日曜の新木場でダムズの試合なんて珍しいわね、と思いつつ見てきましたが、このレポは3.23までにはうpしなければと必死で書きました(爆)
で、いつものことですが、本記事では流血や鋭利なものが多数出てきますので、ご容赦の上、記事をご覧いただきますよう、お願いいたします。
- 試合前
今日はドリューからのご挨拶でした。
今日はドリューは第4試合で殿とシングルする予定だったのですが、アメリカ遠征にて蜂窩織炎になってしまったとのことで欠場。しょうがないね。ちなみにドリューは3.18の試合に元気に出場していたらしいのを確認したので、もう大丈夫なのだと思います。
で、その代わりとして、殿が「勝つ、できない」Xを用意し、殿を挑発。
そしてそのXは、3.23のドリューのデスマッチ最後の試合で組むパートナーでもあるとのこと。
プロレスラーとしてもデスマッチファイターとしても、殿が勝てなそうな相手なんて早々いないと思ったのだが……まさかあの人が来るとは思いませんでしたね…
試合中にぶん投げた右肘サポーターがエアコンの上に着地したと聞き、
— 杉浦透"H.N.K"8.6刈谷&11.5名古屋国際マン (@sugiuraman_106) 2023年3月12日
大会後に無事に救出いたしました!!!
右肘投げて杉浦がカッコよくて盛り上がったと思ってたらジャストエアコンでざわついただけでした。。恥 pic.twitter.com/6AJawtxyoa
これ、試合中に見ていてとても気になっていました。
あと、ぶっちゃけ第1試合15分超は正直キツかったです。
3.23の神威兄貴とリブレのタイトル戦の前哨戦ってところですかね。
「挑戦者ってこんなもんか?」
…いやうん、その台詞が全てだと思うな。
また珍しい組み合わせだこと。これだから新木場に行きたくなる。
試合はバラモン兄弟の奇襲で開始。そのどさくさで竹田愛用のハサミが奪われたかしてしまった模様。
こんな情けなく「俺のハサミ返せ!」と訴える竹田のこの愛おしさよ。
その後形勢逆転した時、突然竹田が「塚本!」と叫ぶ。しかも伊東を見ながら。当然伊東は、自分は伊東だと訴える。
が、ここでバラモン兄弟が「この世に塚本が2人いるだけだ!」とか訳わからん茶々を入れるもんだから混乱する竹田。
参考:塚本(竹田の後ろにいる坊主の人)
大日本ホール終了!
— 竹田 誠志 (@crazykid0813) 2023年3月11日
相手にデスマッチのチャンピオンが居たけど余力を残して試合終了。チャンピオンからチャンピオンらしさは感じられなかったな。
血が足りない刺激が足りなかった。
コンディションはメチャクチャ良い! pic.twitter.com/RYxzzDRG1X
髪型が同じだけだろと思っていましたが、確かに髪型以外も割と似ている気がする…
そんなことがありましたが、竹田&伊東のコンビネーションはいいです。というか伊東が試合に関して献身的。「俺を投げつけてください」と竹田にお願い…と言うか指示というか。
さらにチョーク攻撃。
アカンこれじゃケイが死ぬゥ!
普段二人ともよくルール無用も同然なハードコアとかデスマッチで試合しているからアレですが、これ通常のプロレスルールだから、チョークはNGです。なのでカウント取るバーブ。
ほんでケイに「俺の名を言ってみろぉぉ!!」とどこかの弟のような質問をする伊東。
ケイが「塚本たk」と答えた瞬間、伊東は攻撃開始。不正解だからねしょうがないね。
その後もケイが攻められる展開が続く。リングサイドからお兄ちゃんが心配しておりました。
ダイビングヘッドバットをすると宣言する伊東。一方で何やら怪しい動きをする竹田。すると竹田は竹串を取り出し、伊東の頭に突き刺す。
そして竹田が「たこ焼きコール」を煽る。いやまぁ、確かにそのものだけどさぁw
この状態でデッドリードライブ的に投げますが、
さすがに避ける。
ここからやっとケイが反撃できて、バラモン兄弟のターンに回りました。
で、色々あってこうなりました。
…状況、説明した方がいいですか?(怠惰)
これで竹田は、どことは言いませんが前と後ろにダメージを負いました(不要な報告)
その後色々あって、
伊東がスーツケースをゲットしました。
スーツケースをゲットしたからには、やっぱりボウリングやりたいよね。で、ボールを探す伊東。なんかこの時「俺のボール」とか言ってた気がしますが、君の持ち物ではないんだよなぁ…
結局ボールは見つからず、そこで伊東は竹田に
「俺を投げてください!」と提案。そうね、確かに君の頭ボウリングの球っぽいもんね!(感覚麻痺)
これに竹田は超ノリノリでして。
この一連の動きを静止画でしかお伝え出来ないのが悔やまれる。こんなん笑うわw
勿論恒例のストライクコールもやりますよ!
ってな具合で竹田・伊東組の圧倒的優勢な試合運びでしたが、ここでバラモン兄弟が得意のパウダー攻撃。伊東が正真正銘の粉もんになってまう!
で、いつもので決めにかかりますが、やはりカウント2。
最後はバラモン兄弟の誤爆から竹田・伊東組が逆転勝ち。いや終始バラモン兄弟側がやられっぱなしだったから、逆転って言葉を使うのはなんか変だな(野球感覚)
…たこ焼き、気に入ってるんですね…
試合後、バラモン兄弟は最後にこう問いかけました。
「今日俺たちが戦ったのは、竹田誠志と、誰だ?」
ここは観客一体となって、こう答えました。
「塚本拓海」
…そういや竹田は試合中に伊東を呼ぼうとしたものの、伊東の名前が素で思い出せなかったらしく悶えていました。
以下はご本人の言い訳です。
ダムズ新木場終了!
— 竹田 誠志 (@crazykid0813) 2023年3月12日
バラモン相手に蛸が勝利!
昨日大日本で組んだせいか蛸を塚本と素で間違える…
同じ様な連携は止めよう…
にしても改めて写真見ても似とる。
さて次は3.23ホールでドリューデスマッチファイナル。
最後は最後でガッチリ殺りますわ。こちらも勝ち逃げさせんぞ。#pw_freedoms pic.twitter.com/wvR394Iyte
本日のXはこの人でした。
ええっ、アブ小ってば昼に千葉某所で試合したばっかじゃないですか!っていうかこれまでアブ小がダムズのリングに上がったことあったか…?
今はアレですが、その昔(2000年代半ば~後半ぐらい?)殿は大日本のリングでバチバチにデスマッチやりまくっていたので、アブ小と因縁がないわけがないはず。あれあの頃だっけか、殿が「たかし軍団」なるユニットを作っていたのは(今も受け継がれる殿という敬称は、この辺が始まりだった気がする)
で、試合ですが、キレた殿の奇襲から始まり、いきなり場外戦。
アブ小の額のこれは早々に剝がされて客席にぶん投げられてました。
そんで早速流血。アブ小が持ってるのはフォークですね。バーブに取り上げられそうになりましたが無視してフォーク攻撃を続ける。
客が写真撮る上ではフラッシュはNGですが、公式カメラ(と思われる)のフラッシュのおかげで、暗い中でも何が起こってるか見えるの助かる。月光闇討ちデスマッチとは違いますが、微かな光から状況が見えるのも、プロレス的にエモい感じ。
…光がないと、リングサイドはこんな感じで暗くて、写真だとあんまりよくわかんないんだよね。何が起こってるかは、まぁまぁわかるんだけど、選書の表情はほぼわからんかな。
そんなこんなな中、レフェリーのバーブから「通常ルールだぞ!」と注意が入る。あれこれデスマッチルールじゃなかったの?と思ってしまいました。まぁ確かにハードコアとかデスマッチとは銘打たれていない試合だったな。しかしそんなことはお構いなしにバチバチやり合ってました。
殿が逆水平を打つと、上を脱いでやって見ろと挑発するアブ小。尚2発喰らって蹲り「効いてんじゃねーかよ!」と殿にツッコまれた模様。
しかしその後ロープワークからのパワーと体の圧で殿をダウンさせるアブ小。コルナからの例のペッパーミルパフォーマンスを見せ、流行への敏感さをアピール。からの「イヤァオ!」の雄叫びから、低空の膝蹴りっぽいもの。
掛け声からキンシャサかなぁと思ったけど殿が立ち膝の体勢だったから、シャイニング・ウィザードが正しいのかなぁ。あーもうめちゃくちゃだよ!秒単位でネタを詰め込むのやめろ濃すぎる(爆)
そこからバカチンガーエルボーを決めに行くも、殿に避けられ空振り。さらに場外戦。リングに逃げるアブ小。花道まで転がり逃げるも殿が逃がさない。
殿は場外に出て、リング下からパイプ椅子を持ちだし完全にデスマッチモードでアブ小を仕留めにかかる。
さらにパイプ椅子を求める殿に、セコンドの杉浦達が別口からパイプ椅子を持ちだしアシストしていたのを俺は見逃さなかったぞ。どうやらバーブも見ていたのか気づいたのか「使ったら反則負けになるぞ?」と警告。
まぁリングの二人はんなもんお構いなしに、パイプ椅子へのミリオンダラーバスターなわけですが。
尚このパイプ椅子はバーブにより早々に排除される模様。が、セコンドに命じてパイプ椅子をもう1度リングに戻させる殿。注意するバーブを邪魔だとばかりにリング外へ排除。厳しいレフェリーだとこれ一発で反則を取ったりするんだけど、バーブは優しいのか1回は見逃してくれました。
パイプ椅子で頭を抜かれてもビクともしないアブ小。尚もパイプ椅子でやり合おうとする二人を、通常ルールの下に止めようとするバーブ。
いつもデスマッチ裁いてるから、真面目に普通のプロレスルールで裁いているのがむしろ違和感ありすぎるバーブはもう邪魔でしかありませんね。というわけで二人してバーブを突き飛ばす。
コーナーに激突するレベルで突き飛ばされると一撃でダウンするレフェリーとかよくいるのですが(なんかライオンマークのところのレフェリーがそんなイメージですね…)、バーブはまだ大丈夫。意外と頑丈だな!
が、尚も通常ルールで裁こうとするバーブはまじで邪魔だったようで、バーブをその場で投げ捨てるアブ小。
さすがにバーブもこれにはダウン。
尚もアブ小(前も言ったけど165kg)はバーブへバカチンガーエルボーを発射。
アカンこれじゃバーブが死ぬゥ!
尚も乱戦は続き、アブ小はバーブをフォールするような体勢になり、そんなアブ小を上からフェースロックのように締める殿。
ここでついにゴングが鳴ります。内容はレフェリー暴行による両者反則負け。残当。でもしょうがないね、この二人なのに通常ルールにしちゃったのが悪いんだから。
写真見て気づいたけど、ここで杉浦の指示があったからゴングが鳴ったのね。杉浦が指差して指示してるのわかりますかね。こういう場合誰かが指示しないと反則のゴングってならないはずで、基本それを指示するレフェリーがダウンしている今、誰が終了の判断をしたんだろうと思ってました。
試合後、アブ小はマイクを要求し、ドリューにこう言いました。
「お前にライバルはいっぱいいるけど、先生は俺だけだ!だから、何かあったら駆け付けるぞ!」
一応外敵のはずなのに発言がカッコよすぎて、なんか感動してしまった(爆)
で、やっぱアブ小は通常ルールでは物足りないと、「次は何月何日だ!?」と殿に聞く。それに対し殿は「調べてこい!」とツッコミ。
(多分ドリューから)3.23と聞かされ、3.23に臨む気満々のアブ小でしたが、3.23は既に葛西&竹田組と試合すると聞かされ、拍子抜けしたようでした。
が、それはそれでアブ小ワールドが展開され、最後は「愛してまーす!!」という台詞で締められました。
好き勝手やられてしまいましたが、殿もやる気満々で、「お前が来ると分かってたら、最初から剣山デスマッチ組んでたわ」と言う。何故剣山デスマッチかは、殿のWikipediaのページを見たらわかるんちゃうかな(適当)
3.23はドリューのラストデスマッチの日ですが、「自分の信じるスタイルでトップを取る」気があるなら、3.23以降も「FREEDOMSに参戦してこい」と、殿なりのエールを送っていました。本当はこれ、ドリューと一戦交えてから言うつもりだったんだろうなぁ……でも、この辺りに殿の、ダムズの懐をの深さを感じるっスね。ダムズはデスマッチの団体として名を馳せているけど、どちらかというより、デスマッチありきではなく、「自分の信じるスタイル」を貫いた結果、デスマッチに行きついたレスラーが集った団体という感じなのだろうな。
各々のスタイルが、見てる側として合わないなぁと思うこともあるけど、メジャー団体では有り得ない自由さが、ダムズを見てて楽しいって思えるところだと思います。他の団体の試合もそうだけど「ここでしか見れない!」ってな試合を観たいよなぁ。だから私はその団体のチケットを買います。
ちなみにこの試合だけやけに詳しく書けているのは、この動画を見ながら書いたからです…
www.youtube.com
公式のうpはえーんだよぉ!!私がレポ書くのが遅いだけだが。
普段のダムズにはあまりない空気感の試合なので、見る価値ありです。こういうの見ると、次の大会への期待高まるやなぁ。
- 第5試合:FREEDOMS対E.R.E蛍光灯8人タッグデスマッチ 葛西純、マンモス佐々木、正岡大介、〇平田智也(18分7秒 ジャーマンスープレックスホールド)ビオレント・ジャック、ドブネズミ・フッキー●、佐久田俊行、最上九
今日は全部で5試合なので、この試合がメインです。
今日の試合は全てずっとバーブが裁いていたのですが、この試合だけ吉野レフェリーが裁くことになりました。緊急事態だったからね、しょうがないね。
と思っていたら、実は結構ギリギリだったみたい。
本日はお昼にアゼリア大正で #大阪プロレス 、ダブルタイトルマッチを裁いてからの弾丸移動で夜は新木場で #pw_freedoms。
— 吉野 "SuperRef"恵悟 (@keigoyoshinoref) 2023年3月11日
後楽園と広島のダブルヘッダーやれてるから多分大丈夫。
前日夜シンガポールからの翌日昼東京とか前日夜台北からの翌日岩手とかやってたから多分大丈夫。 pic.twitter.com/6H4Yy3eo4w
↓
大阪東京ダブルヘッダーなんとか完走。
— 吉野 "SuperRef"恵悟 (@keigoyoshinoref) 2023年3月12日
新木場に駆け込んで汗だくのまま着替えてたらバーブさんが大ダメージで控室に帰って来たのをみて、メインに間に合ってなかったらこれ大惨事やったなと冷や汗またかいたわ…#pw_freedoms
…実は今日の試合ってダブルヘッダーの選手が結構多いんですが、一番遠いダブルヘッダーなんじゃないですかねこれ……ようやっとる。私がやったことあるダブルヘッダーなんて、せいぜい県立大宮(2試合)→ハマスタぐらいですよ(野球)
で、この試合もやはり平田が受けまくる展開。
吉野レフェリーの表情ほんとすき。
しかし平田もやられてばかりではない。
前の大会の平田の戦いぶりにも大分心を揺さぶられましたが、やっぱりプロレスってこう、やられにやられた後にやり返すっていう展開が燃えますね。
ちょっと前に、20年ぐらい前のノアの試合をG+で見てたんですが、その試合ではまだうら若きKENTAきゅんが、当時団体にトップクラスだった秋山にボッコボコにやられてたんですね。でもその後やり返して、秋山を担ぎ上げた時の客の爆発ぶりと言ったらもうね。
こういう逆転劇といいますか、そういうのに熱くなるこの心境……上手く説明できませんが、プロレスの醍醐味だなぁと思います。思わず頑張れ!って応援したくなりますやな。
だからね、圧倒的なパワーや技を見せつけ、強さを誇るプロレスラーってのも魅力的なんだろうけど、これに受けっぷりの良さ・頑強さが見えると、プロレスラーの魅力マシマシだなぁと改めて思った次第です。いやまぁ、何かへの当てつけではないですが。
試合は平田がジャーマンでフッキーを沈めて勝利。
試合後、平田はマイクで「自分がトップを獲る」という簡潔な言葉で締め、大会は終了。
プロレスのマイクでは色々喋っちゃう選手が多いけど、敢えて短い言葉で締めるのも、ファンとしては妄想が膨らんでよい。というかもう、今の平田には余計な言葉は要らん、結果で示すって感じなんだろうなぁ。
…この試合も、実はもう公式がうpしてくれてまして、見たほうが早いって感じです。私は現地で見たいのでアレですが、こんな試合をホカホカな状態でうpしてくれるダムズは懐が広いと思うのですわ。
www.youtube.com
…人数が多いタッグ戦だと、わちゃわちゃしてレポを書くのが難しいんだよなぁ、といつも思うのです。見る分には楽しいんですが…ッ
あとそうだ。新木場ではEREのデスマッチを見れたのですが、
そこに刺すのか…と思いました。まぁ佐久田だからね。
最近の後楽園ではEREのデスマッチがあまり見れなくてアレですが、こういうシーンを見て、また佐久田のゴリッゴリのデスマッチを見たいなぁ、と思いました。自主興行に行った方が良いのかなぁ?昔見た試合がとても印象に残っていてね…
bladecatcher.hatenadiary.jp