ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

11/16 明治神宮外苑創建九十年記念 第47回明治神宮野球大会・大学の部 決勝 桜美林大学vs明治大学

今日は午後から用事があった。
でも、この決勝戦はどうしても見たいと思った。何故だろう、明大も、桜美林大も、自分の推しチームではないのに。
ただし、2年前に等々力球場とかいうクソボロい球場でたまたま見かけたピッチャーの大学生としての最後の姿だけは、ちょっとでもいいから見たいという気持ちは結構あった。
プロ注目とか、ドラフト1位だからとか、そんなのは一切関係なく。

何だろうね、いつからかわかんないけど情が移っちゃったっていうのはあるよね、ぶっちゃけね。
で、私が神宮にいることができたのは、このとおり4回までだった。

明大の柳君に代打が出されて、星君が登板した時。電車の時間の関係で、星君のことは投球練習をちょっと見ただけで終わった。だから今日の星君については、全く知らない。
柳君はというと、明らかに手負いの状態。やっぱり昨日の疲れが残ってるな、と感じずにはいられない、あまりにもらしくない投球。
といっても、立ち上がりを叩かれただけで、それ以降は復調の兆しは見せていた。星君に切り替えたのは安全策…というか、誰もが今日は星君が先発だろう、と思ったはず。私もそう思っていた。ここで敢えて柳君を選んだのは、エースと、主将と心中しようという監督の厚い信頼ではないか。あーなんかこれだと星君あんまり信頼されてないんじゃね?感が出ちゃうけど、まぁいいや(爆)
佐々木千隼君は、決して調子が悪かったわけではなかったと思う。ただ、全国舞台の決勝戦であること、相手が明大という全国最強と言っても過言ではない大学だったことで、慎重になってるなーという感じはした。
多少四死球は出してたけど、悪いとは思わなかったよ…4回までは。
出先で試合経過を見て、一気に逆転されたと知った時は信じられなかった。スミ1の得点を平気で一人で守りきるような選手が!?と。
佐々木千隼君は自分のことを「実力がない」と言ったという。
そうか?私はそうは思わない。首都大学野球連盟のエースたちを圧倒し、関東五連盟の猛者を破り、1日でチームを神宮から帰さなかった貴方の姿を見ているから尚更。ホントかよ?と思った方は、当ブログを「桜美林大学」で検索し、観戦レポを見てみてください。あ、2015年まで大して見てない上に評価が厳しくなってますが(爆)私の首都の推しは帝京大日体大なんや、すまんな。
最後に勝つ姿を見ることはできなかった。吉報を聞くことすらも叶わなかった。
けど、「彼も一人の大学生なんだなぁ」と感じる姿を見ることができたので、安心したというか何というか。

もう二度と、貴方を撮ることはない。一流のプロ野球選手を撮るのは、私の任務ではないから。
さようなら。テレビカメラの向こう側で待っています。