ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

9/21 神奈川大学野球秋季リーグ戦・第1週 横浜商科大学vs桐蔭横浜大学

【前回までのあらすじ】
サーティーフォー神奈川大学野球の試合が行われる。それを聞いて嬉々としてその日を楽しみにしていたBladeCatcherだったが、現実は非情であった。

サーティーフォー相模原球場での試合は連盟関係者(プロ野球スカウト、社会人野球、高校野球、メディア)および各大学野球関係者(大学関係者、OB、部員の家族、後援会など)、のみの観戦となります。
入場には事前に申請が必要となりますので各大学野球部までお問い合わせください。

こいつぁもう選択肢1つしかないよね!
月曜日、普段出勤するのと全く同じ時間に起きたBladeCatcherはハマスタへと向かう。
どっかの球場だったか大会では、開門は8時半って言ってたから、ハマスタも同じ感じだろう。
かくして向かった先に待ち構えていたのは、大学野球でそんなことある?と思わざるを得ないほどの長蛇の列であった……


というわけで、神奈川大学野球のことも勉強していきます。よろしくお願いします。


スタメンはこちら。

<先攻・横浜商科大学
1(中)鷲田
2(二)千葉
3(左)浅見
4(右)小田切
5(一)浅賀
6(三)須田
7(指)佐渡
8(捕)粟田
9(遊)御田
(投)藤村
<後攻・桐蔭横浜大学
1(右)内山
2(左)山根
3(二)瀬戸
4(三)渡部
5(一)吉田賢
6(指)浅野
7(中)加賀
8(遊)杉山
9(捕)森下
(投)片山

以前横浜商科大を見たのはこの時。
bladecatcher.hatenadiary.jp
この時を思い出しながら・比較しながら見ていました。


まずは桐蔭横浜大が、2回裏に加賀君のヒット→杉山君バント→森下君のタイムリーで先制。



横浜商科大の先発・藤村君ですが、なんか立ち上がりからイマイチでしたねぇ。初回から2つのフォアボールとヒットで満塁にしたり、こんな感じで簡単に先制を許したり3回は瀬戸君・渡部君と連打を喰らってノーアウト二三塁になったり。しかし再三ピンチを招きつつも、3アウト目は見逃し三振をズバッと決めるとか、要所要所で決め手はいるんだよなぁ。4回にもノーアウト二三塁になって(後で2アウト満塁までなる)、それでも無失点だったし、4回までで点は2点取られたけど……並のピッチャーだったらさっさと降板させられているのではないか。そんな感じ。去年私が横浜市長杯で見かけたのは幻覚だったのかなぁと思いました。
一方、桐蔭横浜の先発・片山君。左、背番号17、片山姓……かつての東京の目立ちたがり屋さん伝説のリリーバーを思い出すポイントが多いですが、ピッチングスタイルまで似ているわけではありません……でも安定感のあるピッチャーではあると思うよ。


しかし2点のリードを貰った4回表、小田切君にソロムランを喰らって1点を返されます。まぁソロムランは致し方ないか、と思うのですが、5回表には先頭の粟田君ヒット→御田君バント→鷲田君タイムリーと華麗なコンボを浴びて、あっという間に同点に追いつかれてしまいました。少々結果論ですが、この日の片山君、対鷲田君は3打席ともヒットを打たれてしまっています。相性が悪かったのかな。7回までは派手に打ち込まれたとか、コントロールがおかしくなったという印象はなかったので、ここですぐに援護をフイにしてしまったのは、ちょっと勿体ないなぁという感じです。


同点に追いついてもらった直後の5回裏、藤村君はこの日初めて桐蔭横浜打線を三凡に抑えることに成功。遅まきながら復調したかしら、と思った直後の6回裏、2アウトから山根君にフォアボールを与えた後、盗塁を決められ、さらに瀬戸君にタイムリーツーベースを打たれて勝ち越されてしまいます。初回なんかもそうだったけど、藤村君は山根君が苦手なのかな。山根君をフォアボールで出すと調子が狂うような感じがしたし、かなりしつこく牽制を入れてました。塁に出してはいけない系の選手なのかもしれませんが、そのせいかテンポが良くない感じもしました。
で、勝ち越しタイムリーを放った瀬戸君ですが……昨年関東学院大の関君のことを知った際、打率.413も打ってて首位打者になれないのか…と驚愕していたのですが、その関君を上回る打率を誇っていたのが、この瀬戸君だったようです。何だよ打率.486って…おかしいだろ……当時関君は3位で、2位ですら打率.415だというのに…
そして今年も打棒は好調なようでして、本日5打数3安打でした。瀬戸君は4年生なんだね……なんか来年も、どこかで見かけるような気がします。


再度リードを奪った桐蔭横浜大ですが8回表、2アウトを取ってから、片山君は小田切君・浅賀君・須田君と連打を喰らって満塁にしてしまいます。うーん、8回2アウトを取った時点で投球数が120を超えていたと思われるので、ちょっときつかったのかもしれないなぁ。で、迎えるは途中出場の野道君。しかしフルカウントまで行った末にフォアボールを与えてしまい、押し出し。同点になってしまいます。
ここで片山君は降板。代わって森屋君が登板します。なんか、ちょっと……森屋君って可愛い感じですねデュフフとかいう邪念を持って見ていたら、粟田君にタイムリーを打たれて勝ち越されちゃいました。

いやでも…粟田君、無事で、元気そうで何よりです。去年横浜市長杯で頭部死球を喰らって退場したのが、最後に見た姿だったので……
桐蔭横浜大はここで力尽きてしまった感じ。9回も押し出しほあにゲッツー崩れの間に1点を取られたりで追加点を挙げられてしまっていました。
一方、横浜商科大は藤村君が続投していました。いつまで投げさせるんだろうと思っていたら、9回を投げ切っていました。終盤になって目が覚めたのか、7回以降はパーフェクト。それもっと早いイニングからやれよと思ったのは私だけではあるまい。
しかし藤村君は、9回を投げ切って……159球…!?たぶん私の数え間違いだな、うん。沢山投げたのは間違いないと思うけど、さすがにこの球数は……ハハハ
というわけで、7‐3で横浜商科大学が勝利しました。

藤村君はなんやかんやで勝利投手になれはしたけど、課題盛り沢山な今日の試合だったのではなかろうか。

<本日の投手リレー>
横浜商科大学:藤村(9回)
桐蔭横浜大学:片山(7回・2/3)‐森屋(1/3回)‐穂坂(1/3回)‐本田(2/3回)


  • またいつもの日常が戻ってくるといいね

桐蔭横浜大を対岸に見ているのにスタンドが静かなのは、寂しい限りです。
上武大辺りの試合を観ても、同じことを思いそうだな。ユニフォームを着ていない、スタンドにいる部員たちも、試合の華だと思っていますので。