ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

都市対抗・直で見たものまとめ:11/26分

他の社会人野球ファンの皆様はどう思っているか分かりませんが、何となく「この日は観に行かなければならない」というのを感じました。
…第1試合も見ればよかったなぁ。

NTTとかENEOSとか、ああいうチームの試合は他の皆が観てくれればいい。俺はこういうチームの試合を観るのが使命だ(意味不明)
というわけで、やってきました。ハナマウイは当然初めて、四国銀行はもう随分久しぶりです。前回出場の4年前も見ていたのですが、4年前はネタが多すぎて全然違うところを見ていたので、当時の四国銀行の印象が皆無です…試合も惨敗だったしな。
しかし…亀岡さんがコーチ兼任というのは存じておりますが、三塁コーチャーズボックスに立つ姿を見た時は、思わず「ん?」となってしまいました。野手の専任コーチがいないからね、しょうがないね。


試合のほうは、互角だね。本当に互角。
四銀の先発・菊池君も球が速いねぇ。実は4年前の試合でも菊池君が先発していたんだけど、どうして当時の記憶が全くないのか理解できないぐらい(それよりも4年前は対岸のチームが濃すぎた)、とても良い球。
一方、ハナマウイの先発は平野君。こちらはそんなに速い球は投げない。138kmとかそういう感じ…だけど、こういう球速のほうがむしろ「あっ、社会人野球みありますね」と思ってしまうのは病気ですかね。それでいてコントロールも良し。
というわけで、ピッチャーのタイプとしては違うけど、それぞれの持ち味がよく出た投手戦になりました。
しかしハナマウイは、クラブチームであることを忘れるぐらい、プレーの質が高く堂々としていました。緊張はあったかもしれないけど、それにしても守備が非常に良くて、そんな固さを全く感じなかったというか。初めての東京ドームだしデーゲームなので、何かしらミスをしても仕方がないと思っているのですが、守備のミスは、私が見る限り全くなし。選手も良いと思うけど、教える方もいいんだろうな。
得点は四国銀行が山中君のソロムランで先制し、最終的にこれが決勝点となったのですが(試合後の監督インタビューでは、「山中のホームランなんて見たことない」と言われていた……2回戦でのレポーター情報によると、主将の柴田君にまで見たことないとも言われていた…)、チャンスはハナマウイのほうが多かったかな。特に9回表は、菊池君も勝利を意識して慎重になっていたのか、ボール球多めになっていて、1アウト一二塁まで行けていましたので、何気に今日一のチャンスだったかもしれません。


来年もドームで見たい…と言いたいところだけど、JFE東日本が戻ってきちゃうから、また予選が厳しくなるのよね。来年の南関東はまた3枠になるとはいえ。
ちなみに、この試合で個人的に気に入ったハナマウイ戦士は林君です。彼はなかなかアツいですね。仕草がもうお調子者のそれっていうのもあるけども、黄金装備の野球選手が面白くないわけがない。

※参考:過去の黄金聖闘士
林君も、先発の平野君も(あと道上君も)桐蔭横浜の出身だそうだけど……どこかで見かけたりしてるのかなぁ…


…やばい、四銀のことを大して書かずに終わりそうになった(爆)
あの時代の慶應戦士が好きな身としては、山中君のホームランを直に見れたのが嬉しかった。あとホームランがフィーチャーされるのは致し方ないとして、実は初回にヒットを打った時の姿もアツかった。
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はっきり言って、あまり試合に出て活躍しているのを見たことがないというのもあるんだけど、こんなに熱い人だったのか、と。
ホームランの写真は自分でも撮ったけど、やっぱりプロが撮った写真のほうが美しいからこっちを見てニヤニヤしています。
でも、この角度の写真はなかったから、一応…何故かピントが物凄いケツに行っててアレな気持ちになりましたが。

チーム全体としては、もうちょっと打ちたかったかなぁ。でもそれだけ、平野君が侮りがたい投手だったというわけでもあって。
あと、監督が茶目っ気あるおっちゃんなんだなぁというのが、監督インタビューから感じられましたw



試合は全体的に、どちらもランナーを出せどホームが遠い、という感じではあったのですが…
伏木海陸運送:惜しかったね!あともう1本だったね…これなら来年行けるぞ!
パナソニック:なんであんだけランナー出して、これっぽっちしか点を取れないのか。
…という感じで印象が全然違うのは何でなんですかね(爆)まぁ、僕は伏木海陸運送のことはめちゃくちゃ贔屓してるよ。
いやーでも、本気で今年の伏木海陸運送はパナを食っちまうかもしれないと思ったんですよ、本当に。パナソニックが出してくるピッチャーをことごとく捉えて(庄司君はワンポイントみたいな起用だったから例外として)こんな攻撃的なチームだったかーと感心したほどでした。特に終盤、北出君を追い込んだのを見た時は…去年、住金鹿島戦にてリリーフした時に(約1名を除いて)完璧に抑え込んでいたのをとても鮮烈に覚えておりますので、純粋にスゲー!と思いました。
投げる方も、先発が宮前君じゃなかったのに面食らったけど、宮前君がいなくても大丈夫そうな投手リレーでした。結果的に負けてしまったけど、全員でいい試合を作り上げたって感じがしました。先発の中村君は大分やられてしまいましたが、早めに諦めて内藤君に交代したのがよかったというか。3イニングぐらいを投げて、ピンチを作っちゃったので降板したって感じでしたが、もうちょっと投げさせても良かったかもなぁ。球速も出てたし、なかなか良いピッチャーではないかと思います。あまり企業チームで見かけない気がするけど……びわこ成蹊スポーツ大の出身ということは……ご存じなのだろうか(ぼそり)
勝ち越しも、ちょっといい当たりだったとはいえ犠牲フライの1点だったからなぁ…伏木海陸運送負けた―!っていう感じが全然ない。絶対勝てたのに、という感覚しかない。なのでね、伏木海陸運送はまだまだやれる子だと思います。
なんか特別席の一塁側すっごい空いてたけど(僕は間違えて三塁側を買ってしまったのでアレなのですが…)皆もっと伏木海陸運送を見ろ(真顔)


そういうわけなので、パナに関して書くことは特にないです。が…

特に何がとは言いませんが、この打線は「あっちゃん空気読んでるゥー!!」と思わざるを得ませんでした。途中で宗ちゃんに代打が出されたので、これでフルイニングとはいきませんでしたが…
そんな宗ちゃんも、いつの間にか10年選手になっていました。

私が大学の時から見ている選手で、10年表彰された選手は、宗ちゃんが初めてかなぁ?(と思ったが、そういや廣本君とか越前君もそうだったな)あの世代が大学4年生になった辺りから、大学野球に足を突っ込んだので。
そう思うと……私も年を取ったものやね。