ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

親に「付き合わされる」子

今日はプロレスを見てきたんです。
まぁレポはおいおい写真を整理しながらうpしようと思いますが………どうしてもモヤモヤすることがあるので、先に吐き出したいと思います。
これは、特定の何かや誰かを批判するのではなくて、個人的な感想ですので、その辺ご承知おきくださると幸いです。


私がよく見ているプロレスでは、ロープに並べられた蛍光灯に対し、プロレスラーが振られることがあって、当たり前ですけど、ちょうど蛍光灯があるそこに振られると、

こんな感じで蛍光灯が割れます。
で、プロレスラーがロープワークする時って、すごい勢いがつくんです。なので、勢い付けた人間が蛍光灯にぶつかって、蛍光灯が割れるので、破片がかなり勢いよく飛ぶんです。これ新木場なんですけど、新木場のリングサイドの席って2列ぐらいあるんですが、最前列ならともかく、2列目まで破片が吹っ飛んでくるぐらいの勢いです。
このような場面に限らず、こうした破片から観客を守るために、試合に出ていないレスラーが裏方として、盾になってくれるという話は、以前したと思います。で、エクストリームなファンは、そうした破片が飛んでくる覚悟で最前列の席のチケットを買ったりするわけです。これはもう、自己責任だよね。


で、今日も写真のような場面があったんですが、ちょうど破片が飛んできたところに、小学校に上がる前ぐらいの小さい子が座っていたんです。その子は大泣きして、親御さんに外に連れていかれていました。
蛍光灯を割ったことがある人ならわかると思うんですが、あれって割れると、意外と大きな音がするんです。経験ない人は、家の蛍光灯でも取り換えた時に床に落としてみるといいですよ、本当に爆発音みたいな音がするんで(経験談
ダムズの試合って、時々小さい子を連れたお客さんを見かけるんですが、この大きな音にびっくりしちゃうお子さんが多いようです。それ以降ずっと耳を塞ぎっぱなしの状態になってしまったりして……しょうがないよね、ああいう音にびっくりするのが普通の感覚だと思うよ。あと野球の応援の真っ只中にいて、耳を塞ぐ子も見かけるけど、子どもって音に敏感なのかな。
で、話を戻して、その子は第1試合で凶器攻撃で大きな音が出た時も泣いてしまっていたので、そのせいかと思っていたのですが、その子は「痛い」って言ってたんですよ。だから、破片が当たっちゃったのかな、と思いました。遠目で見ていただけなので、詳しいことはわかりませんが…
いや、当たったとしたら痛いよそりゃ。大人だって、ああいう破片で切ったりしたら痛いもの…


私は、デスマッチが子どもに悪影響だとか、そういうことを言うつもりはないです。
ただ、物心もつかず親に無理やり連れてこられ、付き合わされてるんじゃない?と思うことがあります。我ながら他人に対してうるせーなと思うけど。
これは何もプロレスに限らず、野球もそうなんじゃないかな。情操教育とか言って会場に連れてきたりして……アマチュアだと、お父さんが試合に出てるからってのも良く見かけるので、一概にアレとは言えませんが。
私は人の親になったことはないけどさ、子どもが自分と同じものを好きになったり、同じ趣味を持ってくれたら、そりゃあ嬉しいと思うよ。
でも、子どもに嫌な思いをさせてまでそれに付き合わせるのってどうなんだろう、と思います。子どもから興味を示してくれたなら、また別ですが。
私はいい年をした大人なので、対象のコンテンツがどんなものか理解して観に来ていますし、嫌だと思ったら観に行かないという選択肢を取れますし、取ります。でも子どもって、そうもいかないじゃないですか。先に書いた、自己責任も取り様がないです。大人が守ってあげるしかないです。
だからね、モヤモヤしてしまいました。こういうことが起こり得るって想像つくじゃんって考えもあるので、尚更。
親だって趣味を楽しみたいと思うけど、時にそれに子どもを巻き込むのはどうなの、ってなりまして。人の親になるってことは、そういうのを我慢することも含まれるんじゃないかな。私はそれができないから、一生人の親になることはないと思うけど(爆)


ああいうのをきっかけに、あの子がプロレスを嫌いにならなければいいな、と思います。あの年齢の頃に味わった恐怖や嫌な感覚って、大人になってもトラウマとして残り続けると思います。
ソースは3歳ぐらいの頃、近所のシベリアンハスキーに追いかけられてから、良い年した大人になった今も尚犬が怖いBladeCatcherさんです。


あっ、そうだ(唐突)
ああやって蛍光灯の破片が飛んできた時、最前列のお客さんに対し色々ケアを行っている選手たちを見かけました。
ああいう席に座るのって完全に自己責任だと思うんですが(ただしこれはダムズが自己責任とか宣言しているわけでは決してなく、一観客として私がそう思っているだけですが)、本当にダムズの皆さんは優しいというか、ようやってくれるなと思ったということも、ここに記載しておきます。