ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

5/9 第52回JABA東北大会 TDKvsトヨタ自動車【公式戦】

命削って見ました。


スタメンはこちら。

<先攻・TDK
1(中)北畠
2(指)青木
3(右)斉田
4(三)深江
5(一)三河
6(二)皆川
7(左)飯野
8(捕)奥村
9(遊)夏井
(投)権田
<後攻・トヨタ自動車
1(左)徳本
2(三)北村
3(右)多木
4(指)今井
5(一)樺澤
6(二)佐藤
7(捕)高祖
8(中)坂巻
9(遊)和田
(投)吉野

TDKの先発は権田君。

明星大の出身か……聞いたことあるような、ないような。レポ等で触れたことはないっぽいから、実際に見るのは今日が初めてかな。首都のパンフで大学時代の成績を見ると、規定投球回数を投げていたレベルのピッチャーだったようなので、多分速報か何かで名前を見かけてはいたのでしょう。チームメイトの誰かがゴンちゃんと呼んでいたような気がしました。
この権田君のピッチングがですね、非常に安定していてですね…立ち上がりは2奪三振含む三凡、3回裏には坂巻君に粘られた末ヒットを打たれるも、直後の和田君を1球でゲッツーに仕留めるという安定感。まーたTDKが優秀なピッチャーをゲットしてきたのか。いや本当にね、素晴らしかったと思います。
一方、トヨタの先発は松本君。立ち上がりは2アウトから齋田君にヒットを打たれましたが、盗塁阻止をしてもらったので一応三凡。しかし2回表、1アウトから三河君に内野安打を打たれて出塁を許します。っても外野に抜けそうなかなり深い当たりを、ショートが逆シングルで捕球したって感じのプレーでしたのでしょうがない当たりですね。で、皆川君がバントを試みますが、ピッチャー正面すぎた上に打球があんまり死ななかったようで、ピッチャーが非常に捕りやすい打球になってしまい、二塁フォースアウトでバント失敗。皆川君はセーフで尚もランナー一塁となります。続く飯野君はヒットを放って一二塁。ここで奥村君が左中間ら辺へのツーベースを放ち、これでランナー二人が生還し、TDKが2点を先制します。

その後、松本君は5回途中まで投げ続けますが、よくヒットを打たれるんですよね。フォアボールは1個もないからコントロールがイマイチなわけではないんだろうし、TDKもめちゃくちゃ打つみたいなチームでもないと思うから、なんか打ちやすいピッチャーなのかな、という感じがしてしまいますね。まだ2失点止まりではあるけど。
その5回表ですが、先頭の夏井君にやはりヒットを打たれると、北畠君の当たりは進塁打となり、青木君もヒットで続いて1アウト一三塁。ここまでで被安打8かな、さすがによろしくないということで、松本君はこれにて降板。渕上君が2番手として登板します。しかし早速齋田君に犠牲フライを打たれ、TDKに追加点を許します。ってもこの犠牲フライも、もうちょっと伸びたらフェン直かもって感じの大きな当たりだったので、犠牲フライで済んだだけマシだったのかも。しかしまだ2アウトでして、続く深江君にフォアボールを与えてランナー一二塁とすると、三河君にツーベースを打たれてしまいます。これでランナー2人が還りまして、TDKは5点目をあげます。

この写真のサブちゃんかわヨ。
なんか私が観に行く試合で、渕上君は随分便利なように起用されているイメージなのですが……そういうのばっかりだったら、たまにはこういうこともあるよね、しょうがないね…
というわけで、前半戦は投打共にTDKトヨタを圧倒するという、正直まさかのな展開となりました。TDKだってやればできる子なのよ。


しかし6回裏、1アウトから北村君がフォアボールで出塁。ここで迎えたたっきーの当たりは、ふらふらっと上がったライトフライ。…と思ったら、スタンドインしちゃったよ。というわけで、たっきーの2ランでトヨタが2点を返します。今日も今日とてかなり風が強くてさ、ずっと旗がはためいていたんですよね。風の流れ的に、この時はホームランへの追い風が吹いていたのかもしれません。ちょっと運が悪かったかなぁ。その後、今井君にもフォアボールを与えていましたが、樺澤君に粘られつつも、ゲッツーで仕留めて切り抜けていました。3回の和田君もそうだけど、今年のトヨタってあまりゲッツーを打つイメージがないんですよね。特に樺澤君がこういうチャンスをゲッツーとかでポシャるようなイメージも長年なくてですね、よく樺澤君をゲッツーにできたなぁ、と感心しました。
でもね、この回のトヨタの…というか、ランナーがたまってきたり点を還したりして、反撃ムードが少しでも出てくると、トヨタベンチから謎のプレッシャーが発せられる気がするんですよね。主に声のせいだと思うんですが(爆)
ベンチが相手に与えるプレッシャーってどのチームにもあると思うのですが、トヨタはその辺結構強いと思います。ベンチにいながら何ができるかをわかっている選手が複数名いるっていうのかな、そういう感じ。だからトヨタのベンチを観察していると楽しいんですよね(爆)


権田君は6回を投げ切って降板。たっきーに2ランを打たれて替え時かも、ってなったのかな。
それ以降は継投に継投を重ねて逃げ切りモードに入っていたように見えましたが、8回裏のこと。この回はTDK大関君が登板しますが、先頭の和田君にヒットを打たれ、出塁を許します。さらに代打の高橋君の当たりは、超ボテボテのセカンドゴロ。途中で守備シフトの変更があって、皆川君と深江君の守備位置が入れ替わっていたのですが、深江君の捕球は良かったと思います。しかし一塁にトスするように送球する時、ちょっと高く浮くような感じになってしまって、これで一塁手の足がベースから離れて、ランナーがオールセーフになり一二塁。北川君が綺麗にバントを決めて、1アウト二三塁となります。ここでTDKはピッチャーを佐藤君に代え、ちょっと怖いたっきーを空振り三振に仕留めます。佐藤君はワンポイント的な役割だったのか、これにて降板して、川原君にチェンジ。今井君との勝負になります。


ここで川原君は、今井君にレフト線への思いっきり長打コースな当たりを打たれまして、これでランナー二人が生還。守備のもたつきもあったようで、今井君も三塁に到達します。


北村君プロレスLOVEが過ぎる(爆)
というわけで、トヨタが1点差まで詰め寄ります。
実は初球、似たような鋭い当たりを打たれてまして、結果はファールになったのですが、打ち直しでよくもあんな綺麗な当たりをもう1回打って、しかもフェアに入れられるもんだ。
で、ランナー三塁で樺澤君という絶体絶命な状況ですが、川原君は続投。相手は右バッターだから頑張れということですね(白目)しかしその辺はちゃんと期待に応えたというか、樺澤君を無事打ち取って、大事な1点のリードを何とか守りました。


ここで公共交通網の時間の関係で、BladeCatcherは帰還。いやまだ終バスはあったけど、これ逃したらバス1時間待ちになるかもしれないからヤバいなーと思って(爆)
私が帰る直前、9回表途中でこんな感じでした。

展開としては色々ランナーが出たりしたようですが、得点はこのまま動かず、5‐4でTDKが逃げ切り勝利したようです。

<本日の投手リレー>
TDK:権田(6回)‐小野(1回)‐大関(1/3回)‐佐藤開(1/3回)‐川原(1/3回)‐田中(1回)
トヨタ自動車:松本(4回・1/3)‐渕上(2回・1/3)‐村川(1/3回)‐山城(1回)‐嘉陽(1回)


最後の最後でTDKトヨタを道連れに勝利したため、JR北海道東芝が2勝1敗で同率で並ぶ形になりました。この時は直接対決で勝った方が上になるので、第1試合で直接対決を制したJR北海道が決勝に進むことになりました。8日にトヨタに血祭りにされたアレは何だったんですかね(爆)
もし東芝が決勝に進んでいたら、その関東の枠を違う地方に分けておくれとコンクリートに額をこすりつけていたところでした(爆)だってもう東芝スポニチ大会で枠取ってるし…

  • 本当は

5回ぐらいで帰ろうかと悩んでいました(爆)だってめちゃくちゃ寒かったんだもん…今年のスポニチ大会を思い出すレベルの寒さだったんです…
でも今日石巻を選んだのは、この第3試合のためだし、これで帰ったら本末転倒やと悩みつつ、山内君がブルペンで投球しているのが見えて、もしかしたらという希望が見えたので、ギリギリまで粘りました。意外と寒冷下でも人間の命は持つもんだと思いました(大袈裟)
まぁ、山内君の登板はなかったんですがね。こういうのは、遠征ではよくあることです。