ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

8.29 プロレスリングFREEDOMS 葛西純プロデュース興行 東京デスマッチカーニバル2022 vol.2 in後楽園ホール

遅くなりましたが、連休で台風が来ているという中で、やっとゆっくり写真を選べる時間ができたのでうpします。


そんでいつものことですが、本記事では流血や鋭利なものが多数出てきますので、ご容赦の上、記事をご覧いただきますよう、お願いいたします。
そういった画像は、リンクを貼る形にしておりますので、以下の記事のリンクをクリックすると、私が撮影したエグい写真等が表示されますので、大丈夫そうであればクリックしてください。ダメそうだったら、絶対にクリックしないでください。

  • 第1試合:嗚呼、東京砂漠!!ホームレス寸前 人間廃業デスマッチ 〇高岩竜一、レッカ(6分51秒 デスバレーボム→片エビ固め)バラモンシュウ、バラモンケイ●

リング上で常識の範疇を超える混沌の気配を感じた時、吉野レフェリーの顔色を確認する癖がついてしまいました(爆)
これはバラモン兄弟のご自宅や家具?と思われる段ボールをリングに運び込んでいるところです。この怪訝そうな表情が大変ツボです。

そんなこんながあって、レッカ君と高岩の入j……

えっ!?

何故か箱ガンダムというフレーズが脳内を過ぎりましたが、バラモン兄弟の奇襲で試合開始。
…えーと、写真選びながら色々文章を考えたのですが、この第1試合の写真を見ているだけで頭がおかしくなりそうになったので、画像でダイジェストにまとめます。












何が起こってるかわかんねえだろ…?俺もわかんねえ(思考放棄)
Twitterでレッカ君が、こんなカードが組まれて人間やめたくないみたいなことを言っていた気がしますが、人間はやめずに済んだと思いますが、なんか色々大事なものを失ったのではないかと心配になる試合でした。前日は割とちゃんとしたプロレスしてたのに…
写真は撮らなかったけど、その……この試合は一言で言うと、段ボールと朕の朕朕みたいなそういう感じの試合だったので………こういう場合って中継とかDVD化する時にピー音入るんですかねどうなんですかね(爆)
前日にめちゃくちゃ真面目なプロレスの試合を見てからこの試合なので、色々脳ミソがついてこなかった(爆)プロレスの世界は広い。


‐第2試合:タッグマッチ GENTARO、〇神威(14分2秒 イオマンテ→エビ固め)香取貴大●、井坂レオ
井坂レオとはこの子。

イケメン・可愛い子とイケオジタッグの試合ですね(いい感じにまとまった)
最初は井坂とGENさんのグラウンドだったけど、良い感じに組み合えたのか、GENさん満足そうでした。確かに動きもよかったね。
イケオジタッグが非常に技術力が高いので、ちょっと若い子タッグに荒いところがあったのが目立って感じてしまったというか。感情的に立ち向かっていくのはいいが、冷静さを失っているなというのが技術面に出ると、ちょっとなーと思うのです。

  • 第3試合:ハードコア6人タッグマッチ 佐々木貴、〇政岡純、ドラゴン・リブレ(11分41秒 2trap)ドブネズミ・フッキー、伊東優作、青木魔太郎●

3人はどういう集まりなんだっけ?なタッグですね…
伊東優作は、流行り病でお休みの最上の代打で登場したレスラー。ダブプロレスの所属みたいです。意外と動きが素早いです。魔太郎君との連携良かったね。っていうかダブプロレス勢は皆連携が上手いんだよなー。魅せるのに長けているというか。
っていうか魔太郎君のトペコンめちゃくちゃ綺麗だったの!おおって歓声上がってましたね。このブログをご覧の皆様にも是非見てほしいんだけど、動画撮影NGなダムズにおいて、連写を繋げてGIFにしたものはグレーだなと思ったので、静止画でなんとかイメージしてください(爆)

このような技は、助走をつけて飛ぶことが多いのですが、確か魔太郎君のこれは助走なしで、それもノータッチでその場飛びみたいな感じでトップロープを超えています。これできる人あんまりいないと思います。めちゃくちゃ身体能力が高いのがわかりますね。ゾンビだもんね(意味不明)
今大会、結構飛び技が多く出た気がしますが、やっぱり飛び技はプロレスの華だね。それでも私は、グラウンドのねっとりした攻防が好みなんですが…
途中、恒例の殿の雪崩式の前に一言あったのですが……鶴見五郎さんへの感謝と、「R.I.P.鶴見五郎」の掛け声とともにブレーンバスター。
…この記事を読んでもらうのが一番わかりやすいかな。殿も読んでって言ってたし。
hochi.news
私は遅れて来たのでその場に立ち会えなかったのですが、試合前にはこのようなことがあったみたいです。


須山氏はずっと昔からインディーの試合の解説をされていたりするライターです。変な人ではないです。
さすがに昭和のプロレスには詳しくないのでアレですが、DDTの初期メンのルーツを辿ると、この方の名前が挙がることが多かった気がします。ホラ、殿はDDT旗揚げメンバーでもあるし。と考えると、今のインディーにかなり影響を与えた方ではないかなと思います。そりゃあ目いっぱい拍手を送りました。


試合の途中、政岡がリブレを攻撃して、手柄を横取りしようとした素振りがありました。仲間割れとは違うのかな。結局その政岡が、魔太郎君を逆さ抑え込みして3カウントを奪いましたが。試合結果には2trapと書かれていましたが、プロレスでよくあることですが、同じ技でも使用者によって名前が異なることがザラにありますので、この場合政岡が逆さ抑え込みを使うと2trapって名前になる…んじゃないかな(厳密にクラッチの仕方とか違うのかもしれないけどそこまで見てない)これがね、プロレスの知識をつける上でかなり大変なことなんです…
試合後は政岡が大暴れ、かぴぃとかなんか色々なだれ込んできて殴り合い。殿マイクでキレる。それはクソガキ共を叱る大人のそれであった。
で、殿からそんなクソガキ共の為に、ジュニアヘビーのタイトル新設と、初代王者決定のトーナメントをやるとの告知がありました。
ダムズのシングルタイトルはKING of FREEDOM WORLD選手権があるけど、特に明示はされてなかったような気がするけど、実質デスマッチ用のベルトだから、非デスマッチファイターかつ軽量級な選手向けのタイトルになるんだろうな。まー詳細が出たらまた考えましょう。
…あっさりしてますが、私ああいう感じの振る舞いをするクソガキは嫌いなんで、正直あんまり興味はないっすね、今のところは。何よりこの後の試合で何事もなかったかのように協力してセコンド業やってるから、お前さっき隣の子ぶん殴ってたやんみたいな違和感があってですね……そういうところで仲良く仕事するなら、こんなところで変な主張の仕方をしないでほしいわ。プロレス的に気になってしまう。










※これ以降、血まみれの試合ばかりになりますので、ご容赦ください※









うわぁ(素の感想)

おかしいね、日常で見慣れてるものなのに、こうして見ると引いちゃうね。
で、この試合なんですが、実はミノルは眼窩底骨折のため、長らくお休みをしていたとのことです。今日がその復帰戦。


まるで負った怪我をギミック的に生かすようなこのアクセサリーいいっすね。かっこいい。

のですが、これから試合内容で台無しになりますので、これらの写真のことは忘れましょう(爆)


まずは竹田と葛西。いいチャンバラですね。ホント竹田楽しそう。

そしてりなちゃんとミノルが対峙。そのミノルの第一声はこれ。
「その服どこで買ったんだー!!!」
↓その服

思春期の娘に怒る親父みたいなことを言うなと思ったが、正直そこは私も興味あった(爆)
そんでりなちゃんの回答は、
アメリカ村だー!!!!」

納得した(爆)
その後、ロープワークさせようとして、ミノルに「走れ!」と指示するりなちゃん。しかしミノルは足元を気にしていて…

なるほど、ビーサンでは走れねぇと。
逆にりなちゃんに「お前が走れ!」と言って駄々をこねる。

このような押し問答を繰り返した末、リング外にいた葛西からも「走れ!」と言われてしまいました(爆)
そんなこんなでgdgdしたデスマッチをするミノルに発破をかけるが如く、盛り上がっていこうぜと剣山ボードから剣山を剝ぎ取り、投げ渡すもミノルは勿論拒否。すると残りの頭おかしい3人が自ら剣山を額にぶっ刺し始めたぞ!ミノルはドン引きしてるけど竹田はこんなにいい顔をしているぞ!
追い込まれたミノル。この写真の後ろで観客に手拍子を促すようにリングを叩くレッカ君が、この時ばかりは畜生に見えました(爆)

しょうがないので剣山を額に刺すミノル。デスマッチ復帰おめでとう。

っていうかまじで嫌そうな顔しないでよ笑っちゃうじゃん(爆)
その後、ミノルとりなちゃんとで有刺鉄線ボードにどちらが投げるかの掴み合い。勝ったのはミノルですが、どうしてボディスラムとかそういうのじゃなくて、自分もダメージを受けるミリオンダラーバスターを選んでしまったんでしょう……

しかし二人して痛がっているのが何故か楽しそうに見える。
その後、履いていたビーサンでスリッパのアレみたいな感じで頭を何発もしばかれたり、この攻撃から何とか抜け出した後は、丁寧にビーサンを履き直したり。ミノル面白すぎるから毎秒ダムズに参戦してほしい(爆)
その後、竹田がりなちゃんを攻め立てて、スワントーンボムwith有刺鉄線ボードを食らわす。

続けてミノルもコーナーに上りますが、あれ竹田ってば、さりげなくボードの有刺鉄線面を表にして去っていったではありませんか。ミノルはビーサンを脱いで裸足で上がって準備万端というのに……これは外道ですね。

で、この状態でミノルはよりによってフットスタンプを敢行。当然大ダメージを負うミノル。何故思いとどまらなかったのか。
ここまでで笑いっぱなしでずっと腹が痛かったのですが、ここまで色々あったのに10分ぐらいしか経ってないのが一番ヤバいと思います。どんだけ密度濃いんだよこの試合…
もうミノルが面白すぎて、のこぎりボードの上に投げつけられる葛西とか、額にフォークが刺さる葛西とか、竹田がりなちゃんと葛西をまとめてフォークボードに投げるところとか若干霞み気味でした。
試合は、りなちゃんの投げ技から(この背中合わせみたいな状態で相手を持ち上げて、叩きつけるのってアイコノクラズムっぽいけど、何て技名なんだろうね…)葛西がパールハーバースプラッシュを繰り出すも2カウント。その後竹田に葛西が捕まり、再びフォークボードに叩きつけられそうになるもりなちゃんが救出……しようとしましたが結局刺さったので失敗ですね(竹田のことは撃退しましたが)
その後はりなちゃんがミノルにラリアットを食らわせてからの3カウント。いやすごいね、女子が男子からフォールを奪う時って、隙を突いて丸め込みみたいなのが多いイメージだけど、アイコノクラズム風の投げ技といい、完全にパワーで押しての3カウントだからね。これぞ男女平等だね(意味不明)
試合後、竹田の襲撃に遭うりなちゃん。試合の内容がアレすぎて忘れていましたが、復帰したミノルと握手をかわそうとするりなちゃん。なんだいこのミノルは。いきなりのデスマッチがショックで凹んでるのかい?
ミノルはgdgdしたりボケをかましたりして、

照れてるのかな?と思ったら、竹田と同じようにりなちゃんと急襲。

そして今回のタッグパードナーである葛西も同様に急襲してくる。全員敵だったな!
これはあれですね、実はりなちゃん、GCWのベルトをゲットしていまして、GCW Ultraviolent Championshipなるタイトルのホルダーなんですね。これはGCWWikipediaのページにもちゃんと書いてあるし。それで調べていて知ったんだけど、英語版Wikipediaにりなちゃんのページがあるんですわ。
en.wikipedia.org
すごいことだと思う(小学生並みの感想)この文章自体は8/30に書いていたのですが、その時点でGCWのタイトル獲ったってことももう書いてあるし(9/18時点で、このことは日本語版Wikipediaには書かれていない)、向こうには熱心なファンがいるんだろうね。
なので、あの試合後の野郎3人の襲撃は、りなちゃんに対する嫉妬なのだと思いました。そんな3人に対し、りなちゃんが示した気概はこの写真を見ればわかるんじゃないかなと思います。

それでこそデスマッチファイターよね。

  • 第5試合:KING of FREEDOM WORLD TAG CHAMPIONSHIP 蛍光灯+人肉スライサーボード+デスソースデスマッチ 杉浦透、〇平田智也(ムーンサルトプレス→21分5秒 片エビ固め)ビオレント・ジャック●、佐久田俊行

さっき色々なことがありましたが、あれまだ第4試合だからね…
さて、人肉スライサーボードっていうのは、これのことです。

すりおろし器とピーラーかな。家庭的だね。デスソースは……後で言います。
他にも色々持ち込んでいて、ポテチ…いや、トルティーヤチップス的なスナック菓子なのだろうか(メキシコ的に)開封してから一口頂いていましたがw

それとこれ。

ちょっとそんな感じのフレーズも聞こえましたが、ハラペーニョの缶詰みたい。佐久田が食べさせられて、即吐いていました。辛いからね、しょうがないね。
で、このハラペーニョの缶詰を、さっき開封したスナック菓子の中に混ぜ、

平田の背中にトッピング。

で、攻撃。ああいうスナック菓子って踏むと痛いよな、と思いました。
さらに平田はすりおろし器で額をゴリゴリやられたり、背中に置かれて踏まれたり、あとピーラーでも。こういう日常にありそうな痛みをリング上で表現されるとヒッとなりますね。画鋲とかも見ていてヒッとなる系のアイテムです。どう痛いかわかっちゃうからね。


途中、ジャックの左胸辺りからかなりの流血が見受けられるようになる。この辺のどこかを深く切ったのだと思うけど……写真には写せなかったけど、さりげなく吉野レフェリーがチェック。何度か確認していたと思うけど、これは問題なしと判断して試合を続行。ここまでの試合経過でのジャックの受け様や、どう見ても他の箇所に対してこの部分だけ異常に出血が多く気になりましたが、前例を顧みて、本当にまずかったら吉野レフェリーならば試合を止めるはず、とこの判断を信じる。最終的にこの辺からの出血は収まったようで大事に至らなかったので、よかった。いつも言ってるけど、デスマッチが好きだからって人が怪我するとか、間違っても死に至るような場面を見たいわけじゃない。少なくとも私は、デスマッチという試合形式のプロレスを観に来ている。そこだけはどうか、勘違いしないでいただきたいです。ちなみにジャックはこの後の日程でもデスマッチしているので、普通に元気そうです。


そしてついにデスソースの登場。
皆さん、デスソースで人を痛めつけるってなった時に(普通に生きてたらそうはならんやろというツッコミはNG)、これをどう使いますか。私は知恵が浅いので、普通に口に入れさすものと思いました。
だが、彼らは違った。まず、相手を叩きつけたいゾーン辺りにデスソースを撒きます。この場合パイプ椅子のところにぶちまけてますね。ちょっとわかりにくいですかね。
次に、平田をそのパイプ椅子の手前辺りに座らせて、シャイニングウィザード風の低空膝蹴りを食らわせます(平田が片膝立ててないからシャイニングという表現は間違いなのはわかってるんだけど他の技名がわからなかったので許して)
で、この拍子に平田の背中がデスソースを撒いたパイプ椅子に叩きつけられることになるんですが、背中がデスソース部分についた瞬間もうのたうち回っていました。あんな辛い物が傷口に付いたら、そりゃあのたうち回るよね……という感じでした。香辛料はまごうことなき凶器。
その後、色々あってデスソースが杉浦の手に渡りまして、あろうことか自分の右肘に塗りたくってるぞこいつ!
そしてその右肘で共に佐久田を攻撃!ピントはイマイチだけど、我ながらデスソースの飛び散り様がわかっていいですね!さらにとどめとして断崖から落として沈めました。私がいた場所からはわかりにくいけど、下のほうでパイプ椅子とか色々セッティングされています。
リング上では平田がジャックを攻め立てておりまして、あの缶詰の蓋ボードでジャックの頭を叩き割りパイプ椅子+αの山に投げ捨てさらに追撃のムーンサルトで3カウント。なんかこの角度からだと曲がって見えるけど気のせいということにしておこう。
というわけで、ソウルミート組がまたも防衛を果たしました。
この試合は、平田が散々な目に遭ったなぁと……っていうかソウルミートの試合についてよく言えることだと思いましたが、攻め受け共に平田がメインで、杉浦はちょっとそのアシストをしてるって印象の試合が多いんだよな。平田を育成しようとするアレなんだろうなと思っていますが、ちゃんとそれに応えてる平田がすごいと思うのですわ。
試合後、杉浦は自分の分のベルトを平田に預けて早々と退場。前回観に行った大会でもそうあったけど、平田がそれだけ価値のある仕事をしているから、こうして花ならぬベルトを2本持たせているんだろうな、と個人的には思っています。
ちなみに、これは杉浦が試合直後ぐらいにTwitterで言うてたんですが(ソース失念した)デスソースをぶっかけた右肘が痛いと言っていました。傷口に塗り込む以前に、肌に触れると痛いようです。確かにああいう感じの調味料って、「直接肌に触れたりしないでください」みたいな注意書きがあったよね……ちなみに洗ってもなかなか落ちないみたいなことも言っていたと思います…
そういうわけなので、良い子の皆さんは真似しないようにしましょう。

  • 第6試合:KING of FREEDOM WORLD CHAMPIONSHIP Fly high.Glass hellデスマッチ ●正岡大介(スワントーンボムwith蛍光灯→19分50秒 体固め)ドリュー・パーカー〇


後ろのほうの席にいたので分かりにくいですが、写真で言うと双方のニュートラルコーナーの下ら辺にガラスボードが置かれています。
で、試合ですが、両者譲らぬなシーンが多かったかなぁ。っていうか正岡は私が観に行くたびにいつも髪型が違うねんな…
あ、そうそう。この蛍光灯を蹴りで割るやつですが、今回は一発で決めていました。やる前に「今回は失敗しない」って言ってたから、ドリュー前回の後楽園大会のを結構気にしてたんですね。真面目ですね。
そしてこの顔である。この時点で試合開始して5分も経ってなかったような気がしますが、すぐにこれだけの流血で魅せられるのはやっぱデスマッチファイターですな。楽しそうで何よりです。
で、ドリューの好きなダーツ攻撃。…個人的には、こっちの写真のほうが刺さってる感わかるからいいかなと。東西どちらの席のお客さんにも見せるのはサービスですやね。 
残りのダーツは口の中に刺そうとしたみたいですが、これはさすがに正岡も阻止。それどころか逆に刺されちゃうドリュー。この辺のシーンや、自らダーツを抜くところも頑張って撮ろうとしたんだけど、ダーツは魚串に比べると短いから、なかなかわかりやすく上手く撮れないのが悩みです。
さらに正岡は蛍光灯に付いたラダーに乗って、体重をかけて攻撃。そこからなんやかんやあって、断崖での攻防から、リング下に設置したガラスボードに正岡を寝かせ(多分)、ダイブを敢行。こういう時、ド素人がスマホなんかで写真撮るの止めてくれなって思ってしまうねんな(ぼそ
いやこれ、現地で見ると迫力はあったんですが、ガラスボードってさ、破片を飛び散らせて非現実な光景を見せてナンボだと思うんですわ。前のほうの席に居たらわかったのかもしれないけど、この位置だとダイブで飛んだ瞬間がピークで、あとは微妙というのが率直な感想でした。
リング上に戻ると、テーブルと脚立を組み立てて足場を作り、そこからまたもダイブしてスワントーンを見せるドリュー。さっきのダイブも含めて「Fly High」とはこのことか。あと誰とは言わんが、脚立みたいなアイテムを使う時は、こうしてみんなで協力して安全性を確保しながら使うんや。
大分ドリュー優勢の雰囲気でしたが、まだ終わりじゃないよね。もう1枚ガラスボードが残ってるもんね。ってなわけで、この通りリングにガラスボードを持ち込んでセッティング。しかし正岡も起き上がって抵抗を続ける。この時のドリューの表情嬉しそうだね。
エプロンでの攻防の末正岡が勝ち、ドリューをガラスボードの上に投げ捨てる。あーそうそう、この破片の飛び散り様をリングで見たかったのさ(断崖式で投げるところにフォーカスしていたのであんまり着地地点付近が撮れなくて絵的にイマイチになっちゃいましたが)
大ダメージを負ったドリューに正岡がパイプ椅子で追撃……と思ったら、ドリューにもパイプ椅子を投げ渡す正岡。
「ドリュー、楽しもうぜ」
他の団体ではベルトの防衛戦ってなった時、王者側はどういう心境で戦うのだろう。ベルトを守るために必死に挑戦者をボコボコにしようとするのか。書いて思ったけど、これってデスマッチ以前にプロレスの王者として美しくない姿勢だけど(爆)
人によると思うけど、KFCの防衛戦ってそうはならないことが多い気がするんですよね。この人ベルトがかかってることを忘れてデスマッチを楽しんでますよねっていう。正岡はホントそれ。ベルトを持つ栄誉だとか、そういうのよりもデスマッチを楽しみたい。デスマッチで大事なのは、単純な強さではないんだろうな。単純な強さを誇示したいなら、デスマッチでなくてもKFCのベルトでなくてもダムズのリングでなくても、ぶっちゃけいいと思うんですよ。
で、パイプ椅子で殴り合った後自ら後ろ手になって、やってみろと頭を差し出す正岡。それでも正岡は倒れない。逆にドリューを倒して、テーブルに寝かせてセッティング。で、後ろからだから自信ないけどロクーラ改で所謂テーブル葬。
しかしドリューはまだ起き上がる。それどころか逆に正岡を捕まえる。この、パイルドライバーみたいな体勢からフェイスバスターみたいなのに移行する技何て言うんだろう?と、Wikipediaのフェイスバスターのページを見ながら考えた結果、スタイルズクラッシュが近いのではないかという結論に至ったけど合ってるかどうかわかりません。
その後、写真には撮れませんでしたがフィニッシュのスワントーンボムを正岡が返せず、3カウント。何故写真に撮らなかったかというと、正岡はこれを返すと思っていたからです…油断してました。
いやまさかのだった。ドリューがダムズに参戦してあまり日も経っていなかったと思っていたので、ここで王座移動があるとは。
このようなタイトル戦では、ベルトはレフェリーから渡されるのですが、正岡はレフェリーからベルトを強奪。負けに納得してないのかなと思いきや、自らベルトをドリューに差し出した。そりゃあ、悔しかろう負けて悔しくないわけがないと思うけど、でも良きデスマッチファイターとして認めたってことなんじゃないかな。
試合後のマイクも、実によかった。日が経ってしまって全文は忘れてしまったけど、でもドリューが正岡に言った、この一言は今も鮮烈に覚えている。
「ありがとな、好きだよ」
私はこれを聞いた時、欧米人特有の、照れもなく実に自然体で「好き」と相手に伝えるアレを思い出しました。
いやそれもそうなんだけど、ドリューはEREで、正岡はダムズ本隊。要はこれ、外敵にベルトが流出しちゃったってことで、プロレス的には由々しきことと考えられがちな場面なんですよ。でもドリューに「外敵の俺らがベルト獲ったぜバーカ」みたいなのは全くなかったし、正岡にも「ベルトが流出しちまったクソー」みたいなのも全くなかった。「お前とやれてよかった。楽しかった。また強くなって挑みに行く」みたいなこと言ってたし、あるデスマッチファイター同士が血を流し合って絆を確かめ合った、そんな試合にたまたまなんかベルトがついてきたみたいな、そういう試合だった。
プロレスでよく、こういうフィナーレをバッドエンドとかハッピーエンドとか区分けして考えたりするけど、何故かダムズのデスマッチはこうやって、本隊も外敵も、ハッピーもバッドも超えて、なんて気持ちいい試合だったんだという爽やかな感想を持つことが多いんですよね。気持ちいいまま、後楽園駅から丸ノ内線に乗って、今日は楽しかったと浸りながら帰れる。だからこの、試合後の清涼感(血まみれ)を求めてリピートしちゃうんですよね、きっと。
というわけで、このベルトと共にドリューはダムズのリングでどんなデスマッチを見せてくれるんだろう、という更なる期待を抱いたところで、今回のレポートはおしまい。
ドリューに対して外敵としての敵意を持つどころかますます好きになるのは、このツイートを見たからでもある。


母ちゃんネタに弱いからね、しょうがないね。