ひどい試合を見た…
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確かにスコアもひどいけど、まぁ年に1回ぐらいこういう試合もあるだろう。
この試合は、数字に全く出ないところが酷かった。
9回の近藤を交代させたくないのはわかる。もう9回始まった時点で6点のビハインドがあって、そんな試合にこれ以上ピッチャーをつぎ込むわけにもいかないだろう。
そして近藤もしょうがない。調子が悪い日だってある。
でも、そんな近藤に誰も声をかけに行かないのだな、と。首脳陣は誰もマウンドに行かず、野手陣も声をかけに行ったのは宇佐美だけだったような気がする。宇佐美って最近中日に移籍してきた選手だよなぁ……と思うと、中日の現場の空気の悪さが窺えてしまう気がする。自力で切り抜けてほしいのだろうが、そのために突き放すのは、違うよ。
上記リンクのスコアを見ての通り、9回表は2アウトを取ってから、3アウト目を取るまでがあまりにも遠かった。だからストライクを取るたび、大きな拍手が起こった。あまりにも遠すぎて、声をかけてくれない中日の選手・首脳陣の代わりにファンが後押ししようとしているかのようだった。中継ではっきり映ったわけではないので自信がないけど、横浜のユニフォームを着ているお客さんも、近藤のストライクへ拍手を送っているように見えた。
何だろうね、勝って嬉しい、負けて悔しいとかあると思うけど、そんな単純なものではない、後味の悪さがこの試合にはあった。現地のお客さんは何千円と払って、一人の人がとてつもないプレッシャーに晒され、誰も彼にも見捨てられた中何とかこの状況から独力で脱出しようと苦しむところを見せられたのか、と。
負けるとか弱い以前に、野球以前に、人として見たくないものを見せられた気がする。
この試合を見ながらネサフしていて、令和の米騒動という言葉を知って苦笑いしていたのだけど…
暗黒と呼ばれる時代に嵌ったチームを長いこと見たけど、時が経っても笑い話に変えてくれなさそうな暗黒はヤバいな。
