ナイターがキツい季節となりました。
でも昼間は結構暑かったんだよな…
スタメンはこちら。
<先攻・関東学院大学>
1(二)江崎
2(指)久保
3(左)関
4(一)古寺
5(三)冨田
6(遊)谷
7(右)松浦
8(捕)渡部
9(中)竹内
(投)松川
<後攻・東海大学>
1(一)千野
2(中)宮地
3(遊)杉崎
4(捕)海野
5(右)藤井健
6(二)植村
7(指)吉田元
8(左)高田誠
9(三)串畑
(投)山崎
- 試合の前に
武蔵大側にいたので、そのままの流れで関東学院大側に座ったのですが、関東学院大のスタンドはとっても賑やか。
チア・ブラバン付き、超元気で大音量。でも……俺には上武大の影を追っているようにしか見えない…
はて、関東学院大とは元々こんなにスタンドが賑やかなチームだっただろうか。私の記憶では、至ってフツーの地方大学風だったような……そもそも、私の記憶の中の関東学院大のユニフォームは緑色ではない。ストライプだ。
…というわけで記憶を辿ったところ、どうやら私の関東学院大の情報は、この辺から更新されていないようです。
bladecatcher.hatenadiary.jp
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今見ると懐かしい名前がいっぱいですね。結構わかる。
実は2014年に神奈川大学野球を観に行ってはいるんですが、人生で一番体調が悪い時期だったので、ほぼ記憶になく…
というわけで、実質6年ぶりの観戦です。横浜商科大もそうだったんだなぁ。
で、試合のほうはというと、1回表の関東学院大の攻撃で、先頭の江崎君がヒットで出塁、バント、これを関君がタイムリーで返し、流れるように先制点をあげます。普段リーグ戦で東海大が他のチームによくやってることを、それも山崎君が先発なのにされるとは……さすが。
と最初は思ったのですが、イニングを重ねていくほど、この日の山崎君は本調子じゃないんじゃないの?という感じがしたというか…めちゃくちゃヒット打たれるし、ヒット以外でもランナーを出す。スコアを見返したら、三凡で終わったイニングが1つもなかった。山崎君って無駄なランナー出さないし、ポンポンバッターを切り捨てていくようなイメージだったんだけども…
単純に調子が悪かっただけじゃなく、関東学院大も序盤からセーフティーバントから、山崎君の送球エラーを誘うような場面があったりしたので、ピッチャー的には結構リズムを崩されるというか、調子を掴みづらかったのかもしれないなぁと思います。ちなみに、このエラーを誘うセーフティーバントを仕掛けたのは、谷君という子です。名前覚えたぞい。
しかしランナーは出すものの、ギリギリのところでしっかり踏ん張れていたのは、さすが山崎君というところだろうか。例えば、3回表には先頭バッターの竹内君にスリーベースを打たれて、ノーアウト三塁とかいう、これはもう点入るでしょうという場面も無失点で切り抜けて見せていました。こんな感じで結構得点圏にランナーを置かれていたんですが、何とか傷口は広げず、凌いでいたという感じです。
で、関東学院大の先発・松川君。パンフに載ってる成績を見た感じ、エースなのかな?
初回は山崎君と同様、先頭バッターにヒットを許してバントでランナーを進められますが、こちらは無失点で凌ぎました。が、2回には吉田君・高田君・串畑君と連打を食らい、どうも雲行き怪しい感じ。ここは相手のオーバーランを見逃さなかったことで救われたものの。
そして3回裏、1アウトから宮地君・杉崎君のヒットと暴投で二三塁。ここで海野君を迎えますが、海野君は三振。続く藤井君はすないぽで、ついに満塁。ここで植村君がセンターへタイムリーを放ち、一気に2点をゲットして、東海大が逆転。
(特にリーグ戦における)東海大は強すぎて強さの程がピンと来ないことが多いんだけど、こういうビハインドの場面とか、同点の場面の攻撃だと、その真価がよく見えるような気がします。
で、逆転した東海大ですが、先に書いたように山崎君がヒット打たれまくりなので、まだまだ油断できません。
山崎君はギリギリのところで凌ぐを繰り返していましたが、7回表のこと。1アウトから竹内君がフォアボールで出塁し、江崎君がヒットで続いて一二塁。久保君は凡打に倒れますが、続く関君がタイムリーを放ち、関東学院大が1点を返します。
この時次の塁を狙いに行った江崎君がアウトになったようなので、この回の攻撃はこの1点のみでしたが、それでもこの試合展開なら、東海大に与えるプレッシャーとしては十分だったと思います。
しかし窮地に陥った時にパワーアップをするのが東海大です。
直後の7回裏、先頭の串畑君から始まり、千野君のヒットに宮地君のツーベースと3連打を放って、東海大が早速勝ち越します。
それにしても宮地君のツーベースは、えれぇ高いボールなんだけど、体の近くに来たから条件反射で振ったっぽいスイングだったけど…
飛んだ方向がよかったかな。それにしても、かわいい。
さらに続く杉崎君の当たりは強めのセカンドゴロ。しかしこれを、セカンド・江崎君が弾いてしまい後逸。この間にランナーが1人還りもう1点。尚も一三塁となったところで、海野君がきっちり犠牲フライを上げて、この回3点目をゲット。
すごいねこの、点を取ることで眠れる獅子を起こしちゃう的な感じ。まだ松川君は続投中で、5回・6回と三凡に抑えていたので、大分調子が上がってきたかな、と思ったところだったんですが…
3点リードなら少しは余裕出てくるかな、と思っていた8回表のこと。この回山崎君は先頭の古寺君にヒットを打たれていましたが、続く冨田君は空振り三振に仕留めます。
しかしここでピッチャー交代。今までそれらしい前兆が見当たらなかったせいか、スパッと変えたような印象です。球数のせいなのかなぁ…だったら、8回途中110球で降板させるよりも、7回を投げ切って100球だったところで降板させたほうがキリがいいんじゃ、と思ってしまいますが(数えてみたら7回終わったところで100球だったので)
んで、後を受けたのは松山君。松山と松川って並ぶと、昔の明安っぽいね!(病気)
しかし松山君、谷君にほあを与えて、続く松浦君にはヒットを打たれ、満塁に。ここでポジションと名前の響き的に巨人・阿部の応援歌がとてもよく似合う渡部君に、代打の空閑君を起用(現地で聞き取れなかったんだけど…読みは「くが」でいいのかな?)この空閑君が犠牲フライを放ち、関東学院大が1点を返します。
いいよ1点ぐらい、まだ2点あるし(震え声)と思いましたが、まだ9回の攻撃があったのでした。
9回も松山君が続投。が、すないぽ・ヒットで早速一二塁となり、ここで迎えた関君に三度タイムリーを打たれ、1点を返されます。関君は本日4打数4安打3打点、全打席出塁という、大変恐ろしい存在です。パンフには秋のリーグの打率.413って書いてあるし(これでもリーグトップじゃないんだ…)、連盟公式見たら打点賞取ってるし……これあかんやつですね。覚えました、覚えましたよ…当分忘れないと思います。
そろそろ交代を…ピッチャー交代を……と思ったのですが松山君は続投。俺さー、この監督さんの投手起用が理解できないことがあるんだよね。去年か一昨年も同じこと言った気がするが……山崎君と心中なら、まだ納得できたんだけど。
で、尚も一二塁の場面で古寺君は見事見逃し三振に打ち取りましたが、続く冨田君にはヒットを許し、これで二塁ランナーが一気に生還して、関東学院大が同点に追いつきます。
選手よりコーチの喜ぶ姿のほうがアツいパターン。いいぞ。
実は冨田君はここまでずっと無安打だったんだけど、こういう選手にここで打たれるというのは、東海大的にキツいなぁ。逆に関東学院大的には、やりますねぇ!って感じ。
尚も1アウトで一二塁の場面。ここで谷君に打席が回ってきますが、この当たりはサード後方へのちょっと難しめなフライ。落ちれば長打になる可能性もありそうなコースでしたが、これをサード・串畑君が好捕。さらに二塁ランナーが飛び出していたので、併殺が完成して3アウト。東海大が大ピンチを脱出しました。
さて、9回裏の東海大の攻撃。関東学院大のピッチャーは、8回から既に嶋田君に交代しております。で、嶋田君は2イニング目なわけですが、先頭の杉崎君がヒットを放ち、海野君は敢えて送りバント(なんかこういう場面前も見たな…)関東学院大は左の藤井君に対し、左ピッチャーの藤崎君を起用します。が、藤井君は対左ながらしっかりヒットを放って、一三塁。藤崎君はワンポイント起用だったようで、続く植村君に対しては北原君を起用。が、植村君にはフォアボールを与えて満塁に。
この辺りからだったか、東海大が基本的に全国大会でしかやらない例のチャンテをやり始めていました。
ところで、私高校野球のこと全く知らないんですが、あれって元々東海大相模の応援で使ってるのかな?これまでの攻撃で関東学院大のスタンドが、自軍の攻撃中に思いっきり「T・O・K・A・I」と叫んでおりましたが……まぁ、対岸のスタンドは割とノッている子が多そうだったのでまぁ、いいけど…でも今の東海大って、勿論系列高出身が圧倒的に多いけど、相模出身の選手だらけというわけでもないのよね。
そしてここで、東海大スタンドから歓声が沸き起こります。吉田君の打席で起用されたのは、主将の長倉君だ!BladeCatcherの観戦歴の中で、2度ほど主将バフの絶大な効果を見てきましたが、まさに今が使いどころですね。ここで打ったらもう、そのままぶっちぎれるでしょう。
が、長倉君は空振り三振に倒れます。実はパンフの成績を見て初めて知ったのですが、秋の長倉君の成績は3試合・3打席・3安打・2打点・打率10割という成績です。これが全部代打だったらガチですごい。けど、関東学院大もタダではやられないし、さすがに都合よくここでヒットを、とはいかないか。
続いては、途中出場の竹内君の打席でしたが、この打席はショート正面のゴロ。当たりは強めだったけど、どう見ても普通のショートゴロだったので、これは延長戦か…と思いました。しかしショートの送球は、セカンドベースに掠りもしない、あらぬ方向へ行ってしまいました。この間にランナーが生還し、東海大が勝ち越してサヨナラです。
……書いている私もこの時の状況があんまりよくわかってなくてですね…本当に、どうしてショートはあんな送球をしてしまったの?って感じ。これまでのイニングで、おかしい守備は全くなかったんだけど……いや、この時のセカンドの位置もおかしかったかもしれない。2アウト一二塁の場面で、二塁フォースアウトで終わらせるなら、普通セカンドが二塁に入るはず。でも二塁ベースから離れた場所にいて、そういう感じではなかった。んで、この時はバッターランナーを刺すのにファーストに投げるのもアリだと思う。そういう時のショートの判断ってさ……………難しいよね。
それにしても、主将の一振りが試合を変えるとかナントカよく言いますが、一振りというのは、勿論バットに当たっていい感じのところに飛んでいくのが一番いいんだけど、そうでなくとも、チームにプラスの何かをもたらすものなのかもしれませんね。
というわけで、6‐5で東海大がサヨナラ勝ちを収めました。
関東学院大は強い。強かった。が、ミスをしているということは、まだ完成されたチームではないということ。伸びしろがまだあるということ。
前回見た時から次の試合まで数年かかっているので、次の観戦いつになるかわからないけど、次見る時は、あの時から強くなったな、と思わせるチームになっていることを期待してますよ。首都勢としては負けたくないけどね(爆)
<本日の投手リレー>
関東学院大学:松川(7回)‐嶋田(1回・1/3)‐藤崎(0/3回)‐北原(1/3回)
- 本日の残念ポイント
横浜市長杯のパンフは、リーグ戦のデータが(ちょっとだけど)載っていてとても良いですね。本日の2試合の観戦の参考にさせていただきました。
で、この中に関東学院大の江崎君が、リーグ戦で12盗塁をしたという数字が目に留まったのです。関東学院大は今季12戦しているようなので、単純計算で1試合1盗塁していることになりますが…あんまり大学野球がガンガン走るような選手って見かけない気がするので、これは気になる!見たい!と思ったのですが、この試合の江崎君の盗塁はなし。いや出塁は3回したんだけど、1度はバントで進塁、もう1度は先の塁にランナーが既にいたから走れなかったんだろうな、というアレ。で、最後のもう1つは先頭バッターとしてすないぽで出塁したんですが(9回表のすないぽとはこれのこと)、走りそうな素振りすらなかったような……そりゃあ相手が相手だし、状況が状況なので、下手に走ってチャンスを潰すようなことはしたくなかったかもしれないけど、なんか色々勿体ないなぁというか…そんな感じです。
……あ、そうか。江崎君はもう4年生だから……来年、どこかで見かけることを期待しています。