ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

7.31 2AW GRAND SLAM in TKPガーデンシティ千葉

やばい、書こう書こうと思っているうちに次のGRAND SLAMの開催まで迫ってきてしまった…


ってなわけで、K-DOJO時代に観に行って以来6年ぶりの観戦です。
bladecatcher.hatenadiary.jp
何名かはダムズに参戦した時にも見ていますが、基本的にこの時の記憶を頼りにしながら観戦してます。が、何せこの時から6年も経ってるので、ギミックチェンジしている人が結構いてますが…

  • レポに入る前に会場のこと

TKPガーデンシティ千葉とは、千葉ポートスクエアの一角にあります。
隣には千葉ポートアリーナという多目的のスポーツ施設があって、バスケとかそういう競技に使われてるみたいです。
こちらでもプロレスが開催されることもあるようですが、今回私が赴いたTKPガーデンシティ千葉は、千葉ポートアリーナとは別にある、ザ・キューブホテル千葉という施設の中にあります。っていう説明で合ってるかなぁ?
…うん、そう、ホテル内の一角がプロレス会場なんです。だから中はこうなってます。

地方のプロレス会場だとたまにありますよね、こういうのって。関東だとあまりないかなぁ?関東はアリーナ的な施設多いもんな(多分)
所謂宴会場的なスペースを使っているので、キャパはアリーナとか体育館に比べると少なめ。今はソーシャルディスタンスとかそういうアレもあるかもだけど、MAXで3~400人ぐらい入るかどうかかなぁ?ちなみに2AW公式によると、この試合の観客数は208人だったそうです。
人間が見る分には特に問題ないけど、照明操作の都合かもしれないけど、全体的に暗めなので写真が上手く撮れなかったです。暗いと会場の雰囲気は出るんだけど、カメラ君にとってはとても厳しくなるんだ。野球で屋内球場で撮影するだけでもきつくなるからね…カメラ君にとって光は命なのだ。
そういうわけで、今回は写真ほとんどないです。次もうちょっと写真撮りやすい会場に観に行く時まで待ってくだされ。私だって2AWの選手たちも上手く撮りたいわ…!



こちらがあやめちゃんです。


かわいい。当ブログでは大変レアな女の子の写真です。しょうがない、普段は野郎スポーツが専門なんで…
そんなあやめちゃん、滝澤と対峙するも、

手が届かない。あやめちゃん154cmに対して滝澤190cmだからしょうがないね。あと二人でリング外で追っかけっこしてましたし仲良いんでしょう多分(適当)
それにしても、

君こんな穏やかな表情するんやな…と。とてもこの試合の3週間前に額に剣山刺されて流血していた人とは思えん(爆)
こんな表情されたら次EREのメンバーとして見かけた時、どういう気持ちで見守ったらいいんだい?(爆)

  • 第2試合:3WAYマッチ ○浅川紫悠(7分30秒 ストレッチプラム→ギブアップ) ●旭志織vsナカ・シュウマ

この試合、元々は旭とナカ・シュウマのシングルだったんですよね。それが前日に急に3WAYに変更になったんですよ。それについて「二人でシングルの予定だったんだけど(怒)」と詰められる浅川。
平たく言うと、浅川はつい最近までゼロワンの火祭りに参加していて、そこで負けたので急遽ホームの2AWに参戦することになった模様。星取表を見ると、30日に行われた予選の最終試合で勝っていれば決勝に進めたようですが、そこで負けてしまったみたいですね……火祭りの同じブロックに関本大介がいて、直接対決ではドローになったみたいなので、かなり善戦したんじゃないかなぁ。
決勝には進めなかったとはいえ、でも31日夜の後楽園のゼロワンの第1試合に浅川もカードに組まれているのですが………予選落ちは予選落ちに変わりなく、「どの面下げて帰ってきたんだ」「おめおめと参戦して…」などと2人になじられ、おめおめと参戦する浅川紫悠≒オメシュウなどと煽られていましたが、何だかんだで浅川が勝ちました。フィニッシュは旭がナカ・シュウマに卍(でいいのかなあれ)かけてるところに、浅川がストレッチプラムをかけ、何故か旭が割と早い段階でタップしてました。君が先にタップするんか、と困惑しました。何故3WAYマッチの旭はネタキャラなのか。

この大会って、最初はこういう感じのカードが組まれていたんですよ。

★2AW タッグ選手権試合
《王者組》吉田綾斗&エクシリオ  vs  《挑戦者組》花見達也&仁木琢郎
3WAYマッチ
十嶋くにお  vs  若松大樹  vs  ナカ・シュウマ
シングルマッチ
旭志織 vs  条柴拓真

で、エクシリオが流行り病で欠場になったため、こう変更されました。

【変更後カード】
★タッグマッチ
吉田綾斗&条柴拓真  vs  花見達也&仁木琢郎
シングルマッチ
十嶋くにお  vs  若松大樹
シングルマッチ
旭志織 vs  ナカ・シュウマ

旭とナカ・シュウマの試合は、さらに変更になったわけですが…
というわけで、第3試合はちょっと不思議なシングルマッチになりました。若松は若手、十嶋はK-DOJOの初期のほうからいるいわば大ベテラン。
試合は何というか、十嶋の巧さを見せつけられたって感じ。試合全般ほぼグラウンド技で、時々打撃。投げ技はほとんどなし……一度もなかったような気がするな。あったかもしれないけど、十嶋のグラウンド技術と、ナックルパートを注意されてから、レフェリーにパーを見せつけつつのナックルパートが印象的すぎて全く覚えてない。若松も頑張っていたけど、躱されたり、倍にして返されたり。十嶋がフィニッシュの辺りでSTFに捕まえて、裏返して完璧に締めたのを見た時はもう、実に鮮やかでしたね。
ところで、試合結果ではフィニッシュは「裏STF」って書いてあるけど、STFを裏返したらFTSになるんじゃないっけ?と思ったら、微妙に違うとWikipedia先生に言われました。
ja.wikipedia.org
プロレス技を覚えるのは本当に難しい…

  • 第4試合:タッグマッチ 吉田綾斗&●条柴拓真(13分51秒 朱雀→片エビ固め)○ 花見達也&仁木琢郎

元々は上記に書いた通りタイトル戦の予定でしたが、ノンタイトルの試合に変更になりました。どっちにしても、紅炎vsTHE RULESという戦いには変わりなし。紅炎はベビーユニットで、THE RULESはヒールなのかな。
花見はダムズに参戦したこともあるので知っている。元気のいい子ですね。仁木はWRESTLE-1の出身だけど、WRESTLE-1は休止したので、それで2AWに入団したって感じかな。若いの同士のタッグですね。いいですね。
で、条柴拓真は6年前に尻尾生やしてたレスラーですね(説明が雑)吉田は………2AWに限った話ではないんだけど、爽やか優男イケメンがヒールターンすると心配になるというか、「大丈夫ですか無理してませんか」と思ってしまうアレがあります。似たような感じで言うとそうだな………昔、B×Bハルクがヒールターンした時と同じような謎の不安感を、今の吉田から感じてしまいます。ちなみに日頃ドラゲーは全然チェックできてないんですが、そういえば最近はどうしてるのかなーと、公式でB×Bハルクの近影を見て悪い意味で心臓が止まりました。あまりの衝撃にもうドラゲー公式の選手名鑑にアクセスできません。夢に出ませんように(爆)私が言っている意味が分からない人は、WikipediaB×Bハルクのページに載っている爽やかイケメンを見てからドラゲー公式にアクセスするといい(悪魔)
ヒールターンするには、既存の自分を完全に破壊するぐらいの覚悟を持たないといかん時もあるのかもしれないね。


…話がなんかずれたな。そう、だからね、吉田はレスラーとしてはとても良いんだけど、ヒールとしては……うーん、と思ってしまうところがあったんだよなぁ。試合後のマイクの感じから、普段はおしゃべりクソ野郎みたいなんだなーって思ったし、ヘラヘラニヤニヤしてるのが不気味なのはあると思うけど(でも隠し切れない爽やかイケメン感)、ギミックのせいでレスラーとしての良いところが死なないかが心配です。いつからヒールターンしてるのか知らないけど、ずっとああいう感じなのかなぁ。なんか色々勿体ないような気がする。いつまでも良い人っていうのも、プロレスラーとしては物足りないのかもしれないけども。
んで、試合は花見・仁木組が結構分断されることが多く、特に仁木がやられがちになったり、花見もダメージを負いすぎてなかなか戦線復帰できないことが多く、全体的に紅炎側が劣勢だったね。とはいえ、何とか切り返して勝てたというか………いや、ここで勝って大丈夫だったのか?試合後に襲撃受けたりしてたし。
それにしてもナカシリオ……一体何シュウマなんだ…

この試合を目当てに千葉まで来たけど、えっこの試合セミファイナルだったの?あ、タッグのタイトル戦がなくなったから、これがセミファイナルに昇格したって感じなのか。いやなんか、緊張しましたね(意味不明)
というわけで、2AWのBUG'S MUTATIONSと、プロレスリングBASARA勢の試合です。ちなみに2AW側のCHANGOという選手はフリーの選手ですね。
それにしても…

しっぽなげー!!(小学生レベルの感想)
一応面々を紹介しておくと、コーナーに座っているのがイサミで、BASARAの主。デスマッチファイターでもあるので、ダムズのリングでも見かけたりしましたね。奥に立ってるいかにもなガチムチが神野、ロープに座っているパツキンが下村。下村にもオレンジの長い尻尾が生えてます。
あまりにも長すぎる尻尾のため、試合開始前に凶器じゃないかというクレームがつきましたが、下村が「使いませーん!」と宣言したので、このコスチュームは認められました。実際本当に尻尾を使うことは一度もありませんでした。BASARA勢はクリーンですね。
あ、凶器として使うことはありませんでしたが、下村が尻尾で本田を釣ってはいました。本田の動きがさながら、ああいうのに釣られて反応してしまう猫ちゃんのようでした。これについて、コーナーにいたCHANGOから「本ちゃん!!可愛いけど試合に集中して!!」という声が飛んで吹きました。やっぱ可愛いと思うよね、しょうがないね。
試合は、こういう時によくあることっちゃそうなんですが、チチャリート君が捕まりがちに。BASARA勢は皆強いし上手いね。BASARAの試合は、ニコニコ動画で二コプロのチャンネルに入会していると見れるようですが、見てみようかなぁ。一応フォローはしているので試合の動画がうpされてるのは知ってるけど、入会はしてないから見れないんだ…
そんなチチャリート君に檄を飛ばして励ますCHANGOにお兄さん感を感じました。これはCHANGO兄さんですわ。実際年齢的にも、二人よりも大分年上みたいだし。昔エルドラドに所属していたらしいけど……どこかで名前見かけたことあったかなぁ…思い出せそうで思い出せない…
でも、チチャリート君めちゃめちゃ頑張ってましたよ。元気なのもそうだけど、チチャリート君は逆水平の威力がすごいんですわ。17日のVersusの時だったと思いますが、ビオレント・ジャックがチチャリート君は可愛いのに逆水平がめっちゃ痛いって言ってたし、神野も食らって「やるやん」って驚いたような表情をしていたので、相当なんだと思います。私のレポでは音を伝えることはできないので、これを読んだ皆様も2AWの試合を観に行きましょう(ダイマ
試合は最終的に、チチャリート君がイサミに沈められる形になりました。いやでもイサミと1対1でやり合って、結構戦えてたように見えたな。若い選手はああいう時に力の差を見せつけられたなーって感じるようなところがあったりボロボロになりがちになったりすると思うんですが、もうちょっと粘れるかな、と思ったぐらい。チチャリート君成長著しくないですか?(2回しか見てないけど)
試合後、退場していくBASARA勢、特にイサミのことを、本田がめちゃめちゃ意識していたように見えたな。あの本田の結構感情的なところ、ちょっと意外な感じだったけど良かったなぁ。

  • 第6試合:2AW無差別級選手権試合 《王者》○真霜拳號(23分35秒 垂直落下式ブレンバスター→体固め)《挑戦者》●羆嵐

今の2AWの勢力図ってよくわからなくて、パンフにも載っていなかったので、今日の試合を観たイメージで喋りますが…
・紅炎:ベビー
・THE RULES:ラフファイト・反則上等のヒール
・BUG'S MUTATIONS:可愛い
で合ってますかね?6割ぐらいは合ってると思うんだけどね(爆)
試合の前半は、THE RULESによる場外でのラフファイトが多く、それで真霜を痛めつける展開が殆ど。10分以上そんな展開だったなぁ。両陣営ともセコンドはメンバー総動員で来ていたと思うんだけど、なので場外でわちゃわちゃしていることが多かったな。1つ気になったことがあるけど、それは後で書く。
羆嵐っていうのは、所謂昔WRESTLE-1とかに上がっていた熊ゴローなんだけど……ああいうあんこ型のヘビー級レスラーの宿命だと思っているんですが、華がないんよね…キャラクターとか技術力が突き抜けてないと、結構微妙な感じに終わってしまうと思う。
で、真霜はずっとスターで、ファンも多くて……やっぱオーラが違うし。


写真で伝わるかなぁ?やっぱね、カッコいいんだよね……イケメンとか男前とか、そういう簡単な言葉で表せないカッコよさっていうんですかね…(語彙力喪失)
んで、今ベビー的な立ち位置なんだと思うけど、だから真霜が切り返したり優勢になった時の拍手の数が圧倒的に多いんですよね。
そして前々から言ってますが、プロレスのヒール的所業について、このご時世ではファンとしてリアクションを起こすのが難しいんですよね。普通だったらブーイングするけど、ブーイングできないし(単に親指を下に向ける仕草をすればいいんだろうけど、あんまり伝わらないよね…)なので、羆嵐が何かしても、THE RULES勢が悪いことをしても、無言で見守るもしくはスルーみたいな感じになってしまって、なんかいたたまれなくなってしまいました。本当だったらラフファイトに対してブーイングしたりして反応するもんなんだと思うけど……両者に対するファンのリアクションがあまりにも違いすぎる。
今更だけど、コロナな世の中ではベビーvsヒール以外のところで魅せることを意識したほうがいいのかもしれないね。ヒールに対して、称賛の意味合いの強い拍手はできないから。
あと、THE RULESって結構反則してるしヒール…なんだよね?なんか吉田って、あんまりヒールっぽい行いをしないんだな…っていうのが気になってしまって。試合中もなんか遠巻きに見守っているようだったし、場外乱闘で相手のセコンドとやり合ったりはするけど、目の前で真霜と羆嵐がコーナーに上ってやり合っているのをただ茫然と眺めている吉田が、それも私の目の前にいた時は「君はそこで立ち尽くして何をやっているんだ」と思ってしまいました。いや後姿しかわかんなかったから、実は正面から見たら何か意図が分かったのかもしれないけど、ヒールならコーナーに上ってる真霜の邪魔をして、羆嵐に有利になるようアシストしてもよかったよね。だったら、羆嵐のコーナーに押し込んでのケツ圧殺に苦しむ真霜の表情を写メで撮って煽ったり、セコンドに文句つけたりするナカ・シュウマのほうがよほどヒール感あって、ようやっとると思いました。
結局試合は、真霜が勝ちましたけどね。試合後のマイクでは「あんな戦い方をしていては俺には勝てない」と言ってましたね。確かに試合中はラフファイトに苦しんでいるように見えましたが、それ以外の場面で「うわ羆嵐つえーなーこれはさすがの真霜でも厳しいんじゃないかなぁ」って感じるところがなかったんですよね。逆に言うと、ラフファイトでもしなければ真霜にダメージを与えられないし、しかも負けてるし、ってことだよね。あとそうそう、場外で乱闘している時、ちょっとへばりかかっていた花見や仁木といった若いのに喝を入れるように声をかけていたように見えた場面がありました。後でセコンドの面々がファインプレーをしたとかはなかったけど、それでもユニットとしての結束の固さを感じて、なんか色々と紅炎サイドのほうが良かったですね。
そんな真霜には真に戦いたい相手がいるようで、その名前を出そうと喋りながら振り返ると、イサミが待ち構えていました。それを見て真霜は「誰だお前!?」と言っていました。いや絶対知ってると思うんだけど(爆)
これは真霜にイサミが挑戦するパターンですか、いいですねー面白そう、と思ったら、そんな二人の間に十嶋が入ってマイクを持ちました。
「次の挑戦者は私です」
これはさすがにびっくりした。十嶋がそういうキャラクターだとは思わなかった(爆)
…私の記憶を書き起こすよりも、これを見たほうが早い。


リング上でもそうだったけど、こんな困惑してる真霜初めて見たわ。後にわかったことですが、今の真霜は同門で鎬を削るみたいな試合には反対の考えを持っているようです。あと十嶋の喋りが軽すぎるけど、でもかなりの実力者なんですよねぇ。
先の若松とのシングルは何故?な印象のカードだったけど、十嶋としては色々刺激を受けた試合だったんだろうな。体力的にきつかったみたいに言ってたけど、全然そんな風には見えなかったな。こういうタイプのキャラはホラ、最後まで本心とか手の内とかをはぐらかしているかもしれないし(爆)
というわけで、まずは8.28に真霜と十嶋がシングルでやり合って、その勝者がイサミとベルトを賭けて9.11の後楽園で戦う、ということになりました。
十嶋ってあんまりタイトルに絡むイメージないなぁ、と思って調べたら、K-DOJOの頃から団体のシングルベルトを戴冠したことがないらしい(挑戦したことはあるのかもしれないけど、そこまでは調べてない)これは…ちょっと気になりますねぇ。
…うん、そう、このタイトルマッチが明日だから、大急ぎで仕上げました……明日は現地に観に行けないんだけどね。


にしても、この写真はなかなか良いですね。