ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

筋書きのないドラマだけが優れているのか

hochi.news
いい記事ですね!プロレスLOVEを感じます。

プロレスについて「筋書きのある戦いでしょ」や「勝ち負けが決まっているのでは」と、訳知り顔で言う人がいる。はっきり言うが、そういう人ほど、プロレスラーたちが極限まで鍛え抜いた体で、どれほどギリギリの戦いをつづけているかを現場で見るべきだ。トップレスラーたちは一歩間違えば、致命的なケガを負う危険な戦いを日々、続けている。これだけは厳然たる事実だ。

プロレスを見るようになって思うのは、筋書きとか勝ち負けがわかっているとして、だからつまらないなんてことある?と。「おーそういう勝たせ方するんだー」とか、「そういう話の持っていき方するんだー」とか、感心しながら見たりしてるよ。何やかんやで、決着がつくまでは夢中になって見ちゃうし。逆に「何故そういう方向に持っていくかなぁ」と思うところもあるけれど。


この記事になっている、高橋ヒロムオスプレイの試合は、当日の試合は勿論ながら、前々からの盛り上げ方もすごかったと思います。
私は新日本には明るくなくて、実家に帰ってる時にCSでちょっと見ただけですが、記事にある11.3の試合でジュニア王者のオスプレイ絶対王者ぶりを見せつけ「もうこの団体のジュニア全員倒したんだけどw」的な雰囲気で去ろうとした時、怪我の欠場から音沙汰なく1年以上経ったヒロムが突如現れて挑戦者に名乗り出る、という流れでした。これほど如実に、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!という心境を表せる展開はないんじゃないかと思いました。あの場にヒロムファンがいたなら尚更。


例えば野球なんかはよく、筋書きのないドラマって言われるけど、それでもつまらない試合はつまらないよ。逆に筋書きや勝ち負けがあるプロレスのほうが、こんな風に面白い時もある。
これは選手の良し悪しや、試合の見せ方が大きいのではないかと思います。野球とかプロレスに限った話ではない、スポーツ全般に言えることかもね。良い選手なら、筋書きがあろうが、知名度の低いマイナースポーツだろうが面白い。逆に選手がイマイチであれば、メジャースポーツだろうが箱が大きかろうが、しまりのない真剣勝負になることもありますし。
なんだろうな、野球とかサッカーとか、他のスポーツで使うような物差しでプロレスを測ろうとする人が、プロレスをとやかく批判したり馬鹿にしたりするような、という気がします。プロレスは何かの物差しで測れるようなものではないと思うんだよね。だから、プロレスは面白いけど、人にその面白さを説明するのが難しい。いやまぁくどくど説明してもいいんですが、そんなことよりとりあえず見とけ!って感じ。


で、この記事にもあるんだけど、危ない技を出したり、上からドーン雪崩式で落とすような技の乱発はよくないね。見る側は派手だしわかりやすいのかもしれませんが…ここぞの時に出すのはともかく、試合終盤でそういうのの乱発を見ると「技術の手数が足りないのかなぁ」と思ってしまいます。こういうのは必殺技として、フィニッシュの時に繰り出すってのが美しいと思います。でもそれが難しいんだよね。
できる人はあんまりいないみたいだけど、殴ったり蹴ったり投げたりをほとんどしてないのに面白いプロレスってのもあるので、ぜひ見てください(ダイマ

丸藤正道 VS 小川良成 |2019.3.17 博多スターレーン
最近これ毎日見てます…
まぁ普段は蛍光灯で殴り合うような人たちを好き好んで見ているので、私はとやかく言えるアレではないのかもしれませんが。