ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

誇りに優劣もない

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「東大は弱いのに何で東京六大学にいるの?」とかよく言われるけどさ、少し前の時代のこととはいえ東京六大学の試合を観戦していた身としては、非常に浅はかな疑問だと思うのよね。
試合をちゃんと見ていれば、東大は言うほど弱くはない、ということが分かると思うのです。
東大が弱いと簡単に言う人は、プロ野球の結果だけ見て「オリックスよっわw」「ベイスよっわw」みたいなことを言っている人と同じなのではないかと思います。いや実際弱いのかもしれないけど、でもオリックスって、結構いい選手がいるらしいじゃないですか。ベイスもそう。でも、なかなか勝って上位に行けずBクラスにいがちという。
東大も同じで、いい選手はよく見ると実はいます。ただ、そういう選手たちをうまいこと噛み合わせて勝利に持っていくということが、なかなかできないだけなのです。私はこれを、イコール弱いとは考えていないので、東大が弱いってのは、表現する言葉が違う気がするなぁと思っているのです。そりゃあ馬鹿負けすることもままありますが……試合に負けたとしても、相手をかなり追い詰めてた試合も少なくないですからね。勝たなきゃ意味ないんだよって言われたらまぁ、それまでなんですが。


東大は弱い議論をするのは、まず1シーズンぐらい東京六大学を観戦してから、それから始めたほうがいいでしょう。東京六大学を直に見たことがない人は、特に。
たぶん1シーズン見終わった頃には、きっと東大の野球に夢中になっていることでしょう。野球に対する思いが純粋な人であるほど、尚更。
そして彼らが、東大野球部としていかに誇りをもってプレーしているかを理解できるかと思います。これは数字を見ただけではわからないものです。