ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

5/26 第87回都市対抗野球大会東京都二次予選・敗者復活1回戦 西多摩倶楽部vs明治安田生命【公式戦】

Q.昨日は手錢君がスタメンだったらしいですけど(PDF)、どうして観に行かなかったんですか?
A.残り有休数が心もとなかった大人の事情です。
というわけで、今日こそ!と半休ぶっこんで観に来たわけですが、本当の目的は別のところにあった。
今日の明安の対戦相手となる西多摩倶楽部に、立教大学出身の岡部賢也という選手がいるらしい。
それを聞いて私は、この目で確かめずにはいられなかったのだ。
スタメンはこちら。

<先攻・西多摩倶楽部>
1(三)小村
2(中)田辺
3(指)岡部
4(一)市川
5(遊)小川
6(右)土屋
7(左)鈴木翔
8(捕)高橋
9(二)加納
(投)青山
<後攻・明治安田生命
1(中)宮川
2(二)井村
3(指)小川
4(左)加藤
5(右)泉澤
6(三)大野
7(捕)尾嶋
8(一)森川
9(遊)木内
(投)古田

>3(指)岡部
何でこういう時に限って手錢君をスタメンから外すかなぁとか、どうでもよくなった。スコアボード3度見はした。

昨日の東京ガス戦では、3回か4回途中を投げて降板したと思われるので、今日登板してくるかもしれない。しかも登板されたら明安の打線の力じゃ本気を出さないと死ぬ可能性もあった。
でも、この発想はなかった。指名打者・岡部か…



確かに風格は…大打者だ。めっちゃ打ちそう。メジャーリーガーだ。大学時代の打撃成績ってどないでしたっけ?かがみんや野村様の大活躍に霞んじゃって全く覚えてないですが。
ちなみにベンチの中ではこんな感じでした。

注:左端にいる、サングラスをかけてどかっと座ってる人です。
サングラスはこういう風にも装備できるんだと、今日初めて学びました。

いやー変わってないね。何一つ変わってない!
私もいい年したおじさんなので、選手たちを見守り続けていると、あの子大きくなったな、成長したなとしみじみ感じたりすることもあるわけですよ。それにしてもだ、良くも悪くも数年間何も変わってない選手は、おそらく貴方が初めてです(爆)
で、試合のほうはというと、とりあえず古田さんがいつもの感じで西多摩倶楽部の打線を抑えます。クラブチーム相手だから余裕とか、そういうのは特にない。いつもの古田さんって感じ。
一方の打線ですが、他の企業チームがクラブチームをジェノサイドしているように、明安も!…というわけにはいかず。西多摩倶楽部の先発・青山君がなかなかよくて、明安の打線は打ち上げて凡退になっちゃうことが多い。

あとフォアボールでチャンスを貰ったりはするけど、ギリギリ落ちそうなフライを好捕される→絶対落ちると踏んでいたのか、既に二塁ベース付近まで到達していて、戻れずゲッツーに、というクラブチームをナメすぎというか、色々な意味で緩みすぎだろというプレーもありましたね、泉澤君。ヒットもなかなか出なくて、4回裏に井村君が放ったのがチーム最初のヒットでした。盗塁も決めてチャンスは広げたんだけど、やっぱり後続が続かず。
そうこうしている間に、岡部君の第2打席が回ってきました。
第1打席はボテボテのショートゴロでした。この第2打席はというと、サードが取り損ねた当たりをショートがカバーするも、ショート的には深すぎる当たりでアウトにするのは不可能だろう…

と思ってバッターランナーの岡部君を見た。走るの遅い。遅すぎる!野球選手は誰もが俊足なわけではないけれど、こんなに足遅えええええ!!って感じた野球選手は俺の記憶にはない。なので超深い当たりで、ショートの木内君が送球しても間に合ってしまいアウト…と思いきや、ファーストの足がベースから離れていたらしくセーフに。諦めずに全力疾走した気持ちがいい結果となって現れたということですね(ということにしておこう。本気で走ったとは思えないぐらい遅かったけど…)

森川さんがとてつもなく小さい人に見えるのは何故だろう。
もう中盤まできてネタでお腹いっぱいになりつつあった5回裏、この回の先頭バッターの大野君がフォアボールで出塁し、尾嶋君がヒットで続いてノーアウト一二塁。森川さんの当たりは進塁打となって二三塁となったところで、木内君の2点タイムリーツーベースが出て明安が均衡を破ります。
古田さんは相変わらずののらりくらり感で西多摩倶楽部の打線を抑えていたのですが、7回表のことでした。
この回の先頭バッターは、大打者・岡部君。その岡部君の当たりは、ライト線上にポトリと落ちるようなヒット。

これがツーベースとなり、西多摩倶楽部はノーアウト二塁のチャンスを作ります。
こうして二塁ベースに立つ風格は、まさに一流の選手である。


しかし、ここで四番の市川君がいい感じのバントを仕掛けるも、三塁に向かわず何故か二塁に戻ってしまう岡部君。というわけで、市川君が綺麗に決めたはずのバントはただのピッチャーゴロに。えええ…普通の野球だったら、あれはいい感じのピッチャー前へのバントで、三塁に進めてるぞ…?別に捕球した古田さんに目で牽制されたわけでもないように見えたんだが…
この後の西多摩倶楽部の2アウトはゴロアウト(うち最初の1本は進塁打)で終わってしまうのですが、もし1アウトランナー三塁だったら1点ぐらい返して、試合をわからなくできたよね…?と思わずにはいられない。

まぁいずれのゴロもセカンドゴロだったし、ランナーの足とセカンド(井村君)の守備力を考えたら、どっちにしろ点は取れなかったのかもしれませんが…
その直後の7回裏、四死球でチャンスを貰って2アウト一三塁から、井村君のタイムリーが出て明安が1点を追加。今日の井村君は2安打だったけど、綺麗に三遊間を割る当たりだったね。
そして9回表の西多摩倶楽部の最後の攻撃。1アウトランナー一塁の場面で岡部君に打席が回ってきました。これは何かやってくれる予感!

と思わせといて6→4→3のゲッツーになってしまう貴方が、私は憎めないです。
というわけで、3‐0で明治安田生命が勝利しました。

クラブチーム相手にギリギリの試合かよ、と思われそうですけど、西多摩倶楽部は投手もよかったし(ある意味岡部君を出さなくて正解だったのか…?)、守備がなかなか堅い感じだったので、明安がアレなのではなく、西多摩倶楽部が企業相手に奮闘した、と解釈しました。
私は私で、ネタ盛り沢山の試合だったから満足してる。寿司だけにね。

<本日の投手リレー>
西多摩倶楽部:青山(6回・0/3)‐渡辺(2回)
明治安田生命:古田(7回)‐重信(2回)

  • 本日の手錢君

7回裏に尾嶋君の代走で出場。


ただ代走で出て終わりかなーと思ってたら、宮川君のところに島田君が代打で入って、守備に入れるじゃんラッキー、なんて思ったとかそういう(ry
ちなみに、井村君のタイムリーで生還したのは手錢君です。


その後は予想通りセンターの守備につきましたが、本日は守備機会はありませんでした。打席も回ってこなかった。
次はいつ観に来れるかなー…天気によるけど、折角だから土曜日とか応援に行きたいね。