ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

11/2 横浜市長杯争奪・第21回関東地区大学野球選手権大会 筑波大学vs神奈川大学

首都vs神奈川・第2ラウンド。
試合開始時間が大分ナイター(17:32)でさむい!
あと夜はやっぱりうまく写真撮れんかった。なので画像は少ないです。


スタメンはこちら。

<先攻・筑波大学
1(二)西口
2(遊)宮澤
3(中)岡城
4(三)米田
5(捕)西川
6(右)堀江
7(指)山﨑
8(左)岩山
9(一)五十嵐
(投)山田
<後攻・神奈川大学
1(中)増渕
2(指)丸木
3(三)神田
4(一)金子
5(右)岩田
6(左)石崎
7(遊)植松
8(捕)岩本
9(二)犬飼
(投)天野

筑波大の先発は山田君。今季の土曜日先発担当のようです。どうでもいいけど、今大会山田姓率めっちゃ高いね。
その立ち上がりは三凡で良い感じでしたが、2回裏、この回先頭の金子君にストフォアで出塁を許すと、岩田君の当たりはライトへ。右翼手のまずい守備も相まって、ランナーはそれぞれ二三塁まで進みます。ここで石崎君がきっちりライトへ打ち上げ、犠牲フライとなって、神奈川大が1点を先制します。
尚も1アウト三塁の場面で、植松君がこれまたライト前へヒットを放ち、三塁ランナーが生還。神奈川大が2点目をゲットします。岩本君は進塁打、犬飼君もヒットで続いて、2アウトながら一三塁。ちなみにこの時だけ、犬飼君は「津田学園」と呼ばれていました。しかし増渕君は凡退で、この回の神奈川大の得点は2点でした。
一方神奈川大の先発は天野君。
防御率と投球イニング数的に、今一番計算できるピッチャーをチョイスしたのではないかと思われるが……神奈川大学さん、おたくの先発の柱みたいなピッチャーってどなたですか…?(パンフの成績を5度見しながら)
私の認識では、まず松平君なのではと思うのですが、今季の松平君の成績を見るに、先発担当にしては試合数と投球イニングがなんか合わないな、と思って……防御率的に、今季はあまり良くなかったのかもしれないけど(大学野球でそこそこ投げてるのに5点台はアカンと思う…)
成績を見た時、天野君は筑波大で言う小林君みたいな存在なのかなと思ったのですが……よくわからんな。とにもかくにも、神奈川大の先発は天野君です。
しかし天野君、下の名前が「大空」というのだそうだけど、何て読むかわからないけど、こう、苗字と名前の組み合わせで主人公みたいに抜群にかっこよくなるフルネームっていいなぁと思いました(類似例:神鳥猛流(王子))
直後の3回表、筑波大は先頭の五十嵐君がすないぽで出塁すると、西口君はバント。1アウト二塁となりますが、宮澤君は凡退。しかし岡城君がレフトへツーベースヒットを放ち、これでランナーが生還。筑波大が1点を返します。
さらに4回表は、1アウトから堀江君・山﨑君の連打でランナー一三塁のチャンスを作ると、岩山君がきっちり犠牲フライを放ち、筑波大が同点に追いつきます。
岩山君といえば、こんな記事がありますので、ぜひ読んでください。
column.sp.baseball.findfriends.jp
そういや、いつもスタメンに名を連ねているはずの川上君の名前がないなぁと思っていたけど、怪我だったのか……岩山君はようやっとる。
試合は振り出しに戻りましたが、それも束の間。5回裏にまた試合が動きます。
5回裏、2アウトから金子君のソロムランが飛び出し、神奈川大が勝ち越し。さらに岩田君もライトへのヒットで続く。この当たり、長打コースに行きそうに思えましたが、右翼手の守備が良く、岩田君が二塁を狙いに行ったところをタッチアウトに成功。最少失点に留めます。


筑波大の先発・山田君は5回を投げ切って降板。6回からは小林君が登板します。
今季の小林君の登板成績、12試合を投げて46イニングちょいという数字からお察しの通り、今季フル回転し、筑波大の優勝に大きく貢献した選手なのです。
しかし、神奈川大は簡単には抑えられず、1アウトから植松君のツーベースと、岩本君のヒットで一三塁のピンチ。しかし犬飼君・増渕君と抑え、ピンチを切り抜けると、8回も四凡ながら無失点に抑え、援護を待ちます。
一方、神奈川大の先発・天野君は4回を投げ切って降板。5回からは松平君が登板します。松平君は先発のイメージが強いから、あとから出てくるのは何か不思議な感じだ。
で、松平君ですが、この日は正直あまり良くなかったような……結構ランナーを出していたな。毎回ランナーを出して、得点圏にも行かれるものの何とか踏ん張るの繰り返しみたいな感じ。7回表には内野安打と2つのフォアボールで満塁になりましたが、要所は抑えて無失点。
しかし8回表に先頭の堀江君にヒットで出塁を許すと、山﨑君はバント。ランナー二塁となったところで、神奈川大は松平君から本間陸斗君に交代します。本間君は今季のリーグ戦ではあまり投げていないようだが、アンダースローの松平君から、右の本格派で149kmぐらいを繰り出す本間君というリレーは落差が激しすぎる。岩山君・代打の吉田君と打ち取られ、筑波大は得点ならず。
その裏、筑波大は小林君が続投中。2アウトまでは順調に取ったものの、迎えた岩本君にソロムランを被弾し、終盤にして追加点を献上してしまいます。
続く犬飼君にヒット打たれたところで、筑波大は小林君から友廣君に交代します。友廣君は次戦の先発要員だったと思うのですが、この状況でそんなことは言ってられないですね。で、友廣君は続く増渕君を抑え、失点を1のみに留めました。
9回表で2点差。頑張ればいけそうな点差ではあるが、今日の筑波大にとって2点の差は思いのほか大きかった。神奈川大のマウンドは本間君が投げ続けており、先頭の西口君・宮澤君と順調に抑える。岡城君の当たりはショートゴロだが、やや逆シングル気味の当たり。岡城君の俊足も相まってセーフに。執念を感じました。

そして主将の米田君に打順が回り、二盗を決めてチャンスを拡大するも、ファーストゴロに倒れて万事休す。
というわけで、4‐2で神奈川大が勝利しました。

なんか……筑波大視点だと「いけそうでいけない」って感じだったなぁ。チャンスは結構あったと思う。
特に松平君は、過去に何度も見ているのもあって印象が強いのですが、今日はちょっと不安定だなぁと思ったけど、なんやかんやでゼロに抑えるあたり、やっぱり力があるピッチャーなんだと思います。

<本日の投手リレー>
筑波大学:山田(5回)‐小林理(2回・2/3)‐友廣(1/3回)
神奈川大学:天野(4回)‐松平(3回・1/3)‐本間陸(1回・2/3回)


  • 因果なものだ

何回の話だったか忘れたけど(8回ぐらいだったような)、筑波大スタンドが学生注目の真似事をしていまして。内容はざっくり「西川君が調子悪すぎる。西川君は今日で野球を引退するんだから、このまま終わるわけにはいかない」みたいな内容でした。
しかし試合は上記の通り、米田君が最後のバッターで終わりました。そう、西川君に打席が回ってくる直前でな…

  • 間違いなく記憶に残った男

筑波大はこれにて終戦。4年生はこれが最後の試合。
試合終了の挨拶をして、人目も憚らず泣いている子がいました。背番号的に、五十嵐君だったと思います。
ちょっと今日の試合の成績は振るわなくて、途中交代になってしまったけど………今日の選手宣誓でさ、宮城君が言ってたじゃない。記録より記憶に残るプレーをすることを誓います、と。


今年の首都は、春秋ともにほとんど見に行けなかったけど(春は社会人優先なので、毎年のことではありますが…)、五十嵐君は今年はほとんどの試合に出場してるんだよね。
私自身は、途中出場でちょっと出ているところぐらいしか見ていないので、五十嵐君はどういう選手かと聞かれたら答えられなかった。今日の試合を見るまでは。
打席に入っている五十嵐君を撮っていて、非常に短くバットを持っていることに気づいて……もしかしたら、たまたまその打席がそうだっただけなのかもしれないけど、そういう意気で打席に入る選手なのだなと、あまりにも遅すぎだけど、初めて知りました。
それと、3回表の岡城君のタイムリーの契機にもなったすないぽを貰った時も、痛かっただろうけどそれ以上に出塁を喜んで吠えてたな。筑波大は毎年そういう、場面的には地味だけど、試合に臨む強い気持ちを見せてくれる選手がいると思っていますが、五十嵐君もそういう選手の一人だったんだろう。


いい成績を残したり、勝ったりすれば、他の人に覚えてもらいやすくなるだろう。
でもさ、それだけじゃないんだよな。悔しい姿も悲しむ姿も、いい結果が出なかったとしても、グラウンドの隅やベンチの中で一生懸命に取り組む姿も、見ている人が必ずいる。その人は個人のファンかもしれないし、そうではないかもしれない。でも、貴方を見ている人は必ず球場にいる。そしてそれに、気持ちを動かされる人がいる。
私はその一人であり「今日、こんな人がいた」と、こうして記憶を記録しておく。思い出として。
そして、今日結果が出なかった代わりに、どこか違うところで楽しく嬉しい思いをしてほしいと願う。五十嵐君のような選手を見ると、いつもそう思っている。


多分、もう、私のいるフィールドで会うことはないだろう。
でも、そんな貴方の、貴方がたの、この先の長い人生において、幸多からんことを。