ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

10/16 首都大学野球1部秋季リーグ戦・第7週 日本体育大学vs東海大学【リモート観戦】

日体大も優勝が懸かっているので、この試合は落とせません。
東海大は……うん、まぁ……


ところでこの試合は、東海大日体大も、結構応援を連れてきていたようでした。東海大側は映らなかったのでわからないけど、滅多に来ないブラバンの音が聞こえましたね。日体大はチアが沢山いましたが、放送席情報によると60人来ていたとか何とか。
伝統の一戦とはちょっと違うかもしれないですけど、このカードだから気合が入るんですかね。東海大は優勝とか全然関係ない試合になっちゃいましたけど…


スタメンはこちら。

<先攻・日本体育大学
1(指)矢澤
2(二)松浦
3(中)本間
4(右)南
5(左)門馬
6(一)相澤
7(捕)田邊
8(三)稲本
9(遊)小吹
(投)相馬
<後攻・東海大学
1(右)金城
2(中)岩本翔
3(一)森
4(三)吉田元
5(指)大松
6(遊)小松
7(二)成瀬
8(左)森下
9(捕)柳
(投)和久井

東海大の先発は和久井君。春に1試合登板したみたいだけど、私は初めて見るな。結構背が高い左ピッチャーです。全然関係ないですけど、出身が桜美林高校とのことで「そのパターンは初めて見たな」と思いました。
しかしその立ち上がり、1アウトから松浦君にショート逆シングルな当たりを打たれ、内野安打で出塁を許します。ちょっと捕球の時にバランスを崩していたように見えましたが、松浦君に関してはもう野手が逆シングルになるような当たりになった瞬間に松浦君の勝ち確定ですからね。
で、早速盗塁を試みる松浦君ですが、これがキャッチャー悪送球を誘い、一気に三塁まで進みます。本間君は見逃し三振に仕留めますが、南君には初球を打ち返され、これがタイムリーとなって、日体大が先制します。
さらに2回表、この回先頭の相澤君が放った当たりはレフト前へ。しかしこれを左翼手がダイビングキャッチしようとして後逸。この間に相澤君は三塁を蹴ってホームに還ってきました。というわけで、ランニングホームランで日体大が追加点をあげます。この時なんだけどさ、ダイブした後起き上がって追うのに時間がかかるからアレってのもあるけどさ、レフトのフェンス方向に転々としていくボールを一番速く追っていたのが、ショートの小松君に見えたんですが、あれ私の見間違いかな…?見間違いだといいな。でも小松君以前そういう感じの守備の動きを見せたことがあるのと、センターが経験が浅いと思われる岩本君で、レフトも森下君なので、ショートだけどフォローに行っても別におかしいことではないような気がするんだ……ってことを考えると、小松君の気苦労的なものがそれとなく窺い知れる気がします。
で、このラン本で勢いづいた日体大。続く田邊君もヒットで出塁すると、稲本君バント、小吹君ヒットで一三塁。矢澤君を迎えるという場面で、和久井君から諸隈君に交代。セカンドへのゴロで打ち取った当たりだったと思いますが、ホームを諦めてバッターランナーをアウトにしようとしたんだったかな、それで悪送球となり、ランナーが1人生還。矢澤君は足が速いので、ファールゾーンに転がっていくような悪送球であれば二塁到達も余裕です。いやこの場面塁上の表示とかちゃんと見てなかったので二三塁だったか自信ないですが。
続く松浦君も早いカウントから打って、センター返し。センター前への当たりでしたが、やはり俊足の矢澤君なので、そんな当たりでもホームに還ってきました。というわけで、松浦君の2点タイムリーで日体大が追加点。さらに松浦君はまた盗塁。稼ぐね。でも柳君の守備ちょっとイマイチっぽいので、そりゃ隙があれば走るよね。で、本間君の当たりは進塁打でランナー三塁となって、南君がまた初球を打ち、またタイムリーとなって、日体大がもう1点を追加。というわけで日体大がこの回5点をゲットしました。なんか似たようなの第1試合でも見ましたね……にしても、相澤君のラン本も各タイムリーも、皆結構早いカウントから打ってるんですよね。
しかし盟主・東海大がこんな無様にやられるなんて許されません(第2週の試合結果から目を逸らしながら
直後の2回裏、この回先頭の大松君がヒットで出塁。小松君は三振に倒れますが、成瀬君がヒットでチャンス拡大。森下君の当たりはショートゴロでしたが、アウトにできたのは一塁ランナーだ画ということで、2アウト一三塁。ここで柳君がタイムリーを放ち、東海大が1点を返します。
さらに3回裏、1アウトから森君が解説陣の意表すらつくセーフティバントで出塁。さらに盗塁でチャンスも拡大します。吉田君は見逃し三振に倒れますが、大松君と小松君と連続フォアボール。で満塁。ここで成瀬君がタイムリーを放って1点を返します。さらに森下君はフォアボールを選び、押し出し。尚も満塁の場面ですが、日体大は先発の相馬君を諦め、岡田君にスイッチ。その岡田君は、今しがたタイムリーを打たれた柳君を空振り三振に仕留め、ピンチを切り抜けました。


それ以降は投手戦。東海大は諸隈君が投げ続け、日体大は勝本君→箱山君と繋いでいきます。ところで箱山君なんですが、今日を入れると今季10試合登板してるんですよね……ちなみにここまでの日体大の消化試合数は、11です。それでいて自責点ゼロなので防御率0.00です(成績見ると失点1ってなってるから、どこかでエラーの失点を食らったのかもしれないけど)勿論今日もゼロで抑えています。凄まじいな。
そんなこんなで9回表。この回は先頭の松浦君がフォアボール。本間君バント。打席に南君を迎えますが、ここでキャッチャーが二塁を牽制しようとしたのかな?その送球が悪送球となって、ランナー三塁。南君は三振に倒れましたが、ここで迎えた、途中出場の松本君に三遊間を抜かれ、日体大がダメ押しの1点を追加します。なんかもう色々第1試合の写しのような試合だなぁ(爆)
東海大は9回2アウトから森君がヒットで出塁しますが、反撃はここまで。
7‐2で日体大が勝利しました。

<本日の投手リレー>
日本体育大学:相馬(2回・2/3)‐岡田龍(1/3回)‐勝本(3回)‐箱山(3回)
東海大学:和久井(1回・1/3)‐諸隈(7回・1/3)‐小口(1/3回)

別な試合のレポにも書いていますが、日体大桜美林との第3戦が残っているので、その勝敗次第で優勝が決まります。
東海大は、これにて終戦です…

  • それにしてもだ

東海大側の解説のマネージャーの子の話の節々から、盟主・東海大野球部であることに誇りを持っているようにうかがえました。いや、良いことじゃないかな。それだけの歴史と実績があるチームなんだから、そういうチームの名を背負っているってことを自覚しながら挑むのは大事なことだと思うよ。話を聞いていて、なんとなくノムさんの『巨人軍論』を思い出したけどね。
いやでも、今季の東海大は……筑波大戦のレポで、全てが噛み合っているという話をしたけど、東海大はその逆だったんじゃないかな。最下位にならずに済んだのは、選手個人個人の能力の高さのおかげじゃないかな。並の選手しかいない並のチームであれば間違いなく最下位に沈んでいる、でもそうはならなかったのは、東海大だから。
毎回東海大が優勝するのはつまらないんで、基本的に他のチームに肩入れしながら見ていますが……他に適切で婉曲的な表現が思いつかなかったので率直に言うけど、こんなに無様な東海大なのもちょっとね…と思ってしまうのは何ですかツンデレ的なアレなんですかね(聞くな)

  • そういえば先の話を考えなければいけない時期だったな

9回にダメ押し打を放った松本君は、一般で入学した選手なんだそうです。なので松本君が打った時は、他の部員に勇気を与えている、みたいな解説のコメントがありました。
一般で入学した野球部員っていうと、筑波とか、あと他の連盟で恐縮ですが、慶應とか立教とかで聞いたことがあります。
日体大はこれらの大学とはちょっと毛色が違うとはいえ、部員が297名いて全員がスポーツ推薦で入ってくるような選手なわけじゃないもんね。そりゃそうだよね。むしろ一般の子のほうが多いよね、きっと。
その情報もっと早く知りたかったなーと思ったのは、松本君が4年生だからです…