さしあたり1試合平均時間が3時間を切って、2時間45分に近づくように機構、リーグで努力目標を設定してはどうか。
普段社会人野球を観ている者の感覚だと、2時間45分はちょっと長いかな、って感じの試合時間だけど、まぁ3時間弱が当たり前(な気がする)プロ野球の目標としては良いのかな。残業して帰ってきても、「まだ試合やってるのかよ…」って思うことが多いので。
にしても、何でプロ野球ってあんなに長く感じるんだろう。テレビで見るのと現地で見るのとの感覚の違いかな(ここ何年かずっとプロの試合観に行ってない…)
この記事では高校野球を例に出してるけど、高校野球だけじゃなく、アマチュア野球は全体的にスピード感がある試合進行をしているんじゃないかと思います。昔、社会人日本代表の監督をされていた小島啓民さんが、試合前のベンチで「アマチュアらしくきびきびと」と選手に声をかけていたのを思い出しますが、どのステージの野球でも、アマチュアの根底にはそもそもこういう考えがあるのかな、という感じがします。
私は社会人野球と、首都大学野球連盟の試合をよく観に行きますが、特に首都の試合は速い。2時間弱で終わる試合が多い気がします。そしてこういう試合は大体、ピッチャーのテンポが非常に良く、無駄なフォアボールどころかボール球も出さないようなことが多い気がします。投手だけじゃなく、全体的に、間だったり動きだったり、無駄が少ないような。
ってのを考えると、やっぱりルールでどうこう縛るのではなく、選手の意識やプレースタイル(という表現を使うのは微妙な気がするけど、いい語彙が思い浮かばない…)を変えていくのが第一なんじゃないかなと思います。
申告敬遠なんかは、確かに見ていて試合進行がスムーズになったような気はするけど、申告敬遠なんて頻繁に起こるもんじゃないし、数値化しても大した効果にはならなそうですよね。
どうしてもルールでどうにかしたいって言うんなら、思い切ってメスを入れるようなルール変更をしないと効果が出ないんじゃないかなぁ。
例えば、東京六大学や東都であるような、プロ併の日は9回までしか試合をしないとか、よくある感じですが9回までで決着がつかなければタイブレークとか。こんな風に、試合の大枠に係るような何かしらの時間制限を設ける感じの、大きなルールの改定をしないと縮まらなそうな気がします。こうすると、選手が「アカン引き分けになってまう、早く勝っとかなきゃ」って思ってくれるのかはわかりませんが。
まぁ、こういうことを言うとめちゃくちゃ反対する勢力が絶対出てくるから、誰も言わないし、やりたがらないでしょうけどね。