ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

本当は先週末に書く予定だった

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そうか、君も、なのか……お疲れ様でした。
順風満帆ではなかったかもしれないけど、でも思ったよりも長く、良い夢を見させてもらった気がします。
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違う大会ですが、大活躍しているのを目の当たりにした時はもうね。本当にいい思い出ですわ。
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そんな福富君が載ってるグランドスラムNo.52は、今でも時々読み返します。辰巳君もいてるからね。


この世代は、私から見れば全然若い年齢だと思うのですが、社会人野球界で言ったら、世代交代の狭間に相当する世代だよな。ほんの2~3年で退部する選手もいれば、そもそもこの進路に進むことすら叶わない選手もいる中で、むしろ9年も続けられたなんて、幸せなことだとも言えるかもしれない。まだまだ見ていたかったけども、特に今年の日本生命の選手起用の感じを見ていて、この世代交代には抗えないんだろうなと感じたので、諦めがついたわけじゃないけど、わかっていたというか…だから、割と受け入れられたかな。
でもね、福富君だけじゃなくてね……その、三菱自動車岡崎の公式の選手名鑑からも名前が消えている選手がいてね。
これに気づいてしまったのが、よりによって都市対抗の決勝の日でさ、そういう日にそわそわと調べものなんかするもんじゃないね。第六感が働いたので、見てしまったのだけど。




うーん、色々考えすぎて喋ることがまとまらなくなってきたから、とりあえず仲井兄さんのかっこいい写真見るわ(思考停止)


仲井兄さんをご存じの方には今更な話かもしれないけど、仲井兄さんは慶應の、殆ど目立たないピッチャーだった。私も社会人に進んでから、当時のスコアを見返して、あれこの試合に登板してたんだっけ?とようやく気付くぐらい。そして全く記憶にも残っていない。特徴以前に、この世代には現中日の福谷君とか、竹内大助きゅんという二枚看板がいたので仕方ないね。
そんな仲井兄さんをしっかり見るようになったのは、この試合からかな。
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この試合を現地で見れた喜び、今でも思い出す。もう7年も前になるんだけどね、写真からも気合の入りようがわかる(爆)
今や随分昔の写真になっちゃったけどね、でもやっぱりかっこいいね。

そしてこの試合をきっかけに、仲井兄さんは頭角を現してきた…気がする。といっても岡崎のピッチャーで一人だけ無双しまくるとか、そういうのではなかったけどね。
当時の記憶では、途中で倉谷さんも宇田川さんもいなくなってしまって(当時は割と本気で倉谷・宇田川・仲井・北畑の四本柱で行けると思ってたぞ…北畑君はまだいるが)、今日誰投げるんですか状態な中割と安定して投げてくれるというか、そういう印象でした。今でこそ岡崎はいいピッチャーが沢山出てきつつあるけど、突出した成績は残せていなかったかもしれないけど、その谷間を仲井兄さんが支えていたということは忘れてはいけない。特にこの試合なんかは仲井兄さんがいなかったら地獄だったぞ……個人的に夢の対決があったけど楽しめなかった程度に辛い展開だったからね…
あと岡崎のピッチャーは高卒の若い子とかが結構多かったりして、今はそうではないけど、兄さんだけぶっちぎりで学歴が高かった時代がありましてね、見た目の雰囲気も相まって、皆のお兄さんっぽいなぁと思っていました。だから仲井兄さんなんですが…兄さん言うてるけど、私は兄さんより一応年上だがね…
こうしてブルペンから後輩たちを見守る姿はまごうことなき兄さん。



まったく余談だけど、これの2~3枚目の写真について、これ長良川での写真なんですが、次の試合のチームの選手のブルペンでの佇まいを見て、あそこのフェンスって実は結構高かったんだなぁというのと、やっぱ仲井兄さんって背が高いんだなぁと思い知った次第です。ホラ兄さんって184あるから…
そしてついに都市対抗で勝利投手になったのをこの目で見た時は本当に嬉しかった。兄さんが見れるだけでも嬉しいけど、やっぱり都市対抗で躍動して、勝つ姿を見たいからね。


こんな感じで追いかけて写真を撮って、という穏やかな時間がしばらく流れていくのかと思ったらコロナになってさ、選手の写真を撮る機会なんて都市対抗ぐらいしかなくなっちゃった。東海二次予選は有観客だったらしいから、その気になれば観に行けたのかもしれないけど、そういう勇気はなかったな……自分の欲望を満たすためには積極的に行動すべきだとは常々思っているけど、やっていいこととダメなことがあるからな。
そして今年は岡崎は予選落ちしたから、これが私がこの目で見た、兄さんの最後の姿になってしまった…しかもこれ別に試合に出たわけじゃないし。

幸い、今年も予選をネット中継で見ていたから、2021年はまるまる兄さんを見れなかった、ということにはならなかった。コロナのせいで見れなくなった試合は多々あるけど、こればかりはコロナのおかげで見れようになったと感謝する外ない。正直、コロナがなければ社会人野球のネット中継がこんなにすぐに普及することもなかったと思うので。


先発の役割を果たすことが多かった投手であるということと、三菱自動車という会社故に避けられないイベントがあったりして、福富君と違って、同じ9年でも見足りないというか、実質9年見てない気がするというか……だからなのかな、福富君や手錢君の時とは違う感覚でさ、もっと試合を観に行けばよかった、という気持ちは強いな。普段は何故か野手に惹かれがちなのですが、そのせいで野手を追いかけることが多くて、それ故に投手を推しとすると、出番ってこんなにないのかと、目当てにして観に行ってやきもきすることは、正直多かった。
9年も選手でいられたことについては、福富君と同じようにすごいなと思うんだけど……何だろうね、これね。ちょっと悔いが残ってしまったというか。私が投手を追いかけるのに性格が向いていないというアレもあるんだろうけども。
なので、実際にこの目で見た機会は多かったとは言えないと思うけど、でも速報とかでエースとして大事な試合を任されて、そんな試合で先発として名前が挙がっているのを見てさ、嬉しかったね。ファン心理というか、なんか親心に近いような(爆)
けど、こういう記事を書くのに写真を見返していて「私は間違いなく、あの日仲井兄さんの姿を見たんだ」という確証を得ることができて……それは幸いなのかもしれない。

個人的な悔いはあるけど、でもこれだけは言っておかなきゃな。
お疲れ様でした。仲井兄さんもまた、良い夢を見させてくれた。…良い夢でたまるかよ!!