さすがに寒かったなぁ。神宮大会ってこんなに寒いんだっけ?でも上下ヒートテックで何とか行けました。カイロ温存できた。
…京都で死ぬ思いをしたせいか、まだマシだな、と思えてしまいまして。
スタメンはこちら。
試合前、東北福祉大スタンドが(たぶん)これを歌っていました。
'91西武ライオンズ選手別応援歌 大塚孝二のテーマ
監督のこと、好きなんだなと思いました。
さらに7回にも歌っていました。普通7回って、大体の学校は校歌を歌うと思うんですが………監督のこと、好きなんだなと思いました(2回目)
いやでも、色んな記事を読んだけど、かなりいい監督さんだと思います。
さて、試合はというと、スポーツ紙の予想を全力で裏切る両先発だったような。
東北福祉大の先発・山野君は、調べたところ津森君との2枚看板のうちの1人のようなので、こういう試合で出てきても特におかしくないピッチャーである模様。変化球が多かったようだけど、結構曲がるね。それにストレートもかなり速いみたいだから(1度だけスピードガンで147km/hって見たけど幻覚かも)、左ピッチャーとしては超優秀なほうだと思います。
一方、東海大の先発の高杉君ですが、私はガチでわかりませんでした。見たことない……調べたところによると、9/29の帝京大戦と10/21の筑波大戦で投げているようだけど、まだ2年生だから、来年主力にしたい系のピッチャーなんだろうな。
…東北福祉大はそういうノリでピッチャーを選んではいけない系のチームだと思うんですが、初回から2アウトから満塁にされて先制点を取られるわ、2回には大里君にツーベースを打たれてからの、ピッチャーの山野君にツーベースを打たれての、エラーの、犠牲フライので追加点を取られるわと…これは東海大の試合ですか?と疑わしくなる立ち上がり。山野君のツーベースは、思くそ長打を食らったというよりか、かなり前進守備の外野の上を行ってしまったという感じの当たりでしたが。
自ら追加点をあげる、これはまごうことなきエース!と思ったのですが、これを境に山野君はおかしくなってしまいました。
まず、先頭の長倉君にストフォア。スタメンを聞いた時、思わず電光掲示板を二度見してしまいましたが、いきなり主将バフを使ってスタートダッシュを図ったのかと思いましたが……ちなみに、これは横浜市長杯でも聴いていたんですが、長倉君の打席では「朝が弱くて起きれない」と『ミッキーマウスマーチ』のリズムに乗って声高らかに歌われていました。かわいい。
んで、串畑君はバントで、ちょっとピッチャー正面でマズイかもなぁと思いましたが、捕球した山野君は予想通り二塁に送球しましたが、これがセーフに。悪いプレーではなかったと思うので、一足遅かったのかもしれない。
そして高杉君への代打・亀田君はこれまたストフォアでノーアウト満塁。竹内君はボテったゴロだったので、この間にランナーが1人還って1点を返すことができました。
尚も二三塁の場面で、千野君の打席で暴投。千野君は三振に倒れますが、宮地君すないぽ、杉崎君ほあ。千野君の打席の感じは割とよかったんですが、それ以外の山野君のボールがダメダメすぎる…どうしてしまったんだ。そして回ってきた海野君がセンターへ2点タイムリーを放ち、逆転!
海野君って大体チャンスで回ってきても打てなくて、打っても犠牲フライ、バントしてるイメージが強かったのですが(失礼)やりますね。
というわけなので、東海大は3回からはピッチャーは安里君に交代。うーん、こちらもリーグ戦で見たことない選手だ…
安里君は先頭の永濱君にほあ、岩崎君にヒットを打たれる、楠本君にバントされるも、素早く捕球して三塁へ送球、進塁を阻止(ここのプレーはよかった)が、大里君にほあ、満塁となったところで山野君への代打・増田君へすないぽで押し出し。早速同点にされます。gdgdだ…gdgdすぎる…!この時点でもう試合時間1時間ぐらい経ってたような気がします。んで、すかさず柿崎君が犠牲フライを放ち、東北福祉大が勝ち越します。
東北福祉大も先発を降ろし、2番手に綱脇君を投入しますが、3回裏の先頭の長倉君にまたもほあを与えます。そして長倉君に代走・植村君を送って、植村君は盗塁を決めます。ここしっかり盗んでてよかったと思います。
んで、串畑君はまたもバント。しっかりランナーを三塁へ送っていました。そしてピッチャーの打順に代打・小玉君を起用。小玉君はきっちり犠牲フライを打ち上げ、東海大がすかさず同点に追いつきました。
東海大は3番手に宮路君を投入。どーーーーしても主力の約2名を出したくないのかな、と思わずにはいられない、この東海大の投手リレー。
しかし宮路君はかなり頑張りまして、4回は四死球・暴投で二三塁のピンチを招くも0点で切り抜け、5回もピッチャーの綱脇君にヒットを打たれるも、ここも0点に抑えます。ここでやっと第4試合が始まったと思ったのは、私だけではあるまい。
一方、綱脇君も4回裏をこの試合両チーム初の三凡に抑えるなど、いい感じになってきたかと思いましたが、5回裏に先頭の海野君を打ち取った後、藤井君にツーベースを打たれ二塁へ。ここで代走から守備に入った植村君が思いっきり左中間を割るスリーベースを放ちまして、東海大が勝ち越し。
続いて串畑君もタイムリーで追加点をあげます。あ、やっぱここでも例のポーズするんだね。
さらに串畑君は完全に盗んだっぽい盗塁を敢行。そして二塁上でもかなり大きくリードを取ったり、ちょこまかとキャッチャーの気を引いてるのかというような動きを見せていたり。なかなかこう挑発的な動きだったので、これ三盗するんだろうな、と思っていたら、本当に三盗を敢行。キャッチャーも三塁に投げますが、送球はあらぬ方向へ……いやそもそも、この時三塁に誰もカバーに入ってなかったから、どっちにしろダメだったなこれは。んで、送球が外野へ行っている間に、串畑君は一気に生還。この回3点目をゲット。うーん、今日の串畑君の小技・脚の使いっぷり、実に素晴らしい!ここはとてもいい攻撃だったんだけど、神宮大会の公式サイトのスコアでは「悪送球」の一言で終わってしまっているので…
3点リードしたし、宮路君頑張ってるし、大分勝利が近づいてきたぞ、と思っていたのが落とし穴でした。
7回表、この回先頭の岩崎君にすないぽを与えます。本日の岩崎君、2安打に既に1すないぽ食らってるんだよな。楠本君は三振に仕留めますが、大里君は右中間への大きなツーベースを放ち、東北福祉大が1点を返します。
そしてピッチャーの打順が回ってきたところで、冨木君が代打に起用されます。そして私がカメラのバッテリーを交換していたちょうどその時、冨木君の打球はレフトへ飛んでいきました。もうみんなその瞬間にわかった当たりだったと思います。
というわけで、冨木君の起死回生同点2ランが飛び出し、東北福祉大が追い付きました。
すげえ…すげえよ俺の東北福祉大…宮路君もここまでよく頑張ったんだけどな、力尽きてしまったかな。
東北福祉大は7回、ここでついに津森君を投入。同点に追いついたいい場面だから、ここでエースを投入して、何が何でも勝ちに行きたいところですね。
津森君のピッチングは、別にビックリするような数字を叩き出すようなボールではない。でも変則的な投法なのと、やっぱりコントロールがこれまでの東北福祉大のピッチャーとは違うのもあってか、7回・8回と東海大打線を完璧に抑え、しかも5奪三振しておりました。これだけのピッチングをして、勝てないわけがない。逆に東海大目線では、このピッチングはなかなか絶望的な感じでしたよ(白目)
で、東海大のピッチャーのほうはと言うと、8回以降も宮路君が続投していました。既に4イニング投げているし、これ以上失点したらもう取り返しがつかないで、と思ったのですが……どーーーーしても主力の約2名を出したくないのかな、と思わずにはいられない(2回目)
かなり精神的にキツイ失点をしてしまったと思うのですが、それでも宮路君は崩れることなく、8回は三凡、9回にはランナーを1人置いた状態で、先程ホームランを打たれた冨木君を迎えましたが、ここをしっかり抑えていました。素晴らしい。
そして9回裏の東海大の攻撃。1アウトから、杉崎君は内野ぽpを打ち上げてしまいます。これが三本間ら辺に高く上がったフライだったのですが、これを三塁手捕球できず、落としてしまいます。杉崎君は二塁へ。
さらに海野君も似たようなフライを打ち上げ、今度は三塁手・捕手2人とも取りに行きますが、どちらも取れず。まぁ、落とした場所がファールゾーンだったから、まだよかったか。
結局海野君はちょっと深いサードゴロを打ったのですが、この時捕球した一塁手の足が離れていたらしく、海野君はセーフになり、一二塁。
さらに、藤井君は強いセカンドゴロを放ち、これを二塁手が投げられずオールセーフに。1アウト満塁、出したエラーは全て内野手のエラーと。投手としてはマジギレしたくなるレベルだと思います。東北福祉大は、ここまで内野守備が怪しい感じは見受けられなかったので、どうしちゃったのって感じですが……7回に三塁手が大里君になったとか、一塁手に岩崎君が入ったとか、そういうシフト変更はあったけれども。
この状況で、一時は勝ち越しとなるタイムリーを放った植村君を迎えますが、津森君はこれを3球見逃し三振に仕留めます。この状況でさぁ…見逃し三振を、それも3球でって………普通できます?すごくない?これ。
そして迎えた串畑君の当たりは、高いバウンドの内野ゴロ。そしてこれを、ピッチャーの津森君自ら捕りに行く。高いバウンドのゴロを打たれた時点でそんな感じな気がしますが、大体こういう場面でピッチャーが取りに行くと、よくないことが起こる…!私は死亡フラグを感じました。
津森君の送球は…強いて難を挙げるならば、もうちょびっとだけ距離が欲しかった。送球の距離がちょびっと足りなかったせいか、一塁手が全身を伸ばして捕球したものの、足がベースから離れてしまったのです……というわけで、打った串畑君はセーフになり、この間に三塁ランナーは生還。東海大学がサヨナラ勝ちを決めました。
…この試合で負けたとしても津森君のせいじゃないよね、と思っていたんだけど、その津森君のエラーで決着がついてしまうとは、皮肉なもの。
その前に色々なものが積み重なっていたとはいえ。
しかし東海大は、こんな投手リレーでよく勝てたなぁ。大体宮路君が頑張ってくれたおかげだと思うけど。
んで、東海大の次の相手は中央大なんだね。今の中央大学ってすごい強いみたいだし(ちょっと前までめちゃくちゃ弱いイメージだったんだけどなぁ)、そりゃあ、まぁ、ピッチャーを温存したい気持ちはわからなくもないが……