ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

4/2 首都大学野球1部春季リーグ戦・第1週 武蔵大学vs帝京大学

「今日の第2会場ってサーティーフォー相模原だよね?
 本当にサーティーフォー相模原だよね?」
私は寝る前と起床後、入念にそれを確認した。


スタメンはこちら。

<先攻・武蔵大学
1(中)茂木陸
2(二)中島
3(左)利光
4(右)松下
5(三)林田
6(指)村上達
7(一)大河原
8(捕)斉藤
9(遊)片山
(投)田中啓
<後攻・帝京大学
1(指)光本
2(一)島野
3(遊)佐久間
4(左)岡野龍
5(三)柴田
6(右)彦坂
7(捕)奥
8(二)山本晃
9(中)作本
(投)鈴木

帝京大は岡野姓が一人になったので、電光掲示板上は岡野君は単なる岡野表記なんだけど、なんとなくいつもの3文字表記にしちゃう。
あと、武蔵大は茂木姓が2人になったみたいだけど、もう一人が「もぎ」なのか「もてぎ」なのかはちょっとわからない。
それにしても…

>8(捕)斉藤

え?ってなってしまいました。だって斉藤君って、時々レフトの守備固めで出場してた、バント技術に定評のあるあの斉藤君でしょ?ガイドブックの選手名鑑見ても斉藤姓って一人しかいないし(177人の大所帯なのに、大体3パターンあるサイトウ姓なのに一人しかいないってのもある意味すごいけど)
去年までは打撃の黒川君と守備の鹿倉君といたし、大学野球で第三のキャッチャーをやるのは難しいから出場機会の増やすためのコンバートだろうしょうがないね、と思って過去のガイドブックを確認したら、斉藤君1年生の時からずっと外野手登録になってて(2020年度版のガイドブックは手元にないので確認できてないですが)、どういうことなの状態です。うーん、大学に入る前はキャッチャーだったとかそういうアレなのかなぁ。ガイドブックにはその辺何も書いてないし。でも、去年まで鹿倉君が着けてた背番号12を着けてるってことは、そういうことの表れだよなぁ。
初めてなのか久しぶりなのかはわからないけど、斉藤君の守備は結構良かったと思います。ベンチ傍ギリギリに上がったフライを好捕したり、そういえば盗塁も刺してましたね。これは全く問題ないな。勿論得意の(?)バントも鮮やかに決めていました。


で、試合のほうはというと、初回に武蔵大が2アウトから利光君がヒットで出塁。続く松下君がライトへの2ランを放って早速先制。この2ランなんだけど、私でも目で追えるくらい低い弾道の当たりが、そのまま伸びてスタンドインしたって感じの当たりでした。外野手もフェンスギリギリで捕るような追い方してたし。


写真撮るためにカメラで追ってたら、ブルペン(かな?)の子も祝福しているのに気付いて、なんかほっこりしたので。
直後のその裏、帝京大も1アウトから島野君がフォアボールをゲットし、佐久間君の当たりはセンターへ。これを中堅手がダイブして捕ろうとしましたが、多分グローブにボールが当たって弾くような感じになったんだと思いますが、そういうわけでフェアとなり、島野君が一気に還って、帝京大が1点を返します。
これは今日は点の取り合いかな、と思いましたが、以降は投手戦。といっても、内容は対照的というか。
武蔵大の先発・田中君は危なげなく淡々とアウトを取っていく感じ。初回に点を取られてたのでどうかなって感じでしたが、2回裏に片山君が逆シングルの当たりをアウトにしてたり、難しいフライを後ろ向きでキャッチしてたりして、かなり守備面で助けていましたね。こういうバックの好プレーが田中君を後押ししてたのかもね。
一方の鈴木君ですが、毎回ランナーを出してましたね…全体的にボールが多くて、球数も多めかなぁ。なんやかんやで点は取られてませんでしたが、あんまりいい内容じゃないよなぁ。でもコントロールがめちゃくちゃなんじゃなくて、武蔵大が鈴木君の投球術にあんまり引っかからなくて、見るべきボールをちゃんと見てるな、という印象だったかな。そう思うのは、私が鈴木君を気に入っているのでこき下ろしたくないという贔屓目があると思います(爆)
5回表、この回先頭の中島君がセンターオーバーのスリーベースで出塁。松下君のホームランといいこの中島君の打球といい、選手の追い方的に目測よりも伸びてるような感じなのかな。武蔵大の打線はパワーアップしてるってことですね。
利光君はショートゴロとなり、ランナー動けず、しかし続く松下君がきっちり犠牲フライを放ち、武蔵大が追加点をあげます。

この村上君の表情すき。
その後、林田君フォアボール・村上君ヒットと続いて、2アウトながら一二塁。大河原君の当たりはセンターへ抜けていくヒット。これで二塁ランナーが生還を試みますが、ホームクロスプレーでタッチアウトに。タイミング的には一瞬の差しかなかったと思うので、惜しかったね。狙いは良かったと思うな。


そして7回表、鈴木君は5回を投げ切って降板し、6回からは菊地君が登板していて、2イニング目に入るところでした。
しかし先頭の利光君に、右中間のちょうど真ん中ら辺に転がるヒットを打たれ、長打っていう感じじゃないんだけど、転がった方向が良かったって感じで、利光君は二塁まで到達します。実は利光君は1年生なんですが、リーグ戦開始早々、早速非常にいい動きをしてますね。武蔵大の打線は去年のメンツがほとんど残っていて、抜けたのはキャッチャー枠とレフト枠かなと思うのですが、このレフト枠に収まりそうな感じがしますね。
ここで帝京大は左の井田君に交代。松下君対策だと思うのですが、あっさりフォアボールで歩かせてしまいます。んで、林田君はバント。三塁線方向への非常にきれいなバントだったのですが、これを投手が捕球、一塁へ送球しますが、見事に悪送球になり、ランナーは一人生還、さらに林田君も二塁まで進んだので、武蔵大的には尚もノーアウトに三塁のチャンス。いやまぁ、林田君のバントがかなり良かったので、内野安打になるかも的な焦りは出ちゃうのかもしれないですが…
その後、村上君・大河原君は凡退で抑え、ランナーは動けないまま2アウト。ここで迎えた斉藤君の一振り。

打球は右中間を割る長打に。ランナー2人が生還し、斉藤君も三塁まで進みました。

今日斉藤君めっちゃ活躍してない?攻守バント共に文句なしの上出来。これは斉藤祭りですわ。スタメンに衝撃を受けたから、斉藤君にかなり注目して見ていたというのもあるけどね。斉藤君には今後も期待やね。


で、さらに片山君もタイムリーで続いて、武蔵大がこの回一挙4点をゲットし、7‐1と大きく突き放します。ところでエラーで二三塁になって以降ですが、武蔵大は初球か、かなり早いカウントから打ちに行ってましたね。積極的なのが効いた感じかな。


さらにさらに9回表、この回から帝京大は清水君が登板。


これはサイドスローかな。木塚みあるサイドスローだと思います。
フォームは非常にBladeCatcherの好みですが。ちょっとコントロールに苦しん得たかな?林田君・代打の五十嵐君と連打を食らい、さらに代打の西牧君にはフォアボールでノーアウト満塁。斉藤君はファースト真正面のゴロに抑えてランナーも封じますが、片山君の打球は一塁線を割る長打コースで、ランナー全員生還。さらに片山君も三塁まで到達します。なんか今日の武蔵大は、走塁もアグレッシブでいいですね。そして茂木君は片山君を犠牲フライで還して、もう1点。この回も4点をゲットしました。武蔵大強すぎない?あかん武蔵大優勝してまう。
点差的に大分余裕ができたので、田中君は降板。9回は1年生の小林君にお任せ。内野安打でランナーを許していましたが、後続はしっかり断って、上々の公式戦デビューを果たしました。
というわけで、11‐1で武蔵大が大勝しました。

<本日の投手リレー>
武蔵大学:田中啓(8回)‐小林匠(1回)
帝京大学:鈴木(5回)‐菊地(1回)‐井田(2回)‐清水(1/3回)‐倉川(2/3回)


  • いつの間にそういうキャラに…

武蔵大は去年横浜市長杯で見たので、現地観戦はそこまでお久しぶりではないはず。
なのですが、試合前にベンチ前で選手の誰かが一発芸を披露してベンチを温める光景は初めて見ました。君らそういうキャラだったのか…いや、面白いからいいよw

  • 久しぶりに横浜市長杯のレポ見て思い出した

この試合には全く関係ないんだけど、そういえば3月中に日体大と千葉経済大のオープン戦の中継を見てたなーってのを思い出しました。ええっとね…確かこれだったはず。
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この試合でも高坂君が登板してたんですが、矢澤君と互角に投げ合っていました。正直、フツーにすごいと思った(こなみ)
高坂君はどこまで見れるかなぁ。千葉経済大学ってマイナーかもしれないけど、どうにかして、こういうところにも良い選手がいるってことを少しでも多くの人に知ってもらいたいのだ。