ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

4/16 第64回JABA岡山大会 ツネイシブルーパイレーツvsトヨタ自動車【公式戦】

観光と野球観戦を両立するため必死に考えた結果、今日はこの試合の観戦のみとなりました。


スタメンはこちら。

<先攻・ツネイシブルーパイレーツ>
1(右)中島
2(指)脇屋
3(中)若狭
4(一)中村
5(二)岡田
6(捕)栗栖
7(左)手束
8(遊)工
9(三)新田
(投)赤坂
<後攻・トヨタ自動車
1(左)八木
2(三)北村
3(右)多木
4(指)今井
5(一)樺澤
6(遊)佐藤
7(捕)福井
8(中)坂巻
9(二)和田
(投)山城

序盤からトヨタの打線が容赦なく襲い掛かりまして、まず初回に北村君フォアボール、たっきーヒットで、盗塁もあって1アウト二三塁になったところで、今井君の犠牲フライでトヨタが先制。
続く2回裏は、これも1アウトから福井君がヒットで出塁し、坂巻君がツーベースで続いて二三塁。この坂巻君のツーベースなんだけど、長打ではなくて普通にレフト前のヒットみたいな感じの当たりだったんですが、左翼手が三塁に向かう福井君を刺そうと三塁に送球しまして、その間に二塁も陥れたって感じです。
で、和田君の2点タイムリーでトヨタが追加点。

この和田君のタイムリーも、レフト前の当たりみたいな感じだったんですが、左翼手がボールを拾った時にはもう坂巻君は三塁を蹴っていて、バックホームすることすら諦めていた感じでしたね。坂巻君の足は本当にヤバいね。八番とかいう何とも言い難い打順にいるのもかえって脅威だね。さらに盗塁と進塁打で2アウト三塁となったところで、北村君の内野安打でもう1点を追加。普通のショートゴロっぽかったんだけど、ちょっと当たりが深かったのかな。それで結構ギリギリなプレーになってセーフと判定されたような感じです。何だろうな、怠慢とはちょっと違うと思うんだけど、エラーにはならないプレーなんだけど、今日のツネイシの内野守備は甘いというか油断というか、いくつか隙が見えましたね。そういう隙を全く見逃さないのが、トヨタという人たちなんで…
そして3回裏には、今井君の文句なしなソロムランで5点目。トヨタは攻撃面では打棒的な面でも勿論、足でもレベルというか意識というか、な違いを見せつけているような感じがしました。
投げるほうも、先発の山城君が完璧すぎて手も足も出なくて、3回までパーフェクト。

しかし4回表、この回1アウトから、脇屋君が放った当たりはピッチャー強襲の当たりで、これが内野安打になります。グローブに当たって弾いたように見えたんですが、トレーナーさんが出てきてましたが大丈夫だったのかな?そのまま続投。
で、若狭君がヒットで続いて一三塁。


さらに中村君もセンターへ返して、この当たりでランナーが一人還ります。昨日と同じような感じで、早いカウントから積極的に攻めて行ってましたね。
さらに岡田君にはストフォアと、なんかあのピッチャー強襲を境に山城君の調子が狂ってしまったように見えました。満塁となって、栗栖君の当たりは犠牲フライで、ツネイシは2点目をゲット。

手束君の当たりは鋭い当たりでしたがショートライナー。と思いきや、遊撃手が捕球しきれずボールを落としてしまったようで、当たりはフェア。内野安打ということで、またも満塁。しかし工君のことは抑えて、トヨタはこの回の失点は2に留めました。


もう5点取ったけど、トヨタは攻撃の手を緩めることはなく。5回裏に1アウトから今井君がすないぽ、樺澤君のツーベースで二三塁。佐藤君の当たりはショートゴロでしたが、ちょっと弾いてしまったみたいで、それもあって佐藤君はセーフに。しかしコース的にはただのショートゴロなので他のランナーは動けず、塁が埋まった感じ。で、福井君がきっちり犠牲フライを打ち上げて、トヨタが6点目をゲット。
7回裏はノーアウトから樺澤君・佐藤君の連打で一三塁。そして福井君もヒットで続いて、これがタイムリーとなって、トヨタはもう1点をゲット。尚も一二塁で、坂巻君は凡退になりますが、和田君はフォアボール。満塁となりますが、徳本君は空振り三振。2アウトまでこぎつけて、何となく怖い感じがする北村君は、ファーストへのフライに仕留めた……と思ったら、なんか一塁塁審が腕を水平に広げてるぞ?もしかして落球したの?何でもないファーストフライだと思ったので目線を切っててちゃんと見てませんでした…
この時2アウトでしかもフルカウント、なのでランナーは全員スタートを切っていまして、これでランナー二人が還り、7点差がついたのでコールドになりました。
あまりにも呆気ない幕切れですが…そういうわけで、9‐2でトヨタが勝利しました。

ちなみに山城君なんですが、4回にああいうことがありましたが、5回以降は完全に立ち直っていて一切のランナーを許さず。本当に4回だけという感じでした。4回がなかったら参考完全試合もあったかもわからんレベル。


いやー…前日のNTT西日本戦を見て、あわよくばトヨタも!と期待していたんですが、4回のアレを見てもしや!の現実味を感じたのですが、そう易々と金星をくれてやるほどトヨタは甘くはなかったですね。っていうか、強豪と言われるチームでも年一~年数回レベルでやらかす試合ってあると思うんですが、トヨタってそういうのあんまりないよね。やらかしているように見えても裏で何か今後の試金石になるような計算をしていて、その結果負けただけなんじゃないか、と思うアレがトヨタにはある気がするんだ…
でもさぁ、この試合ツネイシはめちゃくちゃヒット打たれてランナーを出していて、毎回得点圏にランナーがいる状態で、しかも塁上のランナーが一人だけだったってのが4回裏だけだったので、正直2桁失点しててもおかしくなかったと思います。が、そんな中でも犠牲フライで凌いだ場面もあったりして、コールド負けするほどの大敗だったけど、少しは光明があったんじゃないかと思えるところもあったんでないかと思います。4回表の攻撃も、結構ツネイシに流れ来ているように見えましたし。
とはいえ…「隙を見せたら負け」とよく言われるけど、それをいつも痛切なぐらいに思い知るのがトヨタの試合なんじゃないかと、私は思います。

<本日の投手リレー>
ツネイシブルーパイレーツ:赤坂(3回)‐深田(3回・0/3)‐多根井(2/3回)
トヨタ自動車:山城(7回)