ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

5/4 首都大学野球1部春季リーグ戦・第5週 筑波大学vs東海大学

マイナスの凝縮。


スタメンはこちら。

<先攻・筑波大学
1(二)永戸
2(左)川上
3(遊)宮澤
4(右)松永
5(一)米田
6(三)長田
7(指)田代
8(捕)西川
9(中)岡城
(投)一井
<後攻・東海大学
1(遊)大塚
2(三)田所
3(二)田中一
4(左)森下
5(右)植本
6(指)笹田
7(一)大松
8(捕)柳
9(中)大前
(投)米田

あれ、東海大は土曜日の先発に米田君を持って来たのか。来週を見据えてるのかな(東海大が11日に帝京大との越谷決戦が控えていますので)
米田君の立ち上がりですが、ちょっと「おやおや?」という感じ。野手のエラーがあったとはいえ、1回から2アウトながら一三塁のピンチを迎えます。まぁあっさり抑えて無失点で切り抜けたんですけど。
2回表は長田君が何らかのヒットで出塁(席を外してて見てなかった)
田代君は空振りの三振に倒れますが、本日誕生日の西川君がヒットで続き、一二塁。あ、勿論今日の試合では西川君に対し筑波大スタンドからハッピーバースデーの合唱が送られました。そして東海大スタンドからも盛大な拍手が自然発生していました。あったけぇな!
で、ここで迎えた岡山生まれの岡城君がライト方向へのツーベースを放ち、これでランナーが一人生還。筑波大が1点を先制します。

…連写の中でいい感じの1コマをピックアップしたけど、やはりこれは、一連の動きを見るのが一番良いな。

尚も二三塁の場面でしたが、後続が続かず、筑波大の先制は1点のみです。
しかし米田君が「おやおや?」って感じだったのはこのぐらいかな。3回以降は立ち直り、ランナーは出すものの全く危なげないピッチングを披露していたのですが、なんかもう今後しばらく米田君についてコメント要らんのでは?ってぐらい良いんだよなぁ。
一方、筑波大の先発・一井君。立ち上がりは無失点で抑えていったものの、3回裏に1アウトから大前君にヒットでの出塁を許すと、大塚君・田所君と連続でバントヒットが決まり、満塁。どちらも転がしたところが非常に良かった感じのバントだったな。最近の東海大は小技がかなり良いな。
で、ここで回ってきた田中君の当たりは、ゲッツーコースなショートゴロ。二塁はフォースアウト、一塁はバッターランナーの田中君の足が勝りセーフ。この間に三塁ランナーが生還し、東海大が1点を返します。続く森下君もショートゴロに抑えて、この回の得点の動きは1点のみ。打順的にも大分怖いところでしたが、同点に追いつかれたとはいえ、一井君はよう抑えたと思いますよ。
しかし4回裏、この回先頭の大前君がストフォアで出塁すると、二盗を決め、大塚君の当たりは右中間への長打コース。これでランナーが生還し、東海大が勝ち越し。大塚君は三塁まで到達。

続く田所君がきっちり犠牲フライを放ち、東海大が追加点をゲット。東海大が試合の主導権を奪取しました。
ロースコアだけどリードは奪ったし、米田君登板してるしで試合の大勢は大体決まったかなと思っていました、この時は。


が、そんな米田君は6回を投げ切ったところで降板。やはりまだ無理はさせないのか。
7回から2番手として登板したのは岩本君。ここでの登板なんだ、明日じゃないんだ……というのが、率直な感想でした。でも出た場面はちゃんと抑えないと、それはそれで…だもんなぁ。
岩本君は1個フォアボールを出したものの、直後ゲッツーで帳消し。全く問題ないな。よかった。
岩本君は1イニングのみ投げ切って降板。8回からは諸隈君が登板します。このリレーが、BladeCatcherはあんまり理解できない。
で、諸隈君は先頭の川上君にすないぽ、宮澤君にちょっと粘られた末にフォアボールを与え、降板。本日の「お前は何をしにここまで来たのだ?」はここですか…?
4番手として登板したのは井上君。対する筑波大は、一発のある松永君に敢えての代打・松尾君を起用。
井上君は初球を暴投、ランナー一三塁に場面変化。井上君の2球目に対し筑波大はスクイズを敢行。

打球はややピッチャー正面め。ピッチャーは本塁へ送球。ランナーが突っ込んできたけどタイミングが怪しい……と思っていたら、送球は悪送球となり、三塁ランナーは生還。バッターランナーも二塁まで到達し、尚も二三塁(記録はフィルダースチョイス+ピッチャーのエラーらしい)

米田君は空振り三振に倒れましたが、長田君もヒットで続き、これでランナーが一人生還して、筑波大が同点に追いつきます。
尚も一三塁で、続く田代君への代打として、小田切君が起用されます。小田切君の当たりは、ライト前に落ちそうかどうか、な微妙なフライ。しかしここで東海大右翼手二塁手が衝突。落球し、この間にランナーが一人生還。これで筑波大が逆転します。
無傷ではなかったようですが、プレーするには支障がない程度だったようです。無事でよかった。ちなみにこのプレーにはエラーが付いたのですが、スポナビで確認したら、ライトのエラーとのこと。えぇ……衝突プレーでエラーが付くのか……でもヒットっていうのも、なんか違う気がするし……
などとモヤりはしましたが、試合はまだ終わってませんので。続く西川君にはすないぽで満塁。岡城君には押し出しフォアボール。永戸君は2点タイムリーツーベース。ちょっと、今日の永戸君のバッティングははっきり言って大分ショボめだったので、この当たりは良かったんじゃないかなと思います。あと、自画自賛で恐縮ですが、永戸君のこのバッティングの写真、なんかいいなぁと思っています。


永戸君の魂のシャウトも、動いているところを見たほうがいいと思ったので。

私は何かと筑波大の選手が見せる感情に心が動くことが多い気がする。
ここで打者が一巡しまして、また川上君に回ってきたのですが、川上君はレフト前へのタイムリーを放ち、筑波大がもう1点をゲット。盗塁も絡んで二三塁。宮澤君の放った当たりは、二遊間を抜けそうな当たり。しかし二塁手が横っ飛びで好捕するも、ボールがグローブからこぼれてしまいオールセーフ。この間に三塁ランナーは生還し、筑波大はもう1点追加。記録はセカンドのエラー。結構難しい打球だったけどなぁ、あれエラーにするんだ…
ここで井上君は降板。というか、ここで井上君登板以降初めてコーチやらなんやらがマウンドに行きました。BladeCatcherは、あまりにも遅すぎると思いました。
井上君に自力で何とかせえや、という思いで引っ張ったのだろうとは思います。その意図も、わからなくはないです。ですが……一応チームとしては優勝争いしている状況だというのに、みすみす逆転どころか大量リードを許すとは。だから8回のこれは「こいつら何考えてんだ」というのが率直な感想でした。私自身がかなり気の短い性格で、ダメだと分かったらさっさと判断して見切り付けろって思うタイプだからなのかもしれないけどね。
で、井上君の後を受けたのは求君。勝ちパで投げさせたかったのかな、という気もしましたが、求君はすないぽを1つ与えたものの、それ以降の失点は許さず、8回を終わらせたのでした。
というわけで、8回表の筑波大の攻撃は、3安打・5四死球(四:2、死:3)・3エラー・8得点の猛攻でした。これ猛攻って言っていいんですかね…?個人的には、野球におけるマイナスなプレーが結構凝縮されたイニングって感じだったのですが…
その後の東海大の反撃ですが、ヒットは出るものの、筑波大の4番手・平井君を打ち崩すには至らず。っていうか平井君、今季よく登板していますが、実は昨年までリーグ戦の登板実績がない選手なんですよね。ようやっとる。
というわけで、9‐3で筑波大が逆転勝利を収めました。

<本日の投手リレー>
筑波大学:一井(5回)‐長曽我部(1回)‐隼瀬(1回)‐平井俊(2回)
東海大学:米田(6回)‐岩本真(1回)‐諸隈(0/3回)‐井上(1/3回)‐求(2/3回)‐田村(1回)


  • 仲良し米田と西川

公式がネタを投下するのはやめろ、萌えるから(何の話)

  • 本日のスーパースター

9回裏の筑波大の守りにおいて、ライトの守備に飯塚君という選手が入りました。この時筑波大スタンドが大いに湧いていました。その歓びをヤスアキのアレで表現していたので、私は初めピッチャー交代したのかと勘違いしました(爆)だってヤスアキのアレやる時って、基本ピッチャーが登板する時じゃん…
で、代わったところに打球が飛ぶ法則で、1アウト目はライトへの飛球となり、これをしっかり掴みアウトにする飯塚君。またも大いに湧く筑波大スタンド。どのくらい湧いたかと言うと、9回の3アウト目を取った時の歓声より5倍は大きかったです(爆)
ちょっと気になったので、見逃し配信で情報収集したところ、飯塚君は現在4年生の選手で、リーグ戦の出場経験はなし。ずっとBチームやCチームにいた選手とのこと。で、ようやくリーグ戦に出場できたとのことで、スタンドからも大いに期待され、応援されてる選手なんじゃないか、とのことでした。
とはいえ、単なる苦労人ってだけだったら、あんな歓声は上がらないと思うんだよなぁ。きっと飯塚君も、皆に慕われる何かがある選手なんだろうなぁ。
っていうか見逃し配信見て思ったけど、配信って正直応援の音声って聞き取りにくいと感じることが多いのですが、飯塚君への歓声とかコールとか、めちゃめちゃはっきり聞こえてビビりました。この日の飯塚君は、それだけの歓声を受けてグラウンドに立っていたということで。