ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

5/5 第60回JABA新潟選抜野球大会・準決勝 きらやか銀行vsバイタルネット【公式戦】

新潟に来た目的は終了してしまったけど、折角なのでもう1試合観戦。っていうか第1試合からめちゃくちゃ暑かったので、2階席で涼みたかったというアレです。
ところでこの2階席からの光景…東京ドームの3階席にしか見えないのは私だけだろうか。スタッフが客を捌いている幻覚が見える。

スタメンはこちら。

<先攻・きらやか銀行
1(二)齊藤
2(左)岩田
3(遊)小野寺
4(一)日山
5(右)藤本
6(指)林
7(三)長谷川
8(捕)安成
9(中)中原
(投)小島
<後攻・バイタルネット
1(遊)島野
2(二)櫻吉
3(指)西田
4(一)鈴木
5(左)酒井
6(三)柴崎
7(右)郷古
8(捕)菅野
9(中)松下
(投)平良

最初に先制のチャンスを掴んだのはバイタルネット。2回裏に先頭の酒井君がヒットで出塁し、柴崎君もヒットで続きます。郷古君はきっちりバントを決め、1アウト二三塁。菅野君は三振に倒れてしまいますが、松下君はフォアボールを選び、満塁。ここで島野君を迎えますが、島野君は初球を打って凡退し、この回は無得点に終わります。
ちなみに、きらやか銀行の先発・小島君が迎えたピンチはこの回だけ。以降のイニングは立ち直り、連打を許さず三塁を踏ませない快投が続きました。
バイタルネットの先発・平良君も好投を見せ、こちらは5回まで被安打2のみ、二塁を踏ませないピッチング。しかし6回表、1アウトから中原君にヒットを打たれ、齊藤君にはピッチャー強襲の当たりを食らって、1アウト一二塁。岩田君の当たりは進塁打となって、2アウト二三塁と変わり、ここで迎えるバッターは小野寺さん。今日打たれた2本のヒットのうちの1本を打たれています。きらやか銀行としては、なかなかいいバッターを迎えられましたね。その小野寺さんの当たりはセンターへ抜けるヒット。

…になるかと思いきや、これをセカンドの櫻吉君が飛び込んで好捕。一塁への送球も間に合い、バイタルネットは無事無失点で切り抜けます。これには平良君もガッツポーズ。

ですが8回表、2アウト二塁の場面でまたも小野寺さんを迎えてしまいました。この試合は1点でも取られると致命傷です。そして小野寺さんの当たりは今度こそセンターへ抜けるヒット…にならず、またも櫻吉君が打球に間に合い、アウトに仕留めます。この2プレーでこの試合のMVPは間違いなく櫻吉君だと確信しましたよ。
試合は9回では決着が付かず、タイブレークへ突入。きらやか銀行は三番の小野寺さんから、バイタルネットは二番の櫻吉君からの攻撃を選択します。ピッチャーは小島君・平良君の両先発とも続投です。
まず先攻のきらやか銀行が小野寺さんのタイムリーで2点を先取。この時小野寺さんはバイタルネットの守備陣の動きを見ながら二塁を狙いますが、二塁タッチアウトになってしまいます。これはちょっと大きいアウトだったかな。で、きらやか銀行の得点は2点のみ。
その裏、バイタルネットは櫻吉君の2点タイムリーで同点に追いつき、試合を振り出しに戻します。バイタルネットの得点もこの2点のみで、11回に突入。
11回表、バイタルネットは前の回から亀谷君に交代していますが、まず藤本君を空振り三振。続くDH・中島君のところで代打・建部君を投入。おお、とっておきの代打だね。しかし亀谷君は建部君を見逃し三振に打ち取ります。これがバイタルネットにかなり勢いをつけたのではないかと。
その裏、きらやか銀行は先発の小島君が続投中。迎えたバッターは酒井君。実は酒井君は本日3安打と当たってるので、タイブレークは酒井君から始めるのかな、と思っていました。その酒井君が初球、ショートへの深い当たりを放ちます。

これが内野安打となり、その間に三塁ランナーが生還、サヨナラ勝ちとなりました。
というわけで、1‐0でバイタルネットが延長戦を制しました。

ついで感覚で見たはずが、いい試合にめぐり合えた。

<本日の投手リレー>
きらやか銀行:小島(10回・1/3)
バイタルネット:平良(9回・2/3)‐亀谷(1回・1/3)

  • スルメチームを発見したよ

勿論、バイタルネットのことです。
何年か前の、今のように全国屈指の強豪になる前の日本新薬を見ているような感じがしました。守りが堅くて堅実な野球をするチーム。特に櫻吉君はその柱になってるような感じがするね。
バイタルネットもあと数年経験積んで選手を着々とを補強すれば、各地の強豪とタイマン張れるぐらい強くなるんじゃないかなぁ、と思います。北信越も強くなってくれば、各地の勢力図もわからなくなってくるから面白いし、そうなってほしいですね。