ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

5/31 第85回都市対抗野球大会・東北二次予選 きらやか銀行vsTDK【公式戦】

「ごめん、2アウト」
※この試合は、東北二次予選が終了次第レポをうpします。
東北二次予選終了しましたので、うpしました。
スタメンはこちら。

<先攻・きらやか銀行
1(左)藤田
2(右)遊佐
3(三)我妻
4(一)建部
5(指)中島
6(二)小野寺
7(遊)長谷川
8(中)中原
9(捕)菅原
(投)三浦
<後攻・TDK
1(左)中大谷
2(二)夏井
3(三)阿部博
4(指)近藤
5(右)佐藤秀
6(遊)上野
7(一)前田
8(捕)齋藤
9(中)佐々木
(投)阿部正

エース同士の対決になりました。
その立ち上がり、TDKの先発・阿部さんはさくっと三凡。

一方、きらやか銀行の先発・三浦君はちょっと不安定だったかな。

先頭の中大谷さんにヒットを許し、その後は2アウトを取るも、近藤さん・佐藤秀君を連続フォアボール。ここで回ってきたのは上野君。三塁から中大谷さんが見てますが、凡退でZGSとなり1回の攻撃は終了。
しかし三浦君は2回・3回と立ち直り、守備の助けもあったものの2イニング連続で三凡。
逆に阿部さんは2回表、先頭の建部君にすないぽしちゃうと、バントとかでランナーを進められて三塁まで行かれてしまいます。このランナーを、長谷川君がタイムリーできっちり還して、きらやか銀行が1点を先制。

その後も阿部さんはランナーを許してスコアリングポジションに簡単にランナーを進められて(3回はエラーによる出塁だから、ちょっとしょうがないけど)あんまりリズムよくないかなーというか、きらやか銀行のバッターが振ってほしい・釣られてほしいであろうボールになかなか手を出してくれなくて、ちょっとアウトを取るのに苦労してる感じだったような。
しかし4回裏のTDKの攻撃。この回の先頭バッターは近藤さん。TDKスタンドから大音量のキョウヘイコール。それに後押しされたように、ツーベースで出塁。

続く佐藤秀君もツーベースを放って続き、

近藤さんが生還してTDKが同点に追いつきます。

チャンスはまだまだ続いて、フォアボールを2つ貰って1アウト満塁。この場面で暴投で1点入るというラッキーな展開により、TDKが勝ち越し。
プラスここで回ってきた佐々木さんが粘った末にきっちりセンターへ打ち返し、タイムリーとなってTDKが追加点。

実は佐々木さんは、前の打席三振ゲッツーをやっちまっていたもので…ここで取り返せてよかったよかった。

/さっすが上野さん!\
そしてまたまたフォアボールを貰って満塁となったところで、回ってきた夏井君が2点タイムリーを放ってきらやか銀行を突き放します。夏井君はオーバーランしちゃってアウトになっちゃいましたが、まぁよかろうw
というわけで、この回一挙5点を挙げるTDKの猛攻でした。
しかしきらやか銀行もまだまだ食い下がる。
直後の5回表の攻撃。菅原さんがツーベースで出塁し、続く藤田君もヒットで繋ぐ。が、この打球をレフトが弾いてる隙に(これエラーだよね?)ランナーが生還して、きらやか銀行が1点を返上。さらに遊佐君も続いてピンチ。続く我妻君には5球連続でカットされたりするも空振り三振に仕留め、次のいかにも打ちそう風な建部君も凡退に斬って取って、ピンチを脱出しました。
点差はあるけど、いつどっちに転がってもまだおかしくない雰囲気があったのですが、それが一変したのは6回表のきらやか銀行の攻撃。
この回先頭の中島さん(公式ニックネーム:ナカジ*1)がヒットで出塁し、続く小野寺君の当たりはセカンドへのゴロでゲッツーか、と思われましたが、この時一塁ランナーの中島さんと、セカンドの夏井君が激突。一塁ランナータッチアウト(ってことだったのかな)でバッターランナーはセーフ、と判定されましたが、これにTDK側が抗議。

その結果守備妨害と認められ、バッターもアウトになり3アウトと判定が覆りました。この主審のコールを一度は受けベンチに下がっていく両軍……が、「2アウトやw」と再びグラウンドへ。ええ、私暑くてボーっとしてて、グラウンドに戻るTDKの選手を見るまで全く気付かなかったんですが、まだ2アウトでしたねそうでしたね…球場が静かだったこともあって、主審の「ごめん、2アウト」の声がバッチリ聞こえてしまったBladeCatcherさんでした。南東北はな、東北とか言っておきながら毎年関東並みに暑いんだぜ…
ちなみに、夏井君は交錯したけどどこか痛めたとかはなく、最後のイニングまで元気にセカンドを守っていました。一度ベンチに退いたのは顔を洗いに行った…のかな?(そんな風な会話が聞こえたので)

なんとなく、この回のこのプレーをきっかけに、きらやか銀行の攻撃力がしぼんじゃった気がする。終盤以降、フルカウントまで持ち込む勝負が結構あったんですが、阿部さんの前にバッターが粘り負けちゃう感じ。前半は釣られちゃいけない球はちゃんと見て(あるいはカットして)、狙い球にしてた球を引き寄せてたのかもな、そういう球はきっちり打ち返してヒットにして、繋げて…っていうのがいい感じにきていたのですが。
そして三浦君ですが、4回に一挙5失点してしまったものの、振り返れば本当にこの回だけだった、という感じ。実はヒットを許していたのは、初回の中大谷さんのヒットと4回だけだったんですよね。ただ、失点に繋がったのは4回だけだったけど9四死球はいただけないかなぁ。
というわけで、5‐2でTDKが逃げ切り勝利しました。

阿部さんは何やかんやで投げきってくれましたね。

この試合を観て改めて思ったけど、全国でどのぐらい通用するかはさておき、東北内のチームの力の差って、そんなになくなってきてるんじゃないかって気がする。

<本日の投手リレー>
きらやか銀行:三浦(8回)
TDK:阿部正(9回)

  • そう、これを聴きにきた!

TDKの応援でございます。
予選ではスティックバルーンは配ってないみたい。その代わりメガホンを配ってたようだ(貸出かな)
そのおかげか、しっかりブラバンの音が聞こえて非常によかった。予選敗退が決まった今、ここで聴いといてよかったという気持ちは…
TDKの応援受付は、私より何回り以上も上の方が長い列をなしていて、ビビって近づけなくてちゃんと確認できなかったのです(爆)一般の受付は超ガラガラだったけど(爆)

チアなし…?ブラバンなし、録音による演奏。選手名のボードはあり(だからナカジをすぐに理解)
でも応援席はかなり埋まってたし、垂れ幕もいっぱい。

曲は慶應の応援そのままかな?と思ったけど、多分違う。途中間違いなく大進撃〜スパークリングマーチがメインのイニングが入っていた。でも基本慶應メドレーメインかな。
TDK側にいたのではっきり聞こえたわけではなく、ただ曲の構成上もしや、と思っているだけなのですが…このCDの、早稲田と慶應のメドレーをリピートしまくってたんじゃないかと思っている。

TOKYO BIG6 ~Sounds of 神宮球場 東京六大学野球編~

TOKYO BIG6 ~Sounds of 神宮球場 東京六大学野球編~

でも遊佐君の応援時における、突撃のテーマ〜ダッシュ慶應の流れはノリノリっぽかった。そうね、遊佐君、ローマ字4文字だからこれやりやすいもんね(爆)

*1:応援でそうコールされていたので。っていうか応援であだ名でコールされる選手ってあんまりいないですよね…ウエンツしか浮かばんなぁ。