ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

7/23 第89回都市対抗野球大会・準決勝 セガサミーvs三菱重工神戸・高砂

1試合目はJR東日本を下せたという満足感でいっぱいになってしまったのですが、2試合目はもうね…
試合が面白ければどちらのチームが勝っても別にいいいかなー→ああやっぱりどっちかのチームに勝ってほしい!ってな感じで、試合途中に心を動かされることは、ここ最近はそんなになかったような気がします。そして、そんな風に心を動かされた試合が、この2試合目でした。
ちょっと今年は遠くから見ていたので、あまりベンチウォッチをしていなかったのですが…

こうやってマスコットのお姉さんがベンチ内で選手と一体化してるの、今まで見た覚えないなぁ。マスコットのお姉さんは、選手たちとは少し距離を置いて、見守ってるようなイメージが強い。
何故彼女がここにいらっしゃるのかというと、9回にセガサミーが同点・逆転のチャンスとなった時、選手たちがマスコットのお姉さんに輪に加わるよう、呼んでいたように見えたんですよね。それで、この写真のようになったという。
言われてみれば、そりゃそーだろって感じではありますが、彼女もチームの一員なので、こうして輪に加わることは別に変なことではないんですよね。ただ、こういうところにセガサミーの、よそのチームにはない「らしさ」を感じた次第です。結局セガサミーは負けてしまったのですがね。セガサミーが得意な1本をかませれば、全く結果がわからない試合にできたはずなんだけど…藤井君の壁が高すぎたなぁ。全然崩せそうになかった。
しかし―――野球選手としてそれが良いことなのか悪いことなのかわからないけど―――試合後、ベンチで悔しがっている赤堀君を見て、社会人野球界に戻ってきてよかったな、と思いました。こんな経験は、プロ野球選手のままだったら絶対にできないだろうから。




あ、大事なことを書き忘れたので追記。
セガサミーに心を動かされたのは、上記の光景もそうだけど、やっぱりスタンドの応援だね。
セガサミーの応援は、見ていると参加したくなるというずるい属性を持っているのですが(爆)単純に見ていて楽しそうというのが一つと、あと今日は、声量がすごかった。
スタンドの人数は、内野席2列分ぐらいが空席と、JR東日本には到底及ばない、少ない人数だったけど、JR東日本以上に声がでかい。セガサミー濃い熱心なファンが多いんだなーとしみじみ感じた次第です。9回は、この試合チャンスがほとんどなかったのもあって、皆輝彦がやりたかったんだなーと思う爆発ぶり。特殊なパフォーマンスをしていたわけではないけど、応援団コンクールの最優秀賞はぜひセガサミーに貰ってほしいなぁ。ファンの皆の熱心さも評価ポイントであるならば、最優秀賞間違いなしだと思うんだけど…
でもあの応援に飲み込まれなかった藤井君もすごいと思う。