ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

第84回都市対抗野球大会・1回戦(その2)

もうベンさんのホームラン出た時叫んじゃったよ(爆)打った瞬間わかった当たりでした。いやもうまじ感動しました。
でもやはり日生はそのまま勝たせてはくれず…私が観に行った他の試合ではアレな負け方してたくせに…
同点に追いつかれた時はどうしようかと思いましたが、啓人がいい仕事してくれたなぁ。啓人は勝ち越しの犠牲フライを打って、あとベンさんの3ランのきっかけとなったヒットも打ったし、この試合何気に大活躍だったんですよね。
あと全然流れと関係ないけど、啓人は明安の竹内一真選手の弟だと最近知ったのでここに記しておく。っていうかグランドスラムに思いっきり載ってるしね。完全に見落としてたっていうね。

いけると思ったんだけどなぁ…岡崎。
パナの先発が秋吉さんで、ちょっとヤバいかなぁと思ってたんですが…前半は隙があったのか、結構ヒットを打たれてたんですよね。岡崎側にチャンスの場面が結構ありましたし。でも肝心なところで1本が出せなかったのが痛かったなぁ。
そしてパナは梶原さんが脅威すぎ。梶原さん一人にやられたようなもんだなぁ…あの人には本当にやられっぱなしの印象が強い(個人的に)梶原さんにはやられたけど、他の選手は割と抑えていたので、この試合はボコボコにやられたというイメージはないんですよ。だから余計に悔しい…うむむ。
余談ですが、この人(?)と写真を撮ってもらいました。同行者もいるのでブログにはうpできませんが…その節はありがとう。握手もしてもらったけど、手が温かった(爆)

とにもかくにも、ニチダイ初勝利おめでとう!

西原君は初回、1アウト一二塁の場面を作ってどうなるかと思いましたが、初戦の先発でちょっとフワフワしちゃってただけみたいでした。その後は完璧に抑えて、ヒットを打たれることもあったけど、全く点を取られる気配を感じない危なげのないピッチング。堂前さんと息ぴったりでしたね。

1アウト一二塁になった時、監督がマウンドに行って一喝(というほどのアレでもないと思うけどw)してから、しっかり切り替えられていたというか。
それにしても、こんな試合展開になるとは思わなかった。初回フワフワしてミスを連発して点を失って、それ以降は立ち直るも反撃及ばずそのまま敗退…のような感じ。こんな試合をどこかで見た気がするんですが、どうしてもカードが思い出せない(爆)
しかし前述のように監督の一言で立ち直り、続くバッターの堀さんを華麗にゲッツーで仕留めて切り抜けたという。
ニチダイはこの試合2安打しか打てなかったのですが、その分をカバーするように守備力が非常に高いな、と思いました。内野陣はゴロはキッチリ捌くし(外野は抜ける当たりが1本もなかったので何とも言えないですが)、アヤシイ動きもなく安定した動きができていたというか。西原君のテンポが良かったのもあるけど…相乗効果かもな。にしても、こういう守備でミスがないのはいいですね。
ちなみにこれは、貴重な1点を叩き出した川口さんですよ。

Honda熊本はちょっと打てなすぎたなぁ。西原君もそう易々と捉えられてしまうようなピッチャーではないと思いますが、全体的に打線が早打ちだったような。
あとは…そうだ、Honda熊本は川嶋君がよかったなぁ。打っては足で掻き回し(点に結びつかなかったのが惜しいところ)、守っては素晴らしいフィールディングでピッチャーを助けてたなぁ。川嶋君というと、大学時代の印象でセンターを守ってるイメージが強くて、セカンド(というか内野)を守っているところは記憶にない。でも素晴らしい守備だったなぁ。
そしてHonda熊本といえば…今回はニチダイの応援をしてたので、どうしてもこの方の応援をすることができなかった。

多分、この方のピッチングを対岸で見たのは今回が初めてだったと思う。でもすごく思った。
幸松さんを敵に回すのは脅威だと。全然打てる気がしなかったよ…
そして、監督のインタビュー。

こ、このアナウンサーはBladeCatcher的におなじみのあの人ではないか!!(※参考画像)

ひたすらヤマハの応援をやってました。本当にヤマハブラバン(あと途中の演奏隊も)には聞き入ってしまう。っていうかあれなんだね、秦さんのこと下の名前(健悟)でコールするんですね。やっててなんか恥ずかしかったのは何ででしょうか(爆)
んで、試合。ヤマハはとにかく打ってはヤナギブソンが大活躍。まるで去年の悪夢を払拭するかのようだった。去年のヤマハの初戦の相手は九州三菱自動車だったし…相手は違うが同じ九州のチームというのは単なる偶然なのかしら。そういえばこの時も第1試合だったな。
先制のタイムリスリーベースはセンターの頭上を抜けるような当たりだったけど、田中君がかなり目測を誤っていたように見えたな。抜かれるのはしょうがないとして、守備の名手(だと思っている)の田中君があそこまで目測を誤るなんてびっくりしたな。これもデーゲームの東京ドームに潜む悪魔の仕業なんだろうか。
ヤマハの先発・ナテルは相変わらずの荒れ球で早く降板しちゃったけど、渡邉さん・岩崎さんが好リリーフ。本当に困った時の渡邉さんって感じだなぁ。
JR九州はこんなにも打てない?という感じ。なんだかこの日の打線はらしくない感じだったな…特に藤島さんとか。毎年祭りを楽しみにしているので、そういう意味ではちょっと残念だったりする。
ピッチャーは結局ノー濱野さんだったけど、濱野さんがいなくてもこれだけ試合を作れるのは収穫…だろうか。今年は色んな試合で濱野さん頼みじゃなくて、色んなピッチャーに試合を任せたりしてたみたいだし…。なんだけど、5イニングリリーフした今村君がよかったなぁ、というのが一番の感想だったりします。

沖縄電力のうちわはトーナメント表・選手名鑑が裏表に載ってるちょっと大きめなうちわです。これ便利ですね。
沖縄電力の応援はテープだったみたいで、試合が始まっちゃうと対岸にいると全く聞こえませんでした(試合前の応援練習?では結構聞こえたのですが)でも応援中指笛とかあったりして、ああ沖縄っぽいなぁ!と。私沖縄のことあまり知らないんですが、まぁイメージで(爆)ちなみにJR北海道は明大の応援そのままなのでアレ。
試合はJR北海道の戸田君が神ピッチングでした。ランナーが出ても点を取られる気配が全くなかったし。逆に沖縄電力は、戸田君にいいようにされてしまったかなぁというのと、攻撃が淡白だったかなぁというのと。沖縄電力の先発・狩俣君は初回はフラついて失点してしまったけど、それ以降は立ち直っていいピッチングだったと思います。うーん、打線は援護してあげたかったね。
あと、この試合からはこの1枚を。9回に3点目のタイムリーを打った中谷君です。

早速こんな写真とか撮っちゃう(爆)

大阪ガスは自前の応援団を持ってるんですね。あと曲はほぼオリジナルなのかな?とにかく聞いてて楽しかったw次ドームに来たら混ざりたい。あと、チアの人数が出場チームの中でトップクラスに多かったんじゃなかろうか。
試合はとにかく、ドラマの連続。最後の猶木さんの打席の当たりは完全に打ち取った当たりを、まさか東芝の外野が落球するとは思わなかった…。あれは右中間辺りに飛んだ当たりで、センターの石川君とライトの大河原兄貴が追ってて、二人とも取ろうとして落球しちゃったような感じに見えた(当たり的に取るのはライトだった気がするけど)あと、大阪ガスはスティックバルーンを使った応援だったのもあるだろうけど…応援の音で声出し合ったのが聞こえなかったのかもしれないね。
さらにドラマだったのは、10回裏の東芝の攻撃。タイブレークを覚悟していましたが、一二塁になって、井川さんに回ってきたところに「代打・漆畑」ってのは目を疑いました。一体何を考えているのかと…結果的には疑って本当にすみませんでしたってアレだったんですが(爆)
まるで狙いすましたように、これを予見した采配だったのかと思うような、おそらくバックホーム対策で思いっきり前進守備のレフトの頭上を遥か高く抜けていく打球。やばいなー今回の神奈川勢のシナリオの書き方まじでやばい。漆畑君が活躍したからという補正もあるんだろうけど、鳥肌たった。

  • 17日
    • TDKvs伯和ビクトリーズ

伯和の先発・入江君は初めて見るなぁ、と思ったら新人さんであったか。初回は緊張してるのがピッチングから伝わってきたけど、2回以降は完全に吹っ切れたような素晴らしい快投でした。1回戦の先発であそこまで投げられるのはすごいね。大物の予感がします。
TDKの先発・阿部正さんに関しては何も言いますまい。ピンチになっても冷静に切り抜けてましたし、さすがベテランというアレではないかと。
というわけで、試合は投手戦になって、タイブレークに突入。決めた阿部博さんはさすが。

そしてこの12回を投げきった阿部正さんに、ただただ拍手。伯和もいいところまで行ったんだけどね。
しかしTDKブラバン、よかったなぁ。本当によかった。なんか今大会、スティックバルーンを使用してるのにブラバンの音がしっかり聞こえるチームが多い気がした。ブラバンの音は聞きたいけど、近づきすぎてもダメみたいなので、やっぱり対岸で聞くのが一番聞こえがいいんですよね。…応援してるチームだと、色々心苦しいアレはあるのですが…

JABA東北大会で両チームとも見ているので(カード的には当たってないけど)、互角な試合になるかな?と思いつつ。あんな点の取り合いになるとは思わなかったなぁ。3回に一挙6点を挙げたシーンなんか、石巻に何かが味方してるんじゃないかとしか思えないくらい、この回は流れが完全に石巻だったな。
石巻は相沢さんを降板させて、相原君をリリーフで起用。キャッチャーも伊場君から森君にチェンジ。おいおいここだけ七十七銀行ではないかw

信越硬式野球クラブもスコア的には一方的にやられた感がありますが、決してそんなことはない。ヒットもよく出てたし、序盤の攻撃の勢いが完全に鎮火してたわけじゃないので、いつひっくり返してもおかしくないよなぁと思いながら見ていました。
でもこの日一番の見所は、信越硬式野球クラブの江尻さんのピッチングではないだろうか。

積極的にストライクに投げ込む攻めのピッチングで、なんとも簡単に二者連続三振に仕留めたりして。写真は撮り損ねましたが、3アウトを取った時のガッツポーズがめちゃくちゃかっこよかった!シビれたなぁ。何で毎日新聞はあのガッツポーズの瞬間をうpしないのか、意味がわからない(爆)
しかし年を取ってもああいうイカした野球人でありたいもんだなぁと思いました。俺選手じゃないけど。

今大会の個人的メインカード。ドーム全体がオレンジ色に染まってました。いいですね。
しかし…まさか辰巳君がスタメンでしかも三番に入るとは思わなかった。毎回試合を観に行ったら電光掲示板のスタメンは写真に収めるようにしてるけど、これはもう何回も撮っちゃうね(爆)

そんなに評価されてるんかなってのが、嬉しいんですよ。
試合でも、4回に日野原さんのタイムリーで追いついたのは辰巳君が先頭バッターで四球で出塁したのが生きたアレだし、

10回の攻撃でも先頭バッターでヒットを打って、チャンス作ったし(点には結びつかなかったけど)

あと守備もあって(後述します)、個人的に辰巳君の評価は超アゲてるんですが(爆)どうなんだろう、補強選手としてお役に立てたかしら…

この試合は攻守ともに互角。しかも両チームともファインプレーの連発。
印象に残ったのはそうだなぁ…まずJR東海は8回、センター前の当たりで日立のランナーが三塁に向かうところを、辰巳君が見事なレーザービームでアウトに。このセンター前への当たり、送球は勿論だけど、捕って投げるまでも速かった!さすが辰巳君の守備って感じだったなぁ。大学時代は驚異だったけど(爆)
これでJR東海に流れが行ったかなぁと思ったんですが、その直後の9回の日立の守り。ランナー二塁から一塁線へのバント。これを田中さんが捕って迷いなく三塁へ送球して。これも好判断だったし、やっぱり捕って投げるまで速かった。何がなんでも相手に流れを渡さぬぞって気迫を感じましたなぁ。
だからこそ、あの幕切れが呆気なく感じたのかもしれない。
10回から佐竹さんが登板して、確かに2アウト2ストライクまでは完璧な投球でした。だからこそ中村さんにレフトスタンドまで持っていかれたのが、最初意味がわからなかった(爆)あんな完璧な中、唯一であろう失投を中村さんが見逃さなかったということか…
日立は投げては、東明君・畠山さんが正直微妙(というか、悪いなりに投げてた感じ)な中、終盤の梅野君のリリーフは素晴らしかった!でもJR東海の投手陣も素晴らしかった。秋葉さんは調子良さそうだったし、佐伯さんも見事な投球術で日立のバッターを騙してましたね。正直過去の都市対抗と、以前オープン戦で見た内容から、佐伯さんが登板して心配になったなんてことは(ry
ともあれ、今年のベストゲームと言っても過言ではないぐらい、素晴らしい試合でした!汁出た!