ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

9/9 首都大学野球1部秋季リーグ・第2週 桜美林大学vs東海大学【リモート観戦】

今日も第3試合だけの観戦です。


スタメンはこちら。

<先攻・桜美林大学
1(指)森田拓
2(左)藤澤
3(遊)揚野
4(一)岡野優
5(二)高松
6(捕)寺嶋
7(中)梅香
8(三)手塚
9(右)鎌倉
(投)武藤
<後攻・東海大学
1(中)金城
2(遊)大塚
3(二)森
4(三)柴田
5(右)東海林
6(左)鵜沼
7(指)植本
8(一)大松
9(捕)柳
(投)内藤圭

桜美林大の先発は武藤君。第1週、桜美林大は3回戦があったのですが、首都にしてはかなり珍しくその週の火曜日(9/5)に行われました。ここで大坪君が先発して、100球近く投げましたので、その辺りを考慮して今日は武藤君になったんじゃないかなーと思います。
で、その立ち上がりですが、初回から金城君・大塚君に連続フォアボール。大分コントロールが怪しかったな。放送席からは「硬い」という指摘がありました。1回はその後完璧に抑えたものの、2回表は先頭の鵜沼君にすないぽ。鵜沼君が武藤君に割と長い時間視線を投げかけていたように見えたのが気になりましたが、ここは桜美林バッテリーが鵜沼君の二盗を阻止して1アウトゲット。しかし植本君にフォアボール、大松君にヒットを打たれて、またも一二塁のピンチ。しかし柳君をゲッツーに仕留め、ピンチを凌ぎます。
1回も2回も、ピンチの切り抜け方としては非常に良いのだけど、先発がこれではねーってことで、武藤君は2回を投げ切って降板。3回からは太田君が登板します。太田君は春も見かけたけど、その時からフォームを変えてサイドスローになった、という情報が中継でありました。個人的にはあれはサイドスローよりか、スリークォーターっぽい感じがしたが……個人的にサイドスローというフォームは、腕が地面と平行ないしちょい下の角度から投げるフォームであって、ちょっと角度が付いているのはサイドスロー……なのか?と思ってしまうのです。アンダースロー厨で感覚壊れてるからしょうがないね。
しかし太田君もちょっとコントロール怪しめ。1アウトから大塚君にフォアボールを与えると、森君にヒットで続かれ、一二塁。ここで柴田君が放った当たりを遊撃手が弾く。記録上はショート強襲の内野安打で、これで二塁ランナーが一気に生還。東海大が1点を先制します。
この時の状況は、中継越しなのでハッキリわからなかったけど、強襲…なのかなぁ?という気持ちがあり。今日の揚野君、この後2エラーするからねしょうがないね。
その後、東海林君にすないぽして満塁のピンチに陥りますが、鵜沼君・植本君と凡打に仕留めて、1失点で凌ぎました。
一方、東海大の先発・内藤君。こちらも初回は森田君にヒット、藤澤君バント、揚野君ヒットで一三塁のピンチを迎えます。怖い岡野君には粘られつつも打ち取り、高松君にはフォアボールを与えて満塁としてしまいますが、鎌倉君は打ち取り、こちらも切り抜けます。
その後、内藤君は本来の調子を取り戻し順調にイニングを進めていきますが、5回表のこと。
2アウトから、藤澤君にフォアボールを与えると、揚野君にはストフォアで一二塁。実はこの時点で揚野君に2安打されているので、ここはちょっと警戒したのかもしれません。
で、迎えたのは岡野君。岡野君の当たりは三遊間を抜けるレフト前へのヒット。ランナーが二塁にいる場面で外野手前への当たりだと判断に迷いそうですが、しかし二塁ランナーの藤澤君の足が速い。速すぎる。「はっや」という解説の声が漏れるレベル。左翼手バックホームは諦めたような動きをしておりまして、藤澤君は無事生還。桜美林大が同点に追いつきます。藤澤君バッティングもよさげだし守備も良いし、それでいて俊足なのか……君見所ありすぎだろ。


その後は投手戦。
内藤君は6回を投げ切って降板。失点はしたけど、全体的にそんなに調子悪くなさそうだしもう少し行けたのでは?と思いましたが、たぶん投球数100球超えていましたので、それで降板になったのかなと思っています。
続いて登板したのは若山君。またか(率直な感想)
いや、勝ちパ的な感じで若山君からさらに繋いで……というシナリオなんじゃないかと思うのですが、その若山君は先頭の鎌倉君に内野安打での出塁を許し、森田君もヒットで続く。藤澤君はきっちり送りバントを決めて、1アウト二三塁。揚野君に対しボール判定の球を1球投げたところで、若山君は降板。はー意味わかんね(率直な感想)ピンチの場面で、揚野君に対し敢えて1球投げさせて、その球を見て判断したって感じなんだろうか。なんかね、普通にキリが悪すぎてモヤモヤしてしまう。
代わりに降板したのは諸隈君。左の若山君から左の諸隈君にリレー、対するバッターは右打者の揚野君という状況にモヤモヤしてしまう私は左右病におかされているのかもしれません。
一視聴者のモヤモヤはさておき、きっちり後続を断って無失点に抑える諸隈君は流石と言うほかない。それにしても、若山君がろくな仕事ができず降板するなんて場面は、私は初めて見るな。なんやかんや言うてますが、若山君は登板の都度しっかり結果を残すイメージなので。
一方、桜美林大は4回から吉川君が登板。下の名前が晃生というそうでビーマイベイベーの幻聴が聞こえましたが、読みは「よしかわ」です。
この吉川君が非常に安定しておりまして、登板以降東海大打線に1本のヒットも許さず。すないぽやエラーでの出塁は許していましたが、そのぐらい。テンポも良く気が付いたら9回も投げていましたが、パワーダウンは全く見られませんでしたね。そんな吉川君は1年生の投手だそうで、布施君といい吉川君といい、桜美林大は良い1年生ピッチャーが出てきてますね。


ってな感じで、試合は9回では決着が着かずタイブレークに突入します。
先攻の桜美林大は揚野君から。東海大のピッチャーは諸隈君が続投、4イニング目に突入したところですね。
まず揚野君は定石のバントを決めまして、岡野君の代打・山本君はフォアボールを選び満塁。ここで迎えた高松君の一振りは、レフトスタンドに吸い込まれる満塁ホームランになりました。中継情報によると、高松君はホームに還ってくる時泣いていたそうです。にしても完璧な一振りだったと思いますよ。
続く寺嶋君にフォアボールを与えたところで諸隈君は降板。その後を受けた庄田君が後続を断ち、桜美林大の攻撃は4点で終わりました。
後攻の東海大は森君から。桜美林大は吉川君が続投していて、もう7イニング目に差し掛かるところでした。もう一丁前の先発レベルで投げている…!
森君はゲッツー崩れ、柴田君はフォアボールでこちらも満塁の場面となりますが、東海林君はしっかりゲッツーに仕留め、ゲームセット。
延長10回タイブレークの末、5‐1で桜美林大が勝利しました。

<本日の投手リレー>
桜美林大:武藤(2回)‐太田(1回)‐吉川(7回)
東海大学:内藤圭(6回)‐若山(1/3回)‐諸隈(3回・1/3)‐庄田(2/3回)

ちなみに吉川君は結局79球ぐらい投げまして、東海大には最後までヒットを許しませんでした。素晴らしい。