ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

第44回日本選手権大会・4日目

京セラドームのトイレのキャパがあんなに小さいなんて想定してなかった。東京ドームでトイレで並ぶなんてほとんどないのに。

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点差だけ見ると、JFE西日本が圧倒したように見えるけど、試合見てて、あんまりそういう感じはなかったなぁ。
JFE西日本が点を取った2回と3回以外は、大してチャンスを作れてなかったんですよ。ヒットの本数も、2回と3回を除くと実は1本しか打ててない。
宮崎梅田学園の投手がここまでよかったのは意外だった。今までチームを1度しか見たことなかったから、よく知らなかったというものあるけど…古市君の後を受けた林君は、完全にJFE西日本に流れが行ってしまっていたのを取り戻すほど安定した内容だったし、松原君もそう。確か松原君だったかな、145kmを出していたのは、ポテンシャルが高い選手が結構いるんだなぁと勉強になりました。
それだけに打線がサッパリだったのが勿体ない。JFE西日本の河野君も良かったのもあるんだけど、3安打しか打てなかったし、あと全体的に三振が多かったのよね。投手が流れを取り戻しても、打線が力不足ではどうしようもないかな。

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いや、正直明安がここまで善戦してくれるとは思わなかった…爆死するだろうけど手錢君さえ見れればいいや、という気持ちで来たので(爆)
まぁ打線は藤井君相手に全然打ててなかったのだけどね、仕方ないね、藤井君だもの。打てんよありゃ。
投げるほうでは、大久保君がヒットを打たれまくりながらも粘ってくれていたのです。ピンチを招いても、大体自力(三振)で切り抜けてたし、時には主将が好捕で助けてくれた。


もしタイブレークまで持ち込めたとしても、結局明安的には厳しいような気がするが…藤井君を崩せる機運が全くなかったので、これは大久保君が崩れたら即負けだな、と思ってました。
だからねー、9回裏の日生は鬼だなーと思ったというか何というか。2アウト二塁の場面になって、福富君に回ってきて、福富君が決めることもできたんじゃないかと思うのですよ。
でも福富君はフォアボールを選んだ。そんでヴィットル君に回ってきたところ、代打に高橋さんが告げられて…そうかそういう作戦もあったのかー!と思いましたよ。


何て言うんですか、安心してください(中略 って幻聴が聞こえたとかではないんですけど、これ高橋さん決めるな、ってのがもうわかってしまった。今まで何回も高橋さんにやられたイメージが強かったんだろうけど…こういう時、文字通り一振りで流れを変える力を持つ選手が控えているチームは強いね。


明安の爆死は想定どおりだけど、こういう負け方をするとは思ってなかった…もっと淡々と負けてしまうと思ってたから、いい意味で裏切ってくれた。
私はこれまで、結構な数の明安の試合を観てきたつもりでいて、大久保君が投げるところ、大久保君で負けるところもいくつか見てきたと思う。
そんな中で大久保君が涙するところを見たのは、初めてでした。