ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

10/28 横浜市長杯争奪・第15回関東地区大学野球選手権大会 武蔵大学vs横浜商科大学【公式戦】

補強選手・篠原(筑波大)、馬場(日体大


スタメンはこちら。

<先攻・武蔵大学
1(三)佐藤海
2(遊)清水
3(二)濱田
4(左)松下
5(中)土屋
6(一)姫野
7(指)川野辺
8(右)石川
9(捕)鹿倉
(投)山内
<後攻・横浜商科大学
1(中)鷲田
2(二)千葉
3(一)浅賀
4(三)古川
5(遊)御田
6(指)八幡
7(右)立川
8(捕)粟田
9(左)浅見
(投)藤村

しょっぱなから、「しのはらりょう」君の応援をしだす武蔵大スタンド。佐藤海君にポジション以外何一つ掠ってないと思いつつ、それは他校の選手ですねとか、他リーグのファン絶対わからんネタだろと思いつつ、掴みはOK。っていうか一度やってみたかったんだと思います。


横浜商科大の先発は藤村君。パンフに載っている秋のリーグの成績を見る感じでは、主戦・その1といったところだろうか。

左だけどストレートは結構速い(140km/hぐらい)けど、色々な球を織り交ぜつつ、うまいこと打たせる系のピッチャーではないか…と思われる。3年生の選手ですが、すごいなぁというより、巧いなぁという感じがするピッチャーでした。
その立ち上がりは、二番の清水君にフォアボールを与えるものの、それ以外は難なく、あとキャッチャーの肩のおかげもあって、無失点でした
一方、武蔵大の先発・山内君。よく知ってるので省略。

こちらも二番の千葉君にヒットを打たれて出塁を許しますが、表の攻撃と同じようにキャッチャーの肩のおかげで無失点でした。
序盤は投手戦で、両投手ともしっかり抑えていましたが、試合が動いたのは4回表のこと。
武蔵大は1アウトから濱田君がヒットで出塁し、次の松下君のゴロの間に二塁に進塁。ここで回ってきた土屋君がセンター前へヒットを放ち、これで濱田君が一気に本塁へ生還。武蔵大が先制点をあげます。よく打った、って感じだったんじゃないかなぁ。
さらに5回表、この回は先頭の川野辺君がライトの頭上を越える大きなスリーベースで出塁。ノーアウト三塁という、武蔵大的に大大チャンスで、続く石川君は見てフォアボール。ここで鹿倉君がレフトへ抜けるタイムリーを放ち、武蔵大が追加点をあげます。

鹿倉君は九番という打順だけど、結構いい仕事をしている印象が強い。そういえばこの前の打席では、得点には結びつかなかったものの、9球ほど粘ってヒットを放っていました。
ここで横浜商科大は藤村君から飯田君に交代。うーん、結構なピンチを作ってしまったけど、そんなに悪い印象はなかったので、これ以上の失点を防ぐべく、敢えての降板じゃないかなーと思いました。
んで、代わった飯田君は藤村君とは全く違うタイプの、速球でガンガン押す系な感じ。秋の成績から、主戦・その2ではないかと思います(というかこっちが本命なんじゃないかという気もしないでもない…)

投球フォームも、球速い人のフォーム!って感じ。
しかし飯田君は、佐藤海君にフォアボールを与え(「しのはらりょう」君の応援に動揺した可能性がある(誤))、満塁としてしまいます。
続く清水君はファーストゴロに抑え、これはホームに投げて、追加点を阻止。続く濱田君の当たりはショートへ。大分難しい当たりだったと思いますが、これが内野安打となり、武蔵大が3点目をゲット。
しかしこの後は飯田君が踏ん張りまして、武蔵大の追撃は2点に留まりました。


ここまで山内君に抑え込まれていた横浜商科大ですが、5回裏から反撃を開始。1アウトから、八幡君がツーベースを放って出塁。この時の打球の方向は、何となく今しがた川野辺君が放ったスリーベースの方向と似ていた気がしました。
続く立川君は凡打に抑えましたが、この間に八幡君は進塁して、2アウト三塁。そして粟田君を迎えた3球目、山内君の球がすっぽ抜けてしまい、粟田君の顔を直撃。私には左頬に当たったように見えましたたが…当たった場所的に大事なのは当然ですが、タオルを要求する声が聞こえてしまったのが……
実はこの前の4回裏の攻撃で、千葉君に臨時代走が出ていたんですね。この時ちょっとよそ見をしていたのでちゃんと見てはいなかったのですが、臨時代走が出るのは、大体頭部死球が発生した時だと思います。が、千葉君は自力でベンチに戻っていたので、ヘルメットのつばとかそういうところに掠ったような感じの頭部死球だったんだと思います。軽傷だろうが、大事を取って悪いことは何もない。
しかし、私が今まで見てきた記憶では、山内君は球がすっぽ抜けるとか、そういうことは基本的にないピッチャーなのですが…うーん…
で、粟田君の臨時代走に立川君が選ばれ、2アウト一三塁の場面から試合再開。ここで迎えた浅見君がライトへタイムリーを放ち、横浜商科大学が1点を返します。さらに外野の守備がもたつく間に、次の塁を陥れ、二三塁に。
ここで迎えた鷲田君に、山内君はまたもデッドボール。しかし続く第1打席・第2打席と出塁を許している千葉君は外野フライに打ち取りました。拍手。

…動揺してたのかもしれないけど、それにしても山内君随分荒れてるなぁ、と思いました。この回は1点で凌いだとはいえ。


この後は飯田君と山内君の投げ合いでして、飯田君は武蔵大打線を抑え込みます…が、なんかちょっと球荒れてませんかね、というようなコントロールの悪さが時々見えるのが気になるところ。
一方の山内君は、横浜商科大打線に捉えられたか、あるいはお疲れモードか…6回裏に連打を食らって一三塁になったり、フォアボールを出したり…うーん、山内君はそんなに四死球出すタイプでもないのよね。それに、すっぽ抜ける球もちょっと多かった。すっぽ抜けるというか、こういう感じの球ね。

幸い三度選手に当たることはなかったけど…
そして9回表、この回先頭の石川君はすないぽ。続く鹿倉君は普通にバントをしますが、取りに行ったキャッチャーが捕球ミスをし、ノーアウト一二塁。続く清水君はスクイズを敢行。2ストライクからスクイズを試みますが、結構いい感じのところに落ちたんですが、ボールは跳ねてラインを割ってしまいファールに。この時、6回以降キャッチャーの守備についていた浅賀君と三塁ランナーが交錯したらしく、浅賀君は脚を痛めたようで退き、代わりに西ノ坊君がキャッチャーマスクをかぶりました。
しかし西ノ坊君、大会パンフのデータによるとまだ1年生で(っていうか先発マスクの粟田君も1年生なんだけど)、秋のリーグ戦では1試合も出場していないらしい。ちなみに神奈川大学野球連盟公式のデータをざざっと見た感じでは、これまでの公式戦では教育リーグの試合に出たことある…ぐらいの感じではないかと思われる。他にキャッチャーはは主将の嘉門君がいたようですが、何か出れない事情があるのかもしれません(春のリーグ戦ではガッツリ出場しているのに、秋のリーグ戦には全く出場していないようなので)
そういうわけで結構緊急事態な横浜商科大ですが、2アウトとなって直後に迎えた濱田君はフォアボール。そして満塁の場面で四番の松下君を迎えますが、これまたフォアボールで押し出し。前の濱田君の打席から8球連続でボールを投げてしまっています。緊急事態であるとか、普段あんまり組んでないと思われるキャッチャーとのコンビであるとか、ピッチャーにとって良くない条件が重なっているとはいえ…
さらに続く土屋君はタイムリーを放ち、これでランナーが2人還ってダメ押し。

うーん、飯田君はここで力尽きてしまったか…いや、飯田君も結構すごい球を投げるとはいえ、こちらもまだ2年生なのよね。こういう状況でここを平然と抑えてくださいというのは、このバッテリーにはまだ厳しかったのかもしれません。
終盤に大きな追加点が入りましたが、横浜商科大はまだ諦めない。この回先頭の代打・佐藤君がヒットで出塁し、2アウトからこれまた代打の成本君がツーベースを放ち、二三塁の大チャンス。そしてここで打席に立つのは西ノ坊君。しかし西ノ坊君の当たりはセンターフライとなり、これにて試合終了。
この西ノ坊君への最後の球を投げた後、山内君は足を攣ったらしい仕草を見せていました。終盤の投球は大分疲れてるのかなぁという感じではあったけど、限界ギリギリまで投げ切ったんですね。ちなみに134球ぐらいです。

というわけで、6‐1で武蔵大学が勝利しました。

これを見るべく会社を休んできたのですが……何だろう、なんか…うん…

<本日の投手リレー>
武蔵大学:山内(9回)
横浜商科大学:藤村(4回・0/3)‐飯田(4回・2/3)‐川村(1/3回)


  • 本日の召喚・その2

武蔵大スタンドが「しのはらりょう」君を召喚させようとしていたことは既に書きましたが、この他、姫野君の打席では「ばばりゅうせい」君の応援をしていました。他校の人だしポジションすら掠ってねーじゃねーか、と思いましたが、よく見たら姫野君と馬場君は同じ八戸学院光星の出身でした。あんま関係ないと思うけど。っていうか一度やってみたかったんだと思います。

  • 多分公式の写真用のポーズ

を、私の位置から撮ったらこうなった。いや、その、可愛かったので…すみません。