この日、現地パナマは雨だったようです。なので中継開始が遅延していました。
それはどこの国でもあり得ることだと思いますが、問題は1時間経っても試合が開始されなかったことです……日本時間のAM2時から待機している身としてはキツかったです。
何せ世界なので、エクストリームな時間待って無理矢理試合を消化する、ということもあり得るので、諦めて寝ました。どうせ後追いで見れるし。
そして次の日(つまり今日)AM8時頃に起きたのですが、何ということでしょう、まだ試合が行われているではありませんか。この時点で8回……ということは、日本時間で言うとAM5時頃試合が始まったんだろうか。うーん、無理だね(爆)現地時間で言ったら、それでも夕方辺りだろうから、そっちは全然待てるんだろうけどさ…
というわけで、これは録画中継を見たレポになります。
スタメンはこちら。
<Brazil>
1(CF)G.Maciel
2(SS)V.Ito
3(LF)T.Lopes
4(3B)L.Reginatto
5(1B)C.Lopes
6(2B)L.S.Rojo
7(C)D.Molinari
8(RF)Luciano
9(DH)P.Orlando
(P)F.Sales
<Nicaragua>
1(SS)S.Leyton
2(2B)B.Areguria
3(DH)E.Reyes
4(3B)C.Cuthbert
5(RF)L.Montealto
6(CF)I.Benard
7(LF)D.Britton
8(1B)E.Montiel
9(C)M.Novoa
(P)J.C.Ramirez
初回、ブラジルは1アウトからIto選手のライトへのヒットを皮切りに、T.Lopes選手、Reginatto選手とヒットで続き満塁のチャンスを作ります。ここでC.Lopes選手が放ったのはサードゴロ。ボテボテさが幸いして、三塁ランナーはホームイン、ブラジルが1点を先制します。
続くRojo選手にはストレートのフォアボールを与えたものの、続くMolinari選手は空振り三振に仕留めて、最少失点で切り抜けます。あ、Molinari選手は昨日途中交代していましたが、本日は元気に出場していたので、大丈夫そうです。
しかしRamirez選手が捉えられたなって感じがしたのはこの初回だけで、後のイニングは割と順調に抑えていたと思います。立ち上がりに失敗したってやつですね。割とよくあることだと思います。
一方。ブラジルの先発はSales選手。彼のフルネームは、Felipe Sales Natel………うん、そう、我々が良く知るナテルです。なんか知らんけど、公式サイトのロースターやスコアではNatel部分がカットされてて、Salesと表記されてるんですよね。でも実況もNatelって呼んでたしなぁ……いいや、Natelって書いちゃお。
そのNatel選手の投球ですが、素晴らしいの一言に尽きる。立ち上がりの三凡は勿論、2回には三者連続三振。うち2つは見逃し三振でしたからね。神憑ってましたね。これはヤマハのエースですわ。
しかし3回裏、この回も2アウトまで快調に取っていたのですが、Novoa選手にちょっとファールで粘られ、9球目をフルスイングされます。これがレフトスタンドへ入るソロホームランとなり、ニカラグアが同点に追いつきます。粘られたのもあったかもしれないけど、ちょっと甘いところに入っちゃったのを痛打されたって感じでしたね。
その後、Leyton選手にツーベースを打たれてピンチを迎えたりもしましたが、続くAreguria選手は空振り三振に仕留めて、ピンチを切り抜けました。
5回表、Ramirez選手は続投中でしたが、Orlando選手とMaciel選手と連続フォアボールを与え、降板。ピンチを招いたというのもあると思うけど、この時点で78球を投げていたので、投球制限に引っかかりそうということもあっての降板じゃないかなと思います。
で、後を受けたのは左腕のCrawford選手。迎えたIto選手は送りバントを選択。かなりいいバントでもありましたが、捕球したピッチャーが判断に迷い、その隙にオールセーフになって、ノーアウト満塁。バントの是非については、国やチームで考え方が色々あるでしょうが、この辺のバントの巧さは「日本での経験が生きたな」って感じがしますね。ここまでの間、バントの仕草を見せるのってほぼIto選手だけでしたからね。ブラジルの相手チームは、バントの素振りは一度も見せてなかったっ気がするな。
Crawford選手はワンポイントの起用だったのかな?ここで降板し、Tellez選手に交代。この起用ってIto選手へのワンポイントだったのか……いや、左対決でってのはわかるんですが、Ito選手って個人的に、打つよりか守備の人のイメージなので…
で、Tellez選手はT.Lopes選手のことは内野フライに打ち取りますが、続くReginatto選手にレフト方向へのヒットを打たれてしまいます。これでランナーが2人還って、ブラジルが勝ち越しの2点をゲット。その後、Tellez選手は何とか踏ん張って、この回2失点のみで凌ぎました。
一方、Natel選手ですが、こちらも5回裏まで続投するも、1アウトから、Montiel選手へフォアボールを与えたところで降板。球数はこの時点で70球ぐらいでしたが、前の打席でホームランを打たれているNovoa選手を迎えるって場面だったので、それで慎重に行ったのかなと思いました。
代わって登板したのはNakaoshi選手。Natel選手からNakaoshi選手のリレーですか……日本の試合では絶対に見れないリレーですね…日本の社会人野球ファンとしてはグッときますね。
で、そのNakaoshi選手は怖いNovoa選手のことを1球で、6→4→3のゲッツーに仕留め、最高のリリーフを見せました。もう状況が状況なんで、ショートに打たせたのさえグッときますね!
好リリーフの直後の6回表、この回はMolinari選手がヒットで出塁すると、牽制悪送球があって二塁へ進塁。Luciano選手とOrlando選手は凡退しますが、Maciel選手がツーベースを放って、これでランナーが生還し、ブラジルが追加点をあげます。ブラジルは良い流れですね。
Nakaoshi選手は2イニングと2/3を投げて無失点で降板。投球数は37球で中1日空けないといけなくなりましたが、ブラジルの次の試合は3日後なので問題ないですね。
で、続いて登板したのはJanuario選手でしたが、Montiel選手にフォアボールを与えたところで降板。これもワンポイントだったのかな?ランナー出さなければ、次も行かせたような気もしますが……続いて登板したのはSawayama選手。Sawayama選手は左投手なんだけど、Novoa選手は右バッターだけど左に弱い、みたいなデータでもあるんだろうか。
Sawayama選手はNovoa選手を内野フライに仕留め、Leyton選手は空振り三振。Areguria選手の代打・Perez選手にはフォアボールを与えてしまいましたが、Reyes選手のことはちゃんと抑えたので問題ないですね。
Sawayama選手は9回も続投し、2奪三振を含めた三凡でしっかり試合を締めました。
というわけで、4‐1でブラジル代表が勝利しました。
<Today's Pitcher Relay>
Brazil:F.S.Natel(4・1/3)‐O.Nakaoshi(2・2/3)‐I.Januario(0/3)‐E.Sawayama(2)
Nicaragua:J.C.Ramirez(4・0/3)‐L.Crawford(0/3)‐J.Tellez(1・2/3)‐B.Espinoza(1/3)‐J.Garrido(1・2/3)‐C.Teller(2/3)‐B.Silva(2/3)
ブラジルの投手リレーほんと滾る。
- この試合さぁ
およそ3時間遅れで開始したのもアレだけど、試合時間3時間50分ぐらいだったんですよね。何でこんなに時間かかったんですかね…(白目)
- 全体的な感想
ニカラグアは野球が盛んな地域だそうで、それもあって侮りがたい感じがしましたね。昨日の試合に比べると、ミスだなと感じるプレーも少なかったと思いますし。
敗因はただただ、ヒットを打てなかったことですね。4本しか打ててなくて、得点もホームランだけという。フォアボールは3つ貰ってたけど、それを生かせなかったらどうしようもないですね。
それだけ今日のブラジルの投手陣が良かったということですね。そういうことにさせてください。
いやだって…今日ブラジルで好投した選手たち、ほぼ皆日本の社会人野球で活躍してるんだよすごくない?ってドヤりたいんで…(爆)
- 今日は土曜日なんで
やっぱり現地も土曜は休みなのかな。結構応援に来たお客さんが多そうに見えましたね。特にニカラグアサイドの応援の声量が大きくて、ここがホームかのようでした。
ニカラグア⇔パナマって近いのかな?と思って調べたら、大体800kmぐらいらしくて、日本で言ったら羽田⇔出雲ぐらい?そう考えたらまぁまぁな距離感なのかな。向こうでは飛行機移動は、日本の電車並みにメジャーな移動手段だそうなので、日本人が思っている以上に気軽に行けるのかもしれません。
あ、でも結構お客さんが来たと言っても、スタンドがびっしり埋まったというわけではないです。社会人野球に詳しい人は、JABA大会での人の入りを想像してください。ああいう感じです。
そう考えると、昨日は平日の昼間だから、スタンドがスカスカでもしょうがないね。
- 謎タイミング
WBC公式の中継ってさ、プレー中のよくわからないタイミングで色んな情報を紹介してくれるんですよね。それイニング間の交代の最中に出せばいいじゃんって思うんですが、そういうことはしないんですよね…
その中でブラジル代表の監督の紹介があったんだけど、今のブラジル代表の監督ってSteve Finleyという方が務めています。
私はMLBに詳しくないですが、なんか有名そうな人です(雑)
ja.wikipedia.org
Wikipediaに書かれていないですが、ブラジル野球連盟の情報によると2017年からコーチとして携わっていたみたいです。
日本だと、サッカーで海外の人を監督に招聘するってよくやってるけど、そういう感じなのかな?日本の野球でもそういうことやったら面白そうだなぁと思うけど、NPBのプライドが許さないかしら(爆)
- あれ?
ブラジル野球連盟のロースターを見直していたら、Rojo選手がJAPANのPhoenixってチームに所属してるって書かれていました。
日本にフェニックスなんてチームあったかしら………あっ。
phoenix2022.co.jp
そういうのはお知らせに載せろぃ!
もう1個の独立のチームは…って調べたらですね、また1つ気づいてしまったことがあってですね。
musashibears.com
埼玉の所属とは一体…
- こちらの試合は以下で見れます
忘れてました。
www.youtube.com
www.mlb.com