ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

3/11 第78回JABA東京スポニチ大会 Hondavs日立製作所【公式戦】

腐れ縁、またはただの首都大学野球のリーグ戦。


スタメンはこちら。

<先攻・Honda>
1(二)三浦
2(指)辻野
3(右)鈴木薫
4(捕)藤野
5(左)井上
6(一)千野
7(三)山下滉
8(中)金城
9(遊)中村将
(投)岡野佑
<後攻・日立製作所
1(中)吉川
2(右)清水
3(指)森下
4(一)東
5(左)松下
6(二)森
7(三)山下
8(遊)野中
9(捕)渡邉
(投)多間

>(投)岡野佑

>(投)多間

これじゃん。完全にこれじゃん。
bladecatcher.hatenadiary.jp
というわけで、岡野君vs多間君まさかの第3ラウンドです。


いや普通に、高校でも対戦して、大学でも(しかも同じリーグ内で)対戦して、社会人でも対戦するってそうそうないんじゃないですかね…?東京六大学とか東都のご出身だったら割とあるのかもしれないけど。
そんな二人の戦いですが、実に互角でした。まごうことなき投手戦でした。
岡野君はこれまでも色々な場面で主戦として投げているのをスコア上で見かけたので、このぐらいはやるだろうと思っていましたが、多間君が意外…と言っては失礼だけど、想像以上に良かった。7回まであのHondaを被安打散発3本の1すないぽに抑えてたんですよ?すごくないですか?(何目線)

岡野君は多間君比べたらヒットは多く打たれていたけど、特に動揺することなく凌いでいましたね。3回裏に先頭の野中君にヒットを打たれ、渡辺君にはショートへの内野安打+悪送球もあってノーアウト一三塁のピンチとなりましたが、吉川君はショートゴロに打ち取り、これはホームへの送球でアウトに。

尚も一二塁の場面でしたが、清水君空振り三振、森下君キャッチャーファールフライとしっかり抑えていました。

4回裏にも1アウト二塁のピンチがあったりしましたが、ここも自力で切り抜けていました。

ここか5回辺りかな、ギアを切り替えたようにさらに勢いが出てきまして、4者連続三振とか奪って見せてましたからね。
というわけで、7回が終わるまで両チームのスコアにはゼロが並びました。


試合が動いたのは8回表のこと。1アウトから中村君への代打・津田君がヒットで出塁すると、三浦君への代打・檜村君はフォアボールで続く。このフォアボールを与えた瞬間、多間君は膝に手をつく格好になっていました。檜村君にフォアボールを与えた時点で、投球数は96球ぐらい。ちょっとお疲れだったのかも。
多間君はこれにて降板。後を受けたのは北爪君。首都を見ている者として「多間に代わりまして、北爪」なんてコールアツすぎるわ。



状況はアツいよ、非常にアツいんだけどさ、迎えるHondaの打線がさぁ、

2(指)辻野
3(右)鈴木薫
4(捕)藤野
5(左)井上

藤野君はまだ若いですが、それ以外が30過ぎたヤバいおじさん達百戦錬磨のHonda戦士達ばかりなのこわすぎるんですが。井上君とか橋戸マンだよ橋戸マン。
で、辻野君はファールで粘った末フォアボール。何で本職キャッチャーなのに二番に入ってこんな打撃してくるのか(過去何回か見たけど)
満塁になったところで、迎えるは薫ちゃん。満塁で薫ちゃんはやべーよ…と思っていたら案の定、しかしイメージとはちょっと違って、薫ちゃんが放ったのはしぶとく三塁手の横を抜けるようなシブい当たり。


これでランナーが二人生還し、Hondaが試合の均衡を破ります。
続く藤野君はセンターフライに打ち取り、タッチアップもなし。
そして迎えた井上君の放った当たりは、センターへのヒット。これでランナーが一人還り、Hondaがもう1点を追加。やっぱ橋戸マンはこわいっすね(謎感想)
さらに千野君もショートへの内野安打で続く。いやこれは、ショートが逆シングルになるような非常に難しい当たりだったんですが、野中君がよく止めたと言っていいレベル。抜けてたら絶対1点入りましたからね…
などと安堵したのも束の間、続く山下君にレフト前へのヒットを打たれ、Hondaが4点目を追加しました。
ここで打者一巡し、金城君に戻ってきましたが、金城君はピッチャーゴロに打ち取りました。そうだな、金城君は打ち取らんとな…!
というわけで、この回Hondaが一挙4点をゲットしました。


その裏、日立は先頭の野中君がツーベースで出塁すると、代打の桂選手はすないぽ、ノーアウトランナー一二塁となったところで、吉川君の放った打球はライト前へのヒットとなります。この辺ちょっと、ちゃんと見れていなかったのであれですが、中継プレーでライト→セカンド→ファーストとボールを回す際に、セカンドが悪送球をしたらしく、ボールは転々と一塁ファールゾーンへ。その隙にランナーが一人生還し、日立が1点を返します。この時ファーストの千野君が足(膝?)を痛めたっぽいですが、無事戻ってきました。おんぶされてベンチに下がって行ったので、大分心配でしたが、しれっとフル出場していましたので多分大丈夫なのでしょう。
ここで岡野君は降板。中村君に交代します。なんかHondaっていつも困った時に中村君が登板している気がするんだが気のせいかな。
で、迎えるは清水君でしたが、その辺りはセカンドゴロ。野手はアウトカウントを増やすことを選び、4→6→3のゲッツー。この間に三塁ランナーが還り、点差が2点に縮まりましたが、まだ2点あるから大丈夫ということで。続く森下君はキャッチャーゴロに打ち取り、中村君はしっかり仕事を果たしたのでした。


9回表は田川選手が登板し、三凡で片付けて反撃の機運を高める日立。
その裏、先頭の東君がフォアボールで出塁。松下君は空振り三振に倒れますが、森君がヒットで続き、1アウトらんな一二塁。ここで真砂選手が代打で起用されますが、センターフライ。そして前の打席でツーベースを放った野中君に打席が回ってきますが、空振り三振で終了。
というわけで、4‐2でHondaが勝利しました。

試合としてはHondaの勝ちなのだけど、岡野君と多間君の勝負って意味では……非常に甲乙つけがたい…
じゃあ東京ドームで決着を付けようそうしよう。

<本日の投手リレー>
Honda:岡野佑(7回・0/3)‐中村伊(2回)
日立製作所:多間(7回・1/3)‐北爪(2/3回)‐田川(1回)


  • 謎の充足感

普段から勝ち負けにこだわらず試合を見ているけども…
どっちが負けた・どっちが勝ったではなく、この試合はただただ、楽しかった。自分が大学時代を見てきた選手たちが卒業後も元気なんだなぁとか、社会人でも頑張ってるんだなぁとかあれから随分成長したなぁとか、そういうのを目いっぱい感じることができたというか。オールスターじゃないけど、同窓会ともまた違うけども、そういう感じのに近いニュアンスというか。
…1つのチームにこんなに首都出身の選手たちが集まるということはそうないと思うのですが……だもんで日立のことは去年から観に行きたかったのですよ。

  • 本日の「その髪型どうなってるの」

こうなってる。

君昔から結構髪型で遊ぶタイプだよね。

  • 本日の「お久しぶりです」

難波コーチです。コーチ……コーチかぁ……

最近、現役時代を知っている選手がこうしてコーチや監督として戻ってきて狂喜乱舞するパターン多くなってきたな……私も年を取ったな(白目)難波君なんか大学時代から知っとりますんでね。
これは試合前の1シーン。

野中君・井上君とはあまり年が変わらないけど、そう考えると二人は現役生活長いなぁと、しみじみ思うわけですよ。

  • 本日の写真の供養

ちょっと野手の写真を貼らせてください。試合投手戦だったからさぁ、貼るところがなくてさぁ(爆)


日立の選手はヒット打つとこういうポーズ取ってたね。流行なのかな。



こういう感じ。