私が到着した時点では、1回の表裏が終わっていましたので、そこからレポします。
スタメンはこちら。
<先攻・桐蔭横浜大学>
1(遊)小澤
2(指)岡崎
3(三)外谷
4(左)岡部
5(一)岡田
6(中)有田
7(捕)中山
8(右)北方
9(二)青戸
(投)三原
<後攻・法政大学>
1(左)清水
2(中)箱崎
3(三)山下
4(指)石神
5(二)水海
6(一)日下
7(捕)馬場
8(右)鈴木
9(遊)新井
(投)稲垣
あれ?稲垣君って今年の3月頃にA軍のオープン戦で見かけたけど、今季あんまり出番無かったんだ。
ヒットを打たれたりはしたけど、全体的にまぁまぁかなという感じの内容。しかし4回表、先頭バッターの岡部君をショートのエラーで出塁を許してしまいましたが、直後の岡田君をファーストライナーゲッツーに打ち取ります。しかし次の有田君にソロムランを打たれ、桐蔭横浜に先制を許します。
5回表、桐蔭横浜は2アウトから小澤君がヒットで出塁。盗塁を敢行したところでキャッチャーの悪送球を誘って、一気に三塁まで進みます。岡崎君はストレートのフォアボールをゲット。ここで外谷君・岡部君と連続タイムリーが飛び出し、桐蔭横浜が2点を追加。尚も一三塁の場面、岡田君に打席が回ったところで、一塁ランナーの岡部君が一二塁間に挟まれます。この間に三塁ランナーの外谷君がホームイン。生還が認められ、桐蔭横浜に4点目が入ります。
一方、桐蔭横浜の先発・三原君。非常に落ち着いたピッチングをしておりました。
初回はおそらく2人ぐらいランナーを出したんじゃないかと思いますが、それ以降は三塁 を踏ませていませんでした。ランナーを出しても動揺したような素振りも特に見受けられなかったし、2回〜6回を投げて被安打5の無四球。初回の内容がわからないからアレだけど、十分に先発の役目を果たしていたのではないかと思います。そうかーこれだけ投げられる選手でもベンチに入れないんだな。選手層が厚いなぁ。
桐蔭横浜は8回表にも、エラーでノーアウト二塁となってから岡部君がタイムリーツーベースを打ったり、1アウト三塁から有田君のセカンドゴロでもう1点を入れたりと法政を一気に突き放します。
…と、ここまでの流れでお察しな感じかもしれませんが、投打全てにおいて(少なくとも野球の技術に関しては)桐蔭横浜が圧倒的に上です。守備面でも、法政は少なくとも3エラーしているのに対し、桐蔭横浜はノーエラー。あと法政は、アウトはちゃんと取れたけど、正直球を追う動きとかスローイングの形が怪しい選手もいた。桐蔭横浜側にはそういう選手やプレーがあまり見受けられなかったので、余計に目に付いたというか…
スポーツは才能というかセンスによるところは結構あると思う。それでも、練習を重ねれば才能やセンスがない人でも、その差を多少埋めることはできると私は考えています。これは別に、野球に限った話ではないですね。
法政に関しては(ちょっと極端な表現になってしまうけど)できる人とできない人の差が大きいように見えました。そして私はその差を「今日出場している選手たちは、野球部に入ってから練習の機会がちゃんと与えられていたんだろうか」という疑問に感じました。
どこの大学とは言いませんが(多分高校もそういうところがあるんだと思いますが)、ある野球部では部員数が多すぎるため、中にはちょっとグラウンドに出て球拾いしただけで練習が終わってしまう選手が出ることがあるようです。何故こういう選手が発生するのか、練習メニューの仕組みを存じないので、その辺りはあまり言及できませんが、そうなったのは不幸なのか、本人の努力不足なのか…後者だったらどうしようもないけど、もし前者であれば、大学の部活動を考え直さないといけないのかなぁと思ったりします。何のために部に入ったのかってもありますし。
桐蔭横浜も大分部員が多いと思うけど、あんまり選手個々の差みたいなのは感じませんでした。これは何故なんでしょうかね。桐蔭横浜の試合は年間を通してそんなに見てないし、色眼鏡かな。
というわけで、6‐0桐蔭院横浜が勝利しました。
<本日の投手リレー>
桐蔭横浜大学:三原(6回)‐野村(2回)‐岩附(1回)
法政大学:稲垣(4回・2/3)‐大串(2回・1/3)‐宮本(1回)‐山崎(1回)
マチュアカップは1時間50分で打ち切りという時間制限があるのですが、それでも1時間45分で試合をまとめたのはすごいと思う。
- ガチ勢
桐蔭横浜はいつもどおり部員がスタンドに集結していました。ベンチ上が部員でいっぱいだよ。
対して法政側はファンのみ。だから法政の攻撃中に応援があったりとか、そういうのは特にないです。ポツポツとファンが何か声かけるぐらいかな?
リーグ戦では別にいいんだろうけど、こういう試合になると、東京六大学の部員がスタンドに来ないシステムが寂しいというか、つまんないというか、色々惜しいなぁと常々感じてしまいます。