ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

9/25 首都大学野球1部秋季リーグ戦・第4週 筑波大学vs東海大学【リモート観戦】

全てを無にかえす一打。


スタメンはこちら。

<先攻・筑波大学
1(中)石毛
2(遊)永戸
3(右)清水
4(捕)西浦
5(指)仲井
6(左)山田航
7(三)生島
8(一)佐藤耕
9(二)小田切
(投)西舘
<後攻・東海大学
1(右)金城
2(一)森
3(遊)小松
4(三)吉田元
5(中)東海林  
6(左)鵜沼
7(捕)柳
8(指)大松
9(二)樫見
(投)諸隈

あ、金城君が復帰しましたね。
金城君は第2週の2戦目はお休みだったようなのですが、中継の情報によると、ヒビがどうとか聞こえましたが……第2週の第1戦で、背中だったか肩だったかにすないぽを食らいまして、それで途中交代していたんですよね。すないぽで途中交代はよっぽどのことだと思いましたが……ヒビとはいえ骨折って1週間ちょいで治るもんなんでしょうか。中継では驚異の回復力を見せたとか言っていましたが、若いっていいですね。私こないだ道端ですっ転んで膝打ったけど、1週間ぐらいずっと痛くて病院行くかまじで悩みましたよ。先日も家の中で小指ぶつけて痛すぎて病院行くか悩んでますよ。あと何となく親の血を感じましたね(根拠ゼロ)


んで、試合ですが、東海大が初回に2アウトから小松君がすないぽで出塁し、吉田君がヒット、東海林君がすないぽで続いて2アウト満塁。ここで鵜沼君がライト方向へのヒットを放ち、これがランナー2人が還るタイムリーとなって、東海大が先制。外野を抜けそうな当たりだったのもあって、鵜沼君は二塁も狙いましたが、これはタッチアウトになりました。
筑波大の先発・西舘君は立ち上がりにしくじったものの、それ以降はちょいちょいヒットは打たれるものの、安定感のあるピッチングを見せていました。本当に初回だけだったな。
一方、東海大の先発・諸隈君。順当にいけば岩本君が先発するはずだったと思うのですが、岩本君は今季調子が悪すぎるせいか、ベンチ入りすらしていなかったようで…それで、ある程度計算が立つ諸隈君が先発したのかなーと思います。
諸隈君は期待に応えるかのような好投を見せていきますが、6回表にアクシデントが発生。
この回は先頭の永戸君にヒットを許し、続く清水君の当たりは、一塁手を抜いた当たりを二塁手がカバーするような感じのプレーになり、ここでピッチャーが上手にカバーに入って、バッターランナーをアウトにすることに成功。結果的には進塁打となりましたが、良いプレーだったと思います。
が、このプレーの後に諸隈君はベンチに下がります。ランナーや野手との接触プレーはなかったように見えたので、それ以外のところで何か異常があったのかもしれませんが、この試合の時点で詳細はわかりませんでした。
この場面で後藤君が緊急登板しましたが、西浦君にタイムリスリーベースを打たれてしまいます。あ、ちなみにこの時西浦君が

こういう感じのポーズを見せていたのですが、これはTSUKUBAの「T」のポーズらしいです。なるほどね。
東海大は後藤君を諦めて山本君を登板させますが、仲井君もヒットで続いて、これで西浦君が生還し、筑波大が同点に追いつきます。仲井君は今季覚醒してますね。いいですね。
しかしその後はゲッツーで凌いで、東海大が何とか同点止まりで踏ん張りました。


その後、東海大は山本君から中尾君とリレーしていきますが、どこのチームも継投やピッチャーのコマを揃えるのに苦労していると思いますが、東海大は特に苦労してるイメージが強いチームです。
8回表、1アウトから清水君のヒット、西浦君のセーフティバント(この打席のは狙ったわけではないと思うんだけど、いいバントが結果的に内野安打になったような感じ)、さらに仲井君の綺麗な流し打ちのヒットで満塁となりますが、筑波大は無得点。
さらに9回表にも先頭の佐藤君のセーフティバント、代打・松尾君のヒットで一二塁。さらに石毛君の当たりはピッチャーゴロな当たりでしたが、ピッチャーが三塁を見てしまい、判断に迷っている隙にセーフとなり、ノーアウト満塁。東海大はここで中尾君から若山君に交代。若山君は1年生、あとバッテリーを組む柳君も1年生です。これはもう決まったと思ったでしょ?私は思いました(時期尚早)
しかし若山君は、まず永戸君を空振り三振に仕留めます。若山君は大変派手なガッツポーズをして吠えていました。まだ早い、と思いましたが、続く清水君・西浦君としっかり抑え、この大ピンチを見事切り抜けたのでした。この時の東海大のベンチの様子が映されましたが、サヨナラで勝ったかのような盛り上がりようでした。
筑波大的には拙攻が続いた後の9回裏、西舘君は続投中。そう、打線がアレな中頑張って東海大打線を抑えてたんですよ……しかしこの回の先頭の鵜沼君にストフォアを与えます。私はこれを見た時「ついにキレたか」と思いました(爆)
その後柳君はバント、迎えた大松君は本日3安打。ここまで東海大全体で6本のヒットを放っているのですが、その半分である3本を叩き出している大松君は、申告敬遠。ちなみに大松君ですが、ロッテ…というか、ヤクルト…というか、の大松のご親族なんだそうです。大松も東海大の出身だもんな―。個人的に大松はロッテのイメージなんだけど、このレポはヤクルト戦観ながら書いてて、ちょうど大松「コーチ」のコメントを聞いたところなので、書き方に悩んだでござるよ…
で、樫見君の当たりは進塁打となって、2アウト二三塁。ここで仕事人ぶりにに定評のある金城君を迎えますが、3球三振に仕留め、こちらもピンチを切り抜けました。


試合は延長に突入し、タイブレークへ。東海大は若山君が続投、筑波大は10回から北爪君が登板。
しかしこのタイブレークがなかなかgdgdで…両チームとも全然ランナーを進められないんですよ。バントをしようにも好フィールディングの連発で三塁でアウトになり、ヒッティングに切り替えるとゲッツー。だから言ってんじゃんノーアウト一二塁だと皆バントするから戦法が決まってくるって、早く試合終わりたいんなら1アウト満塁のほうがいいって。とはいえ、簡単にバントを許さない緊張感を持った、引き締まったプレーは両チーム共に良かったと思います。特に東海大は、この試合だけで筑波大にセーフティバントを3度も決められていたので、より警戒して臨んだんじゃないでしょうか。
そんなこんなで12回表、この回は石毛君からのスタートでしたが、やはりバント失敗。続く永戸君はヒッティングで臨みまして、これがちょっとボテボテな難しいサードゴロになり、オールセーフで1アウト満塁。ここで清水君が放った当たりはゲッツーコース。最初に捕球したのは小松君だったけど、体勢的にちょっと難しい当たりだったのかな。何とか二塁手に渡して、二塁ではアウトにできましたが、そこから一塁への送球が悪送球に。解説から握り直していたという指摘があったけど、色々難しい状況だったのかも。この間にランナーが2人還り、筑波大がようやく勝ち越します。
その裏、東海大は柳君からの打順。柳君はバントの素振りは見せてなかったかな。そんで2‐1のカウントからの一振りは、ライト方向へ高く上がっていきましたね。で、フェンスの向こう側に飛んでいきましたね。


……というわけで延長12回、5‐4で東海大が勝ちました。最後は柳君の逆転サヨナラ3ランで決まりました。
いや、リアクションが薄いのは、その……あまりにも突然の出来事で「え?」となってしまったからです。BladeCatcherはこういう前触れの無い逆転劇に反応できないという弱点があるんです(爆)

<本日の投手リレー>
筑波大学:西舘(9回)‐北爪(2回・0/3)
東海大学:諸隈(5回・1/3)‐後藤(0/3回)‐山本(1回)‐中尾(1回・2/3)‐若山(4回)

若山君はしんどい場面とタイブレークを一人で全て投げ切りました。よく頑張りました。若山君が今日の勝ちを引き寄せたと言っても過言ではないでしょう。
皆さんも若山君のことをよく覚えておいてください。