ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

10/16 首都大学野球1部秋季リーグ・第6週 東海大学vs日本体育大学【リモート観戦】

言われるまで忘れてたけど、この試合で東海大が勝利すると、リーグ優勝決定です。
もうなのか……早くない?


スタメンはこちら。

<先攻・東海大学
1(二)鯨井
2(右)齋藤健
3(一)小玉
4(三)吉田元
5(捕)亀田
6(中)竹内
7(指)石川
8(左)高田誠
9(遊)樫見
(投)高杉
<後攻・日本体育大学
1(左)本間
2(遊)松浦
3(中)中妻
4(一)猪原
5(指)細田
6(右)南
7(三)添田
8(捕)高橋建
9(二)中島優
(投)矢澤

日体大の先発・矢澤君の立ち上がりはそれはもう素晴らしいの一言に尽きる。2回にフォアボールを1個出していましたが、その程度は誤差って感じの出来でした。解説の小松君も矢澤君の攻略について「とにかくまずランナーを出すしかない」としか言えないぐらい、隙がなかったと思います。
4回表、この回先頭の齋藤君がツーベースで出塁。小玉君はピッチャーゴロでしたが、結果的に進塁打になりランナー三塁。吉田君は空振り三振に倒れるものの、亀田君がライト前へヒットを放ち、これで齋藤君が生還し、東海大が先制点を上げます。うーん、この亀田君に打たれた初球はちょっと甘かったかも?
さらに5回表、この回は代打の鵜沼君がヒットで出塁し、お久しぶりのスタメンな気がする高田君はすないぽ。樫見君はしっかりバントを決めて、1アウト二三塁。鯨井君に打席が回りますが、ショートゴロでホームフォースアウト。尚も一三塁の場面で、齋藤君がタイムリーを放ち、東海大が追加点をあげます。
齋藤君は先週ぐらいからスタメンに出てる感じなのかな?先週は六番で、今日は二番での大抜擢でしたが、今日は矢澤君に対し4打数3安打、ここまであげた2点全てに絡むという矢澤キラーとなったのでした。
一方、東海大の先発・高杉君ですが、高杉君のピッチングも素晴らしい。最近イマイチパッとしないなーと思うことが多かったのですが、真骨頂が発揮されたというかなんというか、今季一の内容だったのではないかと。立ち上がりに1アウト満塁という大ピンチはありましたが、そこを乗り越えてからはテンポよくイニングを進めて言っていたというか。中妻君とか猪原君といった要注意選手の出塁は許しがちでしたが、後続はしっかり抑えていたので、要所を締めるというアレで問題ないですね。逆に言うと、日体大はこの二人でチャンスを作ったり広げたりしていたところで、後続がゲッツーで潰しちゃうという場面が痛かったかな。特に8回・9回とそれをやってしまっていたので、そのダメージがデカかったかなぁと。
あと高杉君は、長打を打たれなかったのも大きいのかな。矢澤君も長打を打たれたのは、先制のきっかけになった斎藤君のツーベース1本だけだったけど。前の試合では単打を重ねに重ねるヤバい打線のチームがありましたが、長打の有無は試合の流れを結構左右するやな。


というわけで、2‐0で東海大学が勝利し、リーグ優勝を決めました。優勝決定戦に相応しい、珠玉の投手戦だったんじゃないかな。矢澤君が見せた隙って、本当に4回と5回だけだったと思うので、今日の試合は0‐0のまま終わっても何らおかしくなかったと思う。そのぐらい、両投手とも良かったんですよね。
日体大は、実はこれが今季初の完封負けだったりします。今季は爆発という爆発はあまりないかもしれないけど、打線は割と的確に得点は取っているのよね。それを物足りないという人はいるかもしれないけど。

<本日の投手リレー>
東海大学:高杉(9回)
日本体育大学:矢澤(9回)

投手リレー(各チーム1名)

  • 本日の雑草魂

日体大のスタメンの高橋君ですが、元々は三軍にいた選手で、一軍に抜擢され、こうしてスタメンマスクをかぶっているのだとか。
大所帯のチームはA軍とかB軍に分かれていたり、一~三軍とあったりしますが、この辺ってどういう仕組みで振り分けているとか、昇格・降格の仕組みとかは存じないのですが、やっぱり普段からしっかり練習して結果を出していけば、ステップアップのフラグが立つもんなんだなと思いました。その後一軍のレギュラーになるとかベンチに居続けられるかどうかは、それもまた、本人の頑張り次第なのだろうけど。
どこのチームとは言いませんが、こういう人数の多いチームだと腐ってしまって、「野球部に所属している」ということだけがステータスだと思ってしまう選手も出てきてしまうようなので(ハナからそういうのが目的というのもいるのかもしれないけど)、這いあがる、という表現を使うのはちょっと違和感があるのですが、頑張った分結果が出て、かつそれをちゃんと見てくれる人が組織の中にいてくれると良いね。

  • 本日の小松さん

今日も冴えてましたね。
・亀田君のこと偉大な先輩言うてたけど、先週の中継で「ぷにぷにしてる」って言ってなかったっけ?それ言ってたの小松君じゃないっけ?
日体大の選手で中高の先輩ないし後輩が出てくると「打ってほしくないけど打ってほしい」という葛藤に揺れる。
・高田君のよさげ辺りがフェンス前ぐらいで失速したのを見て「昨日スマブラでボコボコにしすぎたせいかもしれません」
日体大の中島君の趣味が麻雀と聞いて「絶対に負けません」…最近の子で麻雀わかるの珍しいね(そっちに感心する)
・本日3打席3空振り三振の吉田君へシバく宣言。君ら仲良いっすね。
・その他プレー中にただの東海大ファン的なリアクションをしばしば見せる(いつものこと)
・試合後、解説席から抜け出して胴上げに参加。その姿をしっかりカメラに抜かれる。実況「これが小松さんです」日体大解説「何してんすかね(苦笑)」
・しかしその後、放送席に戻ってきて中継の〆の挨拶をちゃんとして終わるという律義さ。
・皆忘れてるかもしれないけど、小松君は今年の春のリーグ戦フル出場で打率.333でリーグ3位、盗塁は5個で規定打席到達者内で見る限り盗塁王という非常に優秀な選手です。何故か解説やっててしかもこんな自由だけど。
…そんな小松君は、きっと来年のリーグ戦ではまたグラウンドに戻るのだろうが……そうあるべきだと思うんだけど、このキャラクターが(中継のネタ的に)失われるのが惜しいという気持ちもあり…