近年は他の地方の大会への遠征強化と、コロナのアレがあったので、しばらく関東選抜リーグに赴いていませんでした。が、この日は仕事休んで久々に参戦です。おおよそ6年ぶりだよ！
最近他の地方のチームチェック強化に集中しすぎて関東のチームのチェックが疎かになっていたのと、関東選抜リーグへの参戦チームが増えたということで、見るべき理由が色々と出てきました。
というわけで早速第1試合、初観戦の茨城トヨペットです。よろしくお願いいたします。
セカンドユニフォームの色は鮮やかなイエロー、ヘルメットやストッキングの色は、深い緑かな？JR東日本東北みたいな緑って感じ。
東京ガスは……まぁいつも見てるしいいや（雑）
スタメンはこちら。
＜先攻・茨城トヨペット＞
1(指)本間
2(遊)山田
3(右)比留間
4(三)宮里
5(一)酒巻
6(捕)大松
7(左)上杉
8(中)武藤健
9(二)齋藤元
(投)菊地
＜後攻・東京ガス＞
1(三)石川
2(一)中川
3(中)楠
4(指)加藤
5(右)冨岡
6(遊)山崎
7(左)山口
8(捕)津原
9(二)鈴木
(投)村上
東京ガスの先発・村上君。新人さんですね。福岡大のご出身とのこと。
全然関係ないけど、下のお名前が幸人だそうで、何となくこの方を思い出しました（野球にすら関係ない）
その立ち上がり、2アウトまでは特に問題なく取れましたが、比留間君にセンターオーバーなツーベースを打たれると、続く宮里君にも右中間方向のヒットを打たれ、これで比留間君が生還。茨城トヨペットが先制します。打った宮里君は二塁へ。
続く坂巻君もヒットを放って、宮里君が生還して茨城トヨペットが2点目。
インパクトの時ぐしゃって音がしたけど、やっぱりバット折れてたか。でもバットを折りつつも、しっかりヒットゾーンに持っていったのはすごい。
君ら楽しそうやね（素）
さらに大松君もヒットで続いて一三塁となりますが、上杉君は続かず。しかし初回から4連打で2点を先制した茨城トヨペット。やりますねぇ！
ですが2回以降村上君は立ち直り、茨城トヨペットには単発のヒットしか許さず、さらに無四球。コントロールは見ていて悪い感じはなかったんだよな。
一球速報のデータで確認したところ、村上君は何度か公式戦の登板はあるものの、それは全て中継ぎとしての登板で、先発としての登板は今日が初めてだったみたい。なので立ち上がりはちょっと慣れない部分もあったのかも？と思いました。
一方、茨城トヨペットの先発・菊地君。
見てない系男子ですね。
新人さんで東北学院大の出身らしい。この辺りの地区で学院の出身の選手は珍しいなーと思ったり。
その立ち上がりですが、石川君にフォアボールを与えると、中川君進塁打、楠君フォアボールで1アウト二三塁。ここで加藤君にセンターへ返すタイムリーを打たれ、1点失います。さらに冨岡君が犠牲フライを放ち、東京ガスが追い付きます。ここはさすがに東京ガスってところか。
さらに山崎君にヒットを打たれて一三塁とピンチが続きますが、
山口君は抑えて同点で凌ぎます。
続く2回も連続フォアボールでピンチになりますが、ゲッツーで凌ぐ。
茨城トヨペットは3回から鈴木君に交代。早めの継投で行きますね。全然関係ないけど、鈴木君は下のお名前が重寛なので、スコアボードには「鈴木重」と表示される。何となく雑賀の鈴木一族を思い出しました（こないだ信長の野望のプレイ動画を見た影響）
話は思いっきり脱線しましたが、この鈴木君は日大出身の2年目の選手。本腰入れてチェックしてないけど、日大が2部だった頃にちょっと登板していたらしいデータを見かけました。
んで、この鈴木君ですが、左ピッチャーで球速は140kmを超えていたりして速そう（小並感）それでいて全体的に安定していました。
鈴木君のピッチングも勿論よかったですが、それ以上に大松君の肩が良かったですね！鈴木君が登板した最初のイニングでフォアボールを2個出してしまったんですが、いずれも東京ガスが二盗を決めに行ったところをアウトにしていました。5回にもその強肩ぶりで二盗を阻止。鈴木君がいい感じに投げられたのは、大松君の助けがあったのも大きいのではないかと思います。ちなみに大松君は立正大の出身で………え、大松君も新人さんなの？まじ？新人のキャッチャーであれだけできる選手もそういないと思いますよ。
というわけで、初回に点を取り合ったものの、それ以降は両チームとも好投・攻守を見せて、試合は互角のまま進んでいきました。
6回表、東京ガスは先発の村上君に代わって山下君が登板。おそらく村上君は、今日は5回までという感じだったのでしょう。
その山下君はサイドスローの投手です。なんとなく東京ガスでは珍しい気がする。
しかし最初に迎えた比留間君にツーベースを打たれ、宮里君にはすないぽ。酒巻君のバントで1アウト二三塁。ここで守備で大活躍の大松君を迎えます。大松君の当たりは深めのセカンドゴロ。東京ガスはバッターランナーをアウトにする判断をしましたので、比留間君が生還して茨城トヨペットが勝ち越し。点が取れれば何でもよかろうなのだ。
ちなみに比留間君は爆速でハイタッチしながらベンチ前を駆け抜け、多分熱男をやっていました。
君良いキャラしてんねぇ！
6回表の攻撃は1点のみでしたが、8回表。東京ガスは7回からピッチャーを石田君に交代していて、この回は石田君の2イニング目。この回は先頭の山田君がヒットで出塁。続く比留間君はバント。比留間君はバントを決めてベンチに帰ってきても熱男をやっていました。本家の松田はバント決めたぐらいで熱男はやらないと思いますが（それ以前に松田がバントを決めたってなったら記事になりそうなレベル）、BladeCatcherはお調子者はとても好きなのでヨシ。
宮里君は見逃し三振に倒れますが、酒巻君がファールで粘った末レフトへのツーベースを放ち、これでランナーが生還して、茨城トヨペットが追加点を挙げます。
このパフォーマンス流行らせコラ！1回しか見なかった気がするけど。
それにしてもこの流れ、この展開。これは……あるで！という期待感が高まって仕方がない。
その裏、茨城トヨペットは鈴木君が続投していて、もう6イニング目に入るところです。この回は途中出場の笹川君が先頭で、ヒットで出塁します。まぁ笹川君だからね…
続いては中川君への代打・竹村君。当たりはショートゴロでしたが、ちょっと強めの当たりだったのもあると思うけど、打球を弾いてしまいオールセーフ。
ここで鈴木君は降板。いやでもよくぞここまで投げ抜いたと思いますよ。
で、代わって登板したのは中島君。日大出身の新人さん。中島君も左ピッチャーなのですが、球速い（小並感）
しかし楠君にすないぽを与え、満塁とすると、暴投で東京ガスに1点を献上。うーん、さすがにこの場面は勿体ないっすね。しかしその後の加藤君・冨岡君は抑えて、なんとかリードを守り切りました。
こういうシーンを9回が終わった時にも見たい、と思わざるを得ない。
しかし、この試合まだもう1イニングあります…
9回裏は中島君続投。この回の先頭は小野田君。小野田君には7球ぐらい投げて、そのうち6球は全部ストレートなんじゃないかとおもいますが、なんか145kmとか146kmとか出ていました。が、フォアボールで出塁。
ここで中島君は降板し、村中君が登板。村中君は星槎道都大の出身の4年目の選手。しかし代打の北本君にヒットを打たれ、さらに代打の馬場君がバントを決めて、1アウト二三塁。格下のチームに負けそうだからって急にガチメンの代打連発するのやめてくんない？（真顔）
続いて迎えるのは、途中出場の小林君。小林君はきっちり犠牲フライを放ち、東京ガスが同点に追いつきます。
続く笹川君にはフォアボール。竹村君の打席のところで、代打・相馬君を起用。は？（マジギレ）
で、相馬君はきっちりヒットを放ち、これで二塁ランナーが一気に生還。
というわけで、5‐4で東京ガスがサヨナラ勝ちを収めました。
ほぼ代打とはいえ、東京ガスの面々普段とあんま変わんなくなってんじゃん（爆）
これで負けたら「東京ガスくんは都市対抗以外の試合でやらかしが多い」とネタにしようと思っていましたが（爆）9回の本気具合にドン引きしています…
でも代打起用した面々が全員きっちり自分の仕事をしている辺りはさすがというか、だから彼らはレギュラーなんだな、と納得する内容だと思います。が……やっぱり引くわこの試合展開（爆）
＜本日の投手リレー＞
茨城トヨペット：菊地（2回）‐鈴木重（5回・1/3）‐中島（2/3回）‐村中（2/3回）
東京ガス：村上（5回）‐山下（1回）‐石田（2回）‐稲葉（1回）
- 茨城トヨペットの感想
まぁ上ではあんなことを書きましたが、さすがに強豪チームのガチメンを相手にすると厳しいな、と思います。逆に言えば、強豪チームがちょっと油断すると食ってしまえるだけの実力を持っているチーム、と言えると思います。攻守ともに結構できる選手が揃っていると思いました。普段誰がレギュラーとか、エースとか全然わかりませんが、これで選手の厚みみたいなのが出てきたらもう全国で戦えると思います。こういうチームって、良いピッチャーがいるんだけど打線がね…と思うことが多い気がするのですが、茨城トヨペットは逆だと思います。打線が良いです。今日の打線はボールを見るところはしっかり見ていたし、ヒットはポテンヒットみたいなのが多かった気がしますが、それはちゃんとスイングしきった結果だと思うので、振れているチームなのかなーと思いました。
何より、ベンチが明るくて見ていて楽しいです。お調子者もいてるしな！（爆）
ベンチが明るいチームは須らく良いチームですので、またチャンスがあれば観に行きます。
