点だけだからね。
と思っていた4球目に武田君が振り抜いた打球は、打った瞬間わかりました。

本人も打った瞬間わかったようでして、このリアクションです。



すげぇ。まじですげぇよ。思わず素で声出ちゃったよ。
ごめんごめん、3点なんて全然安全圏じゃなかったね。そりゃあカナフレックスの選手が圏内って言うわけだわ。素晴らしい。素晴らしいよカナフレックス。
というわけで、7‐6でタイブレークを制したカナフレックスがサヨナラ勝ちを収めました。

さらに面白いチームになったな、カナフレックス。
こういう発見があるから、遠征はやめられない。

<本日の投手リレー>
SUBARU:小野(6回)‐上原(1回)‐宇都宮(1回)‐成田(1回・1/3)
カナフレックス:宮城(6回・2/3)‐青山(1/3回)‐黒岩(3回)