ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

9.11 2AW GRAND SLAM in 後楽園ホール

また試合見てから1か月経ってしまった……私がプロレス観戦した後いつも忙しくなるのやめてクレメンス。いつもの如く文章はすぐ書けるんだけど、写真選びにすごい時間がかかるんだ…


で、年に2回の2AW後楽園大会ということで、参戦してきました。もう1つは確か4月頃の開催なんだけど、4月はね…野球が色々忙しくてね…
この大会では流血とかはないので大丈夫です、安心してご覧ください。が、何故かすんごい長い文章になってしまいましたので、その辺ご容赦ください。

  • 試合の前に

2AW恒例(?)シャッチョさんのご挨拶。っていうか社長さんじゃなくて会長さんというのが本当は正しいんだけど(っていうか割と最近知ったんだけど)、シャッチョさんのほうが語感が良くてね、しょうがないね。
開始早々油断していたのでマツケンサンバのインストに乗せてのリングインに吹いてしまったが、まずは大事なお話から。
先日このようなことがありました。
www.tokyo-sports.co.jp
状況についての詳しい説明で、ちょっと生々しい話もあったけど、内容はおおむね公式サイトで説明されているのと同じだったかな。まだそんなに日が経ってないこともあり、色々判断しかねる状態とのこと。そんな簡単な病気じゃないからね。
このような状況なので、エイド興行について検討していて、決まり次第発表するとのことでした。
…で、約1か月後の今、エイド興行の開催が正式発表されました。詳細なカードはまだ出てないけどね。ちなみに現在は順調に回復されているとのことです。
www.2aw.jp
プロレス界ではこれまで色々な選手が怪我や病気になって、各地でエイド興行が開催されたりしたし、今でも高山善廣大谷晋二郎へのエイド募金が各大会で行われていますね。ってな感じで、こういう試合を観に行ったり募金したり、グッズを買ったりすることで支援ができます。こういうのの開催って他のスポーツだと難しいかもしれないけど(あんまり聞いたことがないし、あってもやけに大掛かりな催しになってしまうような)、フットワーク軽めに動けるのはプロレスならではかな。
それから、具体的に媒体名や内容について名指しはしていなかったけど、ニュースで事実にないことを書かれていた、とも仰っていました。確かにこの件は色々なネットニュースで取り上げられていてびっくりしたけど、嘘くさい内容がどれか、ちょっとピンと来なかったけど、「普段プロレスネタ書かないくせにここぞとばかりに記事にすんなよ」と思った媒体はいくつかあった。この件に限った話でもないけど、別に疚しい話でもないし、公式自ら報告してるんだから、外様のニュースの情報は間に受けないほうがいいね。そんでで、その外様のニュースサイトさんたちは、ちゃんと順調に回復してはるってこと配信されました?


では、試合です。

  • 第1試合:8人タッグマッチ ユーマ24(フリー)&○吉田考志(フリー)&大和ヒロシ(フリー)&チチャリート・翔暉(5分44秒 稲妻レッグラリアット→体固め)旭志織&超人勇者Gヴァリオン(BRAVES)&吉野コータロー&●最上九

後楽園ホールで割と写真を撮れたので、選手を紹介していきましょう。
と思ったけど、いきなり8人タッグでわちゃわちゃしていてめんどくさくなってしまったので、これで…

青コーナーから、一番左にいるのが最上、陰になっちゃってるけど旭、ヴァリオン、吉野。
赤コーナーは右から説明した方が楽だな。派手なボトムのコスチュームが吉田、白パンのが大和、そんでチチャリート君にユーマ24です。
この中で初めて見るのはヴァリオンと吉田か。ヴァリオンはBRAVESという団体?のレスラーで、吉田は今はフリーのようだが、調べると北都プロレスFTOに所属していたことがあるらしい………フフフ…あまりにもインディー過ぎて私には説明できない……
よし、じゃあ試合の話をしよう(諦観)
当初の予定では、リッキーさんはこの試合に出るはずだったのですが、そういう事情なので、ユーマ24が代わりに出場。ユーマ24はフリーの選手だけど、元々K-DOJOに所属していた選手で、昔私が観に行った時は、雄馬というリングネームだったね。当時はペイントレスラーだったから、素顔こんななんだ、っていうのが最初の感想でした(爆)先のリングのレポの最後から2番目の、凶月の集合写真にペイントレスラーが一人おるじゃろ?この人です。
ところで、ユーマ24が入場する時に見せたエアギター風のパフォーマンスとか、あれはリッキーさんオマージュなんだろうか。

試合の終盤、赤コーナー組が4人してそれぞれの選手を担ぎ上げ、四方のコーナーに並ぶ、そんで各々「カミカゼベイベー!」と叫びながらマットに叩きつける。

どういう感じで撮ろうか悩んでいたら、一人また一人と投げ始めてしまった(爆)

…( ゚д゚)ハッ!
これあれじゃん、リッキーさんの必殺技のカミカゼじゃん。
最後は吉田が最上を稲妻レッグラリアットで沈め、3カウント。

吉田はリング上でも、そして退場時にも、後楽園ホールの西側を指差していました。西側には、リッキーさんの応援幕が飾られてたんだよね。あと今まで1回聴いたことあるかないかなので非常に自信がないんですが、赤コーナー組の入場時・そして吉田がフィニッシュした時、どちらもリッキーさんの入場テーマが流れていたような……
というわけで、第1試合はリッキーさんに捧ぐ試合でありました。

  • 第2試合:タッグマッチ 梶トマト(フリー)&○(7分35秒 リベリオン→片エビ固め)条柴拓真&●ナカ・シュウマ

こちらがナカ・シュウマ。

THE RULEの旗を振り回したり、こうして見せたりしてアピールすることが多い。
あとこの写真では全く見えなくなってしまっているけど、首に赤いミニ脚立を下げている。普段の試合時にアイテムとして使わないので、ただのアクセサリーと思われる。
んで、条柴拓真。

見た目こんな感じですが、実は声が高くて可愛い。
一方の浅川・トマト組は浅川のテーマで入場してきたので、トマトのダンスはありませんでした。ごめんね…「あ、今日そっちなんだ」って思ってしまった。

7.31の時は確か着てこなかった気がするけど(7.31はオメシュウだったしな)、浅川のガウンこんなカッコいいのか。昔も言ったけど、この団体は衣装が皆クールなんすよ。
この試合は結果的には浅川・トマト組が勝ったけど、個人的に印象に残ったのはTHE RULEのほうかな。
ナカ・シュウマはこれを長い時間維持できるんだね。結構パワーある系なんだね。

で、THE RULEは連係も良いんだ。こういうのって誤爆しがちだけどちゃんと決めてたし、

合体技もあるのね。

THE RULEの面々はリング上で魅せるプロレスは良いんだよな。良いんだけど…
あ、そうそう。これ試合後に撮った写真なんですが。


手の感じから何となく、二人の若干のすれ違いを感じてしまいました(爆)

十嶋ってのはこの人。

あっ、髪切ったんですね。7.31や8.28で見た時は伸びっぱみたいな感じでしたが。
そうそう、いつもこういうノリで入場してくるし、客席に向かってピースサインとかしてる。掴みどころがない感じよね。でもすき。
で、本日のお相手ですが……プロレス界というのは団体が乱立しがちです。まーたいつの間にか俺の知らない団体が旗揚げされたのか、と思って調べたところ、ストロングスタイルプロレスってのはリアルジャパンプロレスが改名した団体らしい。ああ、リアルジャパンなら知ってる。佐山聡氏の団体ですやろ(雑)
で、間下隼人はここの所属選手。

実は真霜が先日、ここの団体のベルトを獲得したようで、そんな真霜を追って2AWに乗り込んできたのが間下ということらしい。まぁいきなり真霜と対戦ってわけにはいかないから、まずは前座の十嶋を倒してから、といったところでしょうか。
そんで間下ってのは……と説明しようと思ったけど、Wikipediaにやたら詳しく書かれているので、そっちを見たほうが早いでしょう。無駄な情報も多いけど。
ja.wikipedia.org
ちなみにこの試合で見た間下は、このWikipediaに書かれているようなイメージは全くなかった。予習しなくてよかったパターンですね。
全体的な印象として、間下が強いのかどうかはぶっちゃけわからなかった。ただ、十嶋とは相性が悪いなというのはわかった。
間下は佐山聡の門下生であるのも納得な、鋭い蹴りを見せる。この日はあまり見せなかっただけかもしれないけど、蹴り主体のレスラーという感じでもないのかな。蹴り主体のレスラー=中嶋勝彦とかKENTA辺りのイメージで言うてるんですが、そこまでは行かないって感じ。むしろ真霜とちょっと似ているのかもしれない。

何となくだけど、十嶋は打撃が主体の選手とか、すぐ投げちゃうような選手とはあまり合わない感じがする。ただ、十嶋はプロレス自体は上手なので、試合としては全然見れて、ただなかなか優位に立てないなぁという感じがするだけです。

だからなのかわかりませんが、十嶋は途中リング外に逃げて回復しながら、中継していたサムライTVのカメラに向かって「すごいやりにくい」と言っていました。
だもんで、間下TUEEEE!!これは真霜にやっつけてもらうしかない!!と思うような強さはあまり感じられず、フィニッシュはFSRといって、Wikipediaによると変形フィッシャーマンズスープレックスホールドらしいけど、十嶋が力尽きて返せなかったというより、ホールドが良い感じだったので肩を上げられなかった、という感じがしたな。十嶋にもまだ余裕があったような気がするし…

試合終わったら、くたばった様子もなくさっさと帰ったし(爆)
間下はリアルジャパン時代から長らくいる選手のようなので、もっとこうサツバツとしたプロレス(※)をしてくれるのかと思いましたが、ちょっと物足りないかなぁ。本気出してないだけかなぁ。
※私が思うサツバツとしたプロレスというのは、昭和とか、それこそ猪木の影響がめちゃくちゃ強い頃の新日本プロレスのイメージです。

  • 第4試合:タッグマッチ 滝澤大志&○若松大樹(10分16秒 ジャーマン・スープレックスホールド)●本田アユム&CHANGO(フリー)

平等に見なきゃ、と思いはするんですけど、BUG’s MUTATIONの皆さんが可愛いためどうしようもない(爆)


リングインの嚙み合わなささえ可愛く見える。


CHANGO兄さんはスプレーを撒きながら入場するんだけど、入場で使い切ったらしいです。




ああ、いいっすね……とてもいい(語彙力喪失)
そういえば7.31も、こうやってゴングが鳴る前にコミュニケーションを取ってるように見えるシーンがあったな。TKPは全然写真が撮れなかったのでアレですが………いや、もう、語彙が浮かばないのですみません。こういうのにとても萌えるんですねぇ!


で、試合前のルール確認。何やらCHANGO兄さんは「通常ルール以外何があんだよ!」とツッコんでいましたが、あのその、対戦相手の若松が時々ハードコアの試合をすることがあるようなので、それで確認なんじゃないですかね(適当)
で、試合は早速プロレスルールをかなり無視した、本田とCHANGO兄さんのコンビネーションが炸裂し、もう若松が腕を取られてしまう。

あかんこのままでは秒で試合が終わってまう!と思いましたが、何とか滝澤がカットに入って試合続行。
しかしその後も若松が捕まる展開が続き、連係プレーで腕へ集中攻撃。

本田がレフェリーを引き付けている間にロープを使って攻撃を加えるCHANGO兄さん。

悪いことしててもね、可愛ければ全部許しちゃうからね俺は(理不尽)
しかし若松も隙を見て反撃に転じ、なんとか滝澤と交代。滝澤とタッチするまで5分ぐらいかかったんじゃないですかね。滝澤もそりゃあみなぎってるよね。

早速本田を逆水平ですっ飛ばしまして、CHANGO兄さんも……って噛まれとるやないかい!

CHANGO兄さんが噛んどる隙に本田が反撃。

「本ちゃん!逆にチョップしてやろうぜ!」とCHANGO兄さん逆襲宣言。


これ効いてないっすね…
というわけで「作戦変更!ブレーンバスター!」




逆に投げられとるやないかい!いや滝澤がめっちゃ高身長なのもあるけど、CHANGO兄さん随分な高さから投げられてますねこれは…
ほぼヘビー級スペックの滝澤には簡単に勝てませんでしたね、しょうがないね。
そして滝澤のミサイルキック。

昔、森嶋猛という角界上がりのレスラーがいて、彼が放つミサイルキックを「スカッドミサイル」と称したことがあったと思いますが*1、190/100の滝澤が放つそれは質量的に近いんじゃないかという気がしました。
その後も滝澤とCHANGO兄さんの攻防は続き…

ん?その首の赤いやつは、プロレスで使ってはいけないやつなんじゃないですか…?滝澤が首と訴えても、レフェリーは全く気付いていない。何て小狡いんだ!(※ニヤニヤしながら見てます)
その隙に本田に交代。追撃を試みるも滝澤は回避。


ダブルチョップで迎撃し、若松に交代。若松はサンセット・フリップ(だと思うんだけど合ってますかねこれ)


さらにコーナーに上って追撃を試みるも、CHANGO兄さんに妨害される。そうこうしているうちに本田も復活して滝澤に攻撃を加える。

そして二人がかりで若松を攻撃。この時プロレス的な殴り技ではなく、ベチベチベチベチってはたきまくってるのが可愛かったです(爆)
これでまたBUG’s MUTATIONのターン。二人の連係が決まる決まる。


またも若松がHondaに腕を捉えられ、CHANGO兄さんがエプロンから攻撃の機会をうかがっていた、その時であった。

滝澤が復活しました。遅いじゃないかミッターマイヤーな気分でした。
CHANGO兄さんを(ややガチめに)叩き落とし、その間に本田を捕まえてフィニッシュに

行きたかったところですが早々にCHANGO兄さんが復活し、またも場外に落とされる滝澤。

一瞬の隙を突かれて丸め込まれる若松。しかし何とか2カウントで脱出。
何回目かもうわかりませんが、またもBUG’s MUTATIONの連係に捕まりかかったところで、滝澤が復活。

逆にCHANGO兄さんを場外に落として、ライオンサルトで追撃しCHANGO兄さんを封じます(この辺急展開過ぎて写真が追い付かんかった)
その後、一人残された本田にミサイルキックと、滝澤のアシストもあってジャーマンを決める。この時の音がちょっと鈍かった気がしたんですが大丈夫でしたかね…?

で、そのまま3カウント。若松はよく耐えました。よく逆転できたなぁ!
と、若松の頑張りに感心したかったのですが……くそっ、カメラが、そっちを向かない…!!

………ぬあぁ!!やっとカメラが言うことを聞いたぜ(白々しい)いやしょうがないじゃんこんな可愛い画が目の前にあったら撮るに決まってるじゃん(爆)
というわけで、若松・滝澤組の勝利でした。

こちらも可愛いんだよ。可愛いんだけど、負けたのにあんなん見せられたら、私はそっちに靡きますわ。


ちなみに。
www.youtube.com
2:06~。
…CHANGO兄さんはあまりデスマッチにいい感情をお持ちでないのね。だから試合前に突っかかっていたのね…
フフフ……嬉々としてデスマッチを観に行く者としてはちょっと肩身が狭いぜ(爆)

私はこの通り女子プロレスには明るくないのですが、今大会の目玉カードの1つ…なのだと思う。
橋本千紘はセンダイガールプロレスリングのエース……なのかな。この試合が行われた時点ではシングルとタッグと、両方のベルトを持っているみたい。
いや保持タイトルよりも、この一目見てわかる貫禄とにじみ出る強さよ。

かっけぇ。ワイこういう女子レスラーが見たかったんや…!
プロレスニュースでよく名前を見かけてはいたので知ってはいましたが、実物はこんなにかっこいいのか…こういう強く、かっこいい女は本当によきです。
で、あやめちゃん。

入場していきなり橋本と対峙。

…したと思いきや奇襲。レフェリーにゴングを鳴らすように要求し、丸め込みで3カウントを狙うも失敗。あのねあやめちゃん…そういう卑怯な手で勝っても、本当の強さは得られないよ…
で、仕切り直してちゃんとプロレス。
なんか力の差があるように感じたのは(実際そうなんだろうけど)序盤の姿勢が対照的だったからなんだろうな。
あやめちゃんはすごい声を出して立ち向かっていくんだけど(女子プロにありがちな?すごい甲高い声を上げながら向かっていくようなアレをイメージしてもらえれば…)、橋本は全然そういう声を出さないんだよね。ちょっとあやめちゃんを呼んだ時ぐらいか。その時点であやめちゃんは最初からずっと全力目いっぱいで、橋本にはまだまだ余裕があるんだという感じがしました。




あやめちゃんと橋本では力の差がありすぎると思いましたが、それでも良い試合に感じたのは、あやめちゃんが簡単に音を上げなかったからでしょう。初っ端に随分卑怯な手を使っていましたが、あやめちゃんもやればできる子。だんだんエルボーでも橋本をのけぞらせることができるようになったり、

こうして投げることもできるようになっていました。

橋本の表情も余裕がない…と言ったら大袈裟だな、そこまでではない。でも序盤に比べたら大分本気になっていたような気がしました。
試合中の僅かな時間で選手の成長を感じられるのもまた、プロレスの良いところではなかろうか。



…こうして見ると、あやめちゃん結構色んな技出してたんだな。でも3カウントは取れなかった。
その後は橋本の反撃。ジャーマンと、

オブライトを返せず、3カウントを取られました。

相手の技を受け切って、最後までリングに立ち続けていられる者が勝者。まさにそんなプロレスでした。
試合後、あやめちゃんがまた何か仕掛けようとしていたような気がしましたが、最後はこんな感じ。


でもやっぱり悔しかったのかね、カメラに向かって何やらアピールしていましたが、セコンドの最上に窘められていたような。

ところでお気づきになられたでしょうか。これまでの写真の中で、リングサイドから最上が心配そうな、実に優しい目であやめちゃんを見守っているのを…
いや本当にね、リング上の二人も良かったけど、最上がセコンドとして、すごいあやめちゃんを叱咤激励しているというかそういう姿が非常に印象的でしてね……まぁヤンキーは優しいって相場が決まってますからね。いやだからね、こういうのを見た後に、次のデスマッチの試合で巡り合ったら、どういう顔をして君の試合を見たらいいんだいって言うね(爆)
にしても橋本は良かったなぁ…ほらもうこれとかかっこいいもん。

調べたらセンダイガールズプロレスリングは、時々新宿FACE辺りで試合をしているようなので、都内在住でも割と観るチャンスはあるのかな?機会があればぜひ行こうそうしよう。

  • 第6試合:《挑戦者組》○花見達也&仁木琢郎(14分53秒 バックロールクラッチホールド)《王者組》●吉田綾斗&エクシリオ

やーーーっと試合できましたね。2か月待ったぞ2か月。

こちら挑戦者組。オレンジグラデのが花見。赤毛の子が仁木。あ、花見はこっちの写真のほうが良い感じに撮れたと思います。

んで、王者組。

手前のマスクマンがエクシリオ。そして吉田。ご覧の通りめっちゃカッコいい。こっちの写真の表情もかなり好き。

…こういう表情を見るとな、勿体ないなぁって思っちゃうんだよな。ヒールという枠に収まってほしくないような、そんな感じ。
で、カード変更があった過去2試合、どちらも紅炎組が勝って、今回もそう。でも今回の試合が一番、紅炎が優勢に感じました。過去2試合がそうだったように、どっちかを抜いて条柴を入れたほうが実は強いのでは、という気がしてしまう……が、今回の王者組は病み上がりだったから、想定より弱体化していたということにしようそうしよう。
今回の試合もいつも通りで、こうやってTHE RULEが審判の気を引き付けている間に、場外でボコボコにして体力を奪うという、それだけ。
終盤にいよいよ3カウントが取られそうになると、今度はレフェリーの足を引っ張って転ばせて、カウントを阻止。この行い自体はプロレスにはよくあることだけど、空気感がきつすぎた。こういう場合、普通だったらブーイングが起こってヒールの行いに対してアクションを取るんだけど、今はそういう声出しができないから、観客はただ無言で悪い行いを見ているだけ。で、そんな悪事に負けじと、花見と仁木が正当にTHE RULEを攻めると称える拍手が沸く。
前々から、ヒールの行いに対して観客がアクションを取れないから、そういうプロレスは考え直した方がいいと言ってきたけど、こういう後楽園ホールでの大舞台であれはきつかった。大きな劇場でお笑い芸人がダダ滑りしたようなのと似た空気感があったように、個人的には思いました。
しかし今回の紅炎組の試合はとても良かったなぁ。連携技もバチバチ決まって、見てて楽しいタッグだった。


タッグ戦って、個々の強さよりか、チームワークを見せてナンボよなぁ。
そういや、この試合セコンドもTHE RULE総出だったけど、

羆嵐がいなかったな。羆嵐ってTHE RULEの新メンバーだって話だったと思うんだけど、なんかこう、メンバーの扱い雑じゃない?8.28に出てたから、真霜に負けて要らない子になったわけではないんじゃないかと思うけど……紅炎もBUG’s MUTATIONも、ユニット内で仲が良いんだなっていうのを感じるから、このユニットだけなんか違うなって思っちゃうんですよね。試合中、エクシリオが誤爆した時に一瞬頭抱えてたから、仲間意識というものは(少なくともエクシリオには)あるのでしょうが。


まぁ色々言いましたが、2か月ぐらい遅れてですが、紅炎組がベルトを奪取しました。

良い表情ですな。
あとさ、ちょっとこの仁木可愛すぎるから見てよ。


リアルタイムでは見ることとシャッター切ることに夢中になっていてアレですが、こうして写真を見返してため息が出ちゃう、あると思います。
試合後のマイクで喜び爆発。

早速挑戦者を募る二人。すると若松と滝澤がやってきたぞ。第4試合でこのタッグで勝ったのは、この布石だったのか。

「俺が挑戦する理由は、滝澤さんというパートナーを見つけたから………ではない!
という若松のコメントに、ツッコミを入れる滝澤。
…で、若松が挑戦する真の理由は、同期の仁木が真っ先にタイトルを取ったのが悔しいからとのこと。
「俺は仁木のことが大好き……だけど、同期で一番強いのは俺だから」
と主張する若松の言葉にはこう、昨今なかなか聞かない青く初々しい何かを感じて、和みましたね(意味不明)
というわけで、この大会時点では決まってませんでしたが、次のタッグベルトの選手権は10.30のTKPにて開催。挑戦者は、若松・滝澤…もとい、ぶっ飛べ★ミサイルキッカーズ組と相成りました。ところで、このリング上でのやり取りの間、滝澤一言も喋ってないですが大丈夫ですかねこれ…


あっという間だった。何であっという間だったんだろう。試合時間20分も行ってないから?「いや、イサミはまだ手数あるだろ」と思ってしまったから?実は3カウントが決まったと思った時点で、この二人の因縁はまだ決着が着いてなかったのかもしれない。
試合はなんか、二人の意地の張り合いが多かったような。逆水平の打ち合いとか、エルボーの打ち合いとか。


あと真霜は左腕を、イサミは左脚(膝かな)を重点的に攻められてたんだけど、お互いダメージが大きい箇所を攻め合う場面があってさ、真霜は「効かーん!」って強がりまくっていました。イサミは割とすぐに「めっちゃ痛い」と言っていました。素直ですね。なんかこう、両者がいかに相成れないかがすぐに分かるような1シーンでありました。


試合は真霜が必殺技の垂直落下式ブレーンバスターを出して勝ち、ベルトの防衛に成功。

なんかこの試合、ベルトが懸かっていたとかすっかり忘れてました。ベルト以上に大事なテーマを掲げて試合をしていたような、そんな感じ。
んで試合後、イサミのほうから「20年間、俺と喧嘩してくれてありがとう」と握手を求める。

めちゃくちゃ警戒する真霜。何もないぞと、左手を後ろに回すイサミ。で、ようやく握手。

リングを降りたイサミに、真霜からも「ありがとう」の言葉を贈る。こうして、20年の因縁はこれにて完結したのでした。






…と思ったらですね、真霜がgdgd話し始めるんですよ。

「あいつはうぜーし、強くなったと思ったら弱えーし…」
と、これを聞いたイサミは怒って戻ってきて、真霜に低空ドロップキックを浴びせる。真霜逆ギレ。イサミは「うっせバーカ!」と応酬。かくして21年目の喧嘩が始まったのでした。
なお、一連のやり取りを見ていた紅炎の面々に「今のは真霜さんが悪い」「あんなネチネチと…」と責められ、「俺が悪いの?」と困惑する真霜。えっ、真霜ってこんな、こう、こんなキャラなの?ただの普通の兄ちゃんじゃんキャラ崩壊してない大丈夫?8.28辺りからなんかおかしくない?(爆)
ちなみに、ネットニュースではこのような記事がありまして。
battle-news.com

 試合後にマイクを握った真霜は「続いてきたこの因縁、今日で決着でいいな?」と問いかけ、イサミがマイクを握ると「20年前ろくな思い出なんかないけど。最近2AWに参戦させてもらって、すげぇ魅力的で、光ってる選手がたくさんいて、このリングでのお前とだったら握手するよ。20年間、俺とケンカしてくれてありがとうございました」と伝え、2人は握手を交わした。だが引き上げると見せかけたイサミはリングに戻り、真霜に低空ドロップキックを見舞い清算の意志がない事を体現した。

これだけ読むと、なんかイサミが真霜を騙し討ちしているような印象しかないんだけど、違うから。イサミは何も悪くなくて、折角良い雰囲気で締まったのに、真霜がgdgdと陰口を言ったのが悪い。これだけははっきりと真実を伝えたかった。ほんのちょっとでも切り取ると印象が180度変わってしまう、ネットの情報のダメな例ですよ。あと小髙じゃなくて木髙な……確かに普通に変換すると出てこないけど。


そして試合後、浅川がシングルのベルトの次期挑戦者に名乗り出る。これまでそういう伏線を感じなかったので、何で?と思ってしまったのが正直なところです。
で、遅れて間下も参上。予想通り、ストロングスタイルプロレスのベルトを取り返しに来たようだけど、2AWのベルトにも興味があるとのこと。
ここは真霜の計らいで、まず浅川と間下で次期挑戦者の座を争い、それで勝った者と10.30のTKPでタイトル戦を行う、ということになりました。
このレポを書いている時点では既に次期挑戦者決定戦は終わっていて、まぁ予想通り間下に決まったわけですが…さて、どうなることやら。あと真霜の崩壊気味のキャラはどうなるのか。


とりあえず、やはり後楽園ホールは近い!そして写真を撮りやすい!というのをひしひしと感じた試合でした。
2AWは規模とか、ローカル団体という特性上、毎秒都内で開催してというのは無理なんだけどね、しょうがないね。
幸い、時々PPVを見れるから、都度現地は無理でもそこは抑えたいなー。PPV観戦でも彼らのためになればいいけど…

*1:正式な技名ではなかった気がする…実況が勝手に呼んだだけかも。