ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

【メインのみ】4.4 DRAGON GATE『武勇伝・令』in新宿FACE

取り急ぎこの試合のことを書きます。色々片付くの待ってたら来月になっちゃう(爆)

  • 第6試合:オープン・ザ・ツインゲート選手権試合 《王者組》 Kzy、●BIGBOSS清水(19分22秒、ハイキック→TKO)拳王〇、近藤修司《挑戦者組》

オープン・ザ・ツインゲートというのは、ドラゲーのタッグベルトですね。
この大会を観に行こうと思ったのは、3月の頭ぐらいだったと思います。近ちゃんが池袋に来るなんて知らなかった頃です…
ほんで先日近ちゃんのことを書きましたが、近ちゃんの本職はこちらです。本日は拳王様と一緒です。
どういう経緯か知らないですが、現在近ちゃんは拳王様がリーダーのユニット・金剛に所属しているので、いわばお仲間ですね。

っていうか近ちゃんはドラゲーの出身だからともかく、何で拳王様がドラゲーをまたいでるんだろうな?と思ったら、

※3.18 和歌山大会にてツインゲート王座V6を達成した王者組 Kzy&清水の前に現れた近藤修司。自身がプロレスリング・ノアで所属するユニット「金剛」のチームメイト拳王とのコンビで次期挑戦に名乗り。

とのこと。よくわからんが近ちゃんが吹っ掛けたのか。今ドラゲーとノアの両方に参戦している近ちゃんなら、確かに橋渡しになるか。それでいて拳王様を引っ張ってくるとは……チームメイトどころかリーダー、しかも(多分ノアの中では)トップレスラーなんだよなぁ。
一方、王者のKzyとBIGBOSS清水。左のチャラそうなのがKzyで右のおっきいのがBIGBOSS。Kzyは「ケーズィー」と読むらしい。

彼らはただの王者ではない。入場時はダンスを踊る。BIGBOSSもこの巨体ながらキレのあるダンスを踊る。Kzyに至ってはラップも披露する。しかもめちゃくちゃ巧い。元々ラッパーギミックであるらしい。入場タイム時は観客もペンライトをかざしたりして、まさにライブ。新宿FACEだから尚更ライブ感強かった。
私は闘龍門JAPANの名がDRAGON GATEに変わる前後ぐらいのドラゲーしか知らんのですが、昔DoFixerという、そういう感じのユニットがありましたので、懐かしい気持ちになりつつ、こういうパフォーマンス見るとドラゲーですね!と安心します。いやでも見てて楽しいですよ。楽しい気持ちになれて和みます。


この大会は目の前を楽しむことに夢中になってしまって、試合の展開を覚えるとか写真を撮るとかあまりできなかったですが、思い出をつらつらと。



力自慢なお二人。近ちゃんが簡単に持ち上げられて、ちょっと衝撃的だった。昔のイメージがずっとあるからね、しょうがないね。
そういえば今日の試合は、近ちゃんが受けることが多かったな。Wikipediaを見た感じだと、昔と比べてファイトスタイルが変化していて、結構受けるようになったみたい。今はヒールじゃないしな、相手に付き合わないプロレスばっかりしててもアレよな。あと何で見たんだっけかな、全日本のプロレスは受けるのが大事みたいなアレがあるみたいなのを見た覚えがあるんだけど、その影響もあるのかな。まぁ拳王様にあんまり受けさせるのもアレだろうし。

普段軽かったり、チャラい子がこういうガチな目をするの、すごいいいな。いやまぁ初めて見る選手だけど(爆)そういう魅力がある選手ってことで…

この拳王様の横顔かっこいいな、と。そういやノアはもう数年ぐらい見ていないような気がしますが、個人的に拳王様はネタキャラ感あったんですが数年も経てば目つきも顔つきも変わるやな。


この試合はかなり王者組が攻められる展開が多くて、ここまでの流れもそうでしたが、Kzyは捕まっていたところをエルボースマッシュで反撃して脱出。得意技なのかな、この技を頻発させていました。

そしてBIGBOSSは近ちゃんを担ぎ、

Kzyはその上に拳王様を乗せる。

二人で200kgぐらいあると思うんだけど、よく担げるなぁ。で、そのまま後ろに倒れ込む感じで落としました。バックフリップですね、覚えました(Wikipedia片手に)プロレス技って、TV実況聞きながらとかじゃないとホント覚えられなくてですね…
拳王様はブレーンバスター的なので撃退。

近ちゃんが向かってきたところを飛び越えるようにかわしながら丸め込み。しかし2カウントで返される。


この技はローリング・クラッチホールドと言います多分(Wikipediaを片手に)
その後も王者組が近ちゃんを攻め、Kzyがコーナーに登る。しかしすぐさま拳王様が阻止に参上。

「まだ何も言ってない!!」とKzyが叫んでいたので、お決まりの何かがあるのだと思います。そのぐらいやらせてやれ(プロレス観)
そうこうしているうちに近ちゃん復活。Kzyはデッドリードライブ的に投げられる。


すんごい簡単に投げられていたような気がしたけど、手元の選手名鑑によると、Kzyは75kgしかないんやな。プロレスラーは縦にも横にもデカいし分厚いイメージが多いやもしれんけど、こういう感じの選手が多いのがドラゲーの特徴でもありますやね。正直BIGBOSSみたいなガタイの良すぎるのはレアだと思う。

ラリアットの打ち合い。いいっすね。
で、BIGBOSSがダウンしたところに拳王様がフットスタンプを浴びせ、フォール。

が、2カウントで返すBIGBOSS。拳王様フットスタンプで決めちゃうことがあるから、正直安心した。あんなのを技となんて認めたくない。そんなのをフィニッシュムーブとするのは俺が許さん(真顔)拳王様嫌いじゃないけど、ああいうふざけた技をフィニッシュムーブにしちゃうところが嫌い。
何とか返したものの、流れはほぼ挑戦者組。近ちゃんのキングコングラリアットから、


その勢いでフルネルソンスープレックスで投げきる合体技みたいなもの。近ちゃんと拳王様、結構連携技決めてたんだよね。仲良いんだね(雑過ぎる感想)
この技でKzyは大ダメージを食らい、BIGBOSSが残る。拳王様の蹴りをいくら食らっても耐える。



本日の拳王様、めちゃめちゃ表情良いな。
力を振り絞って近ちゃんをラリアットでなぎ倒し、

次は拳王様、と思いきや。

この写真の通りハイキックが側頭部に入り、BIGBOSSはダウン。レフェリーの判断でゴングが鳴り、TKOとなりました。

えっ、まじ?というのが率直な感想です。挑戦者組が勝つにしても、こんな結末になるとは……
いやでも、全体的に挑戦者組が強すぎた。レポでは良い感じに書きましたが(自画自賛)、挑戦者組が攻めるターンが多かったもんな。それに攻撃の説得力が違うんよ。近ちゃんもしっかり二人の技を受け止めてたし、拳王様まで受けを頑張るまでもなかったような。王者組も頑張ってたけど、ちょっと手の1つ1つが弱かったなぁ、と。ただ正直、Kzyは本気を出していないか、出す前にやられてしまったのでは、という気もする。だって印象に残ってる技エルボースマッシュしかないんだもん、あれ絶対もっと技隠し持ってるよ(根拠ゼロ)
というわけで、オープン・ザ・ツインゲートのベルトは近ちゃん・拳王様組の手に渡りました。
他団体の選手の手にベルトが渡るなんて、至宝流出なんて言われたりして、プロレス的には由々しい事態やで……早速取り返しに行かなきゃね、ってなところですが、この場にドラゲーの選手は一人も現れず。

「このベルトに挑戦する奴はいねえのか!」と拳王様が2回も呼びかけても、誰も出てこなかった。会場にはがっかりムードが漂ってましたな。ドラゲー現地初見のワタクシもがっかりしましたよ。ドラゲーって今こんななんだと。「これがドラゲーの弱さだ!」って言う拳王様の言葉にぐうの音も出ない。
しかし今度のツインゲートの防衛について、ノアではなく「ドラゲーでやってやる」と言う拳王様に営業的な何かを感じました。拳王様口は悪いけどかなりビジネスマンだからね。


にしても、
www.sponichi.co.jp

そして近藤はドラゴンゲートに定期参戦するようになって以降、初タイトル戴冠となった。「ドラゴンゲートに上がるようになって、3年か4年か。散々、悔しい思いをしてきた。初戴冠だぞ。やっとチャンスが回ってきたんだ。今まで俺に悔しい思いをさせてきたドラゴンゲートのレスラーは覚悟しておけよ!」と逆襲していくと口にした。

あれ、悪冠一色時代に獲ってそうだけどなぁ、と思って調べたら、確かにタイトルは獲ってるけどそれは闘龍門JAPANの頃の話で、DRAGON GATEになってからは本当に戴冠したことないんだ。意外。