ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

2019.12.25 プロレスリングFREEDOMS・葛西純プロデュース興行 Blood X'mas2019in後楽園ホール【ちゃんと書いた版】

bladecatcher.hatenadiary.jp
やる気が出たので書くことにしました!危うく放置して1年経つところだったぜ!


…実は、文章自体は2019年中に既に書き上がっていて、写真を選んだり貼り付けたりというところで怠けてました。いや今年の春まで忙しかったんだってマジで…
2020年現在の感覚で読むと、ちょっと違和感がある文章かもしれませんが、当時の感覚で書いたものなので、ちょっと追記するだけでそのまま載せます。
そういうわけで、本記事では流血や鋭利なものが多数出てきますので、ご容赦の上、記事をご覧いただきますよう、お願いいたします。
そういった画像は、できるだけリンクを貼る形にしておりますので、以下の記事のリンクをクリックすると、私が撮影したエグい写真が表示されますので、大丈夫そうであればクリックしてください。ダメそうだったら、絶対にクリックしないでください。
こないだ結構エグめの写真をいっぱいうpしたせいか、あれこの試合あんまり大したことないのかな、と思ってしまったとかそういう

現在UWA世界ジュニアヘビー級のベルトを持つ進ですが、やってしまいました。谷やんのクロスフェースロックに捕まってしまい、タップしてしまいました。
全体的に進・GENTARO組が優勢だったので、一瞬の油断が命取りになった、みたいな感じですね。
王者に勝った谷やんはベルト挑戦をアピール。2月ぐらいに挑戦する感じになったのかな?
しかし谷やん、久しぶりに見たなぁ。個人的に金髪のイメージなので、黒髪はかなり印象が違って見えるな。
今はダブプロレスに所属しているみたい。Wikipediaを見ると(特にネタ的に)色々あったんやね……

  • 第2試合:有刺鉄線ボードデスマッチ ●平田智也vs塚本拓海◯

実は(2019年時点で)プロレスから距離を置いて約3年ぐらい経過していたのですが、いつの間にかダムズに新人が入っていまして。その1人が平田です。
体も大きいので普通のプロレスしても映えるのでは?と思うのですが、それでも敢えてデスマッチに挑む姿勢はとても良いと思います。
対する塚本はプロレスリングBASARAの人だね。確か大日本にも参戦してなかったか?と思ったら元々大日本の選手だったのね。
というわけで、若い選手同士の対戦です。…最近のプロレスラーの選手生命が長いせいか、20代後半でも非常に若く見える気がします。
そのせいか、試合内容は非常に何というか…ケンカに近いというか…あまり上手にアイテムを使えていないのでは?と思ってしまうのは、塚本が有刺鉄線が付いている側を表にした状態で平田にダイブしたのを見たからですかね…塚本はデスマッチでそこそこキャリアを積んでいるようだけど(といってもずーっとその前線で戦っていたわけでもないようだけど)
で、フィニッシュも塚本が割れた有刺鉄線ボードを持ったまま平田を殴る→そのまま3カウントという、技でも何でもありませんねそれという内容で勝利。まさかこれが技なの…?と思ったら、公式の試合結果に「有刺鉄線ボードぶん殴りから」と書いてあったので、やっぱり技でも何でもないようです。
うーん、塚本はもっとデスマッチ脳を鍛えたほうがいい。平田は結構頑張ってるなぁという印象でした。

この試合のルールとして、試合前に選手は所定の位置(南I列の席ら辺)につき、リング中央にある有刺鉄線バットを奪い合うというものがありました。
選手は所定の位置につくも、何故か藤田だけめちゃくちゃ上のほうに上がろうとする。KAZMA SAKAMOTOと神威がここでええんやで、と呼び寄せるも「俺足骨折してるから走れない」みたいな弱気な発言をする藤田に草。確かにゴングが鳴った直後は足を引きずるように降りていましたが、でもその後低空ドロップキックを普通にかましていたし、ロープワークも全く問題なかったので、骨折とは何だったのか、と思いました。
そしてこの試合で登場した鎌田も、私がプロレスを見ていない間にデビューしていたダムズの新人の1人。ちょうど今日でデビュー1周年だった模様。
しかし試合はその鎌田が捕まりがちな展開に。しかし鎌田の力不足感よりも、藤田とKAZMAと神威のプロレスの巧さが非常に際立っていました。連携もいいし、3人して流れるように手数を出していく。3人とも実力者なのは知ってるけど、いやーやっぱり巧いんだなぁと改めて感じました。
殿とマンモスは安定していますね。そして3対1になった時に無双感発揮するマンモス好き。殿がコーナーでファンに2019年の感謝の意を述べたところで、
2人まとめてぶん投げるマンモスも好き。
試合は鎌田がクラッチで丸め込まれてしまい3カウントを取られてしまいましたが、大分奮闘していたのではないかと思います。ダムズの新人たち、いいですね。

ダブスタイルというのは、試合中にクラブみたいな音楽を流しながら戦う感じ?アートですね。
で、山下りな選手というのは、れっきとした女性です。

有刺鉄線を巻き付けたクリスマスツリーを持参で登場。そりゃあ今日はクリスマスやからね。
いや男女混合ミックスドマッチなんてよくあることだし(でもこういう場合って、大体相手方にも女子選手がいると思うのですが)、デスマッチも…女の子が流血というのは心が痛みますが、本人がやるというなら、それはそれでいいでしょう。でも何で竹田と吹本とかいう頭おかしい人たちと組ませたんでしょう……このお兄さん絶対えぐいのやってきますよ。
というわけで、頭がおかしい2人は女の子相手にも容赦なし。ドライバー(多分)で額をえぐって山下選手は大流血。さらに竹田の持ち込み凶器である枝切りバサミ(?)の刃先でやられている場面も…額とはいえ、女の子の顔に傷というのは…さらにさらにおでこにホチキスパッチン。こ、これも楽しめてこそダムズファンなんだろうか。
流血だけでなく、プロレス的な技も容赦なく山下選手にかましていく男2人。やられっぱなしだったからこそ、山下選手が巻き返した時は大歓声だった。勿論、凶器攻撃もバッチリやってたさ。
結局山下選手がフォールを取られて負けてしまったけども、男2人の狂気と技をほぼすべて受け切ったのは素晴らしい。竹田も最後は必殺のリバースUクラッシュを出してたからな。試合後は山下選手に惜しみない拍手が送られ、休憩中に売店に行ってみたところ、ブースに立つ山下選手に一番の人だかりができていました。めちゃくちゃダムズファンに評価されたってことだよね、これ。
この試合中グンソはほとんど目立っておらず、山下選手のフォローに徹していたような感じでした。これはグンソ兄さんですね。

しかしそのフォローを受けてしっかり結果を出した山下選手はやはり素晴らしいね。
…でもやっぱり女の子の流血に歓声を上げるのは躊躇われる……そもそもあまり女子プロレス自体見たこともないんだけれども、長い間プロレスを見てなくて耐性がなくなってしまったんだろうか。
念のため…決して女性のデスマッチを否定しているわけじゃないんです。念のため…

  • 第5試合:〜RING OF PAIN〜カミソリ十字架ボード+αデスマッチ ●葛西純伊東竜二vsミエド・エクストレモ、シクロペ◯

これを観に来た。ドラゴンかっこいいなぁ。
しかしこの2人が組もうとは…大日本で葛西とドラゴンはよくやり合っていたと思うけど(そして2009年に二人のデスマッチシングルの試合がベストバウトに選ばれるという。デスマッチの試合がベストバウトに選ばれるのがいかにすごいかは、歴代のベストバウトを見ればわかると思う)、大日本では組んだりしていたのかな?とにかく、この2人がダムズのリングで共演するというのは、なかなかにアツいものがあると思います。ドラゴンと組むというのは前々から発表されていたけど、改めてうわーこれ絶対に観に行く!と思いましたものね。
試合早々良いコンビネーションを見せて、がっちり握手する葛西とドラゴン。

誤爆もあり険悪なムードが漂ったこともありましたが、すぐに仲直り。このタッグが決裂したら心の傷になるわ……などという私の心配を払拭するがごとく、葛西は「今日はありがと(はあと」とドラゴンと幸せなキス。

なんだろう、この…萌えとかいう言葉で表現できない、きゅんとした感じ。
語彙力に乏しい私が表せなかった感覚を、三田佐代子さんがTwitterで表現してくれていましたので、リンクしておきます。




色々思うところある試合だと思いますが、葛西は平常運転。いつものノコギリ付きラダーは持ち出すし…あ、こうやってノコギリを手にしているところ、えろいヤバいですね。プロレスの写真ですって注釈をつけておかないと勘違いされるやるですね。しかしこう、狂ってる葛西と狂気に飲み込まれない的なドラゴンの表情の対比って感じでよいと思います。
そういえば、ドラゴンも持参凶器があったのでした。ん?これは…注射?この注射器をどう使うのかというと、口の中からぶっ刺して、針が頬を貫通DA☆
…画鋲とか、おちうしゃとか、日常的な感じがするアイテムは痛みが想像できてしまうので、ギャーってなります。そらミエドもこんな表情になりますわい。
で、ドラゴンから注射器を受け取った葛西は…って逆に刺されとるやないかい!!
とまぁ何やかんやありましたが、試合はシクロペのダイビングボディプレスwith蛍光灯で葛西が3カウントを奪われるという結果になりました。
最後は勝ちで飾ることはできなかったけど、葛西のやることやった感はしっかり出た試合だったんじゃないでしょうか。頭おかしい攻撃は勿論、何でそれ受け切れるんや…って受けをできるのも葛西だと思うので。
試合後はドラゴンの手を借りて立ち上がり、ハグして、固く握手。



またいつか、2人の試合が見れるといいね。今日みたいなタッグも良いし、何ならやり合っても良い。ダムズでも勿論いいし、OKなら大日本でも。そうなったら大日本にだって観に行くよ。


…みたいなことを書いて2019年は終わったのですが、2020年9月時点で知ってのとおり、葛西は既に復帰しております。
hochi.news
なんかあっという間に復帰した感じがしますが、168日……半年近くだよね。随分休んだって感じかな。
でもあっという間な感じがしなかったのは、この間コロナ禍で全く試合が開催できなくて、全然プロレスを見れなかったからだろうか。

  • 第6試合:ENGRAVE〜ハートに刻む〜蛍光灯+ガラスボード+αデスマッチ ◯杉浦透vsビオレント・ジャック●

ある日のダムズの試合結果を見ていたら、杉浦がKFC王者になったって書いてありまして。
私は杉浦がデスマッチしているイメージがなくて(ハードコアはやってたような気がするが)、あれどうしたんだ?と思っていたんですが2019年は割とデスマッチ戦線でバチバチやり合ってたんですね。…王座移動のタイミングと、葛西の怪我の時期が……とかそう思うところはあるけど、まぁいいや。


10月に前王者の葛西からベルトをゲットした、そんな杉浦が迎える初防衛の相手はジャック。うーん、ハードルが高すぎない?と思ったけど、割と健闘していた感じ。いかんせん相手がジャックなので、杉浦つえー!という感じはあんまりなかった。色々食らってもへこたれないっていうのかな。自分もダメージ受ける系な技もちょいちょい出しちゃっていましたが、まぁまぁそういうファイトスタイルもあるよ(投げやり)
ただ、時々見せる痛がる表情が、あまりにも人間らしかったのがちょっとね……無理してやってない?大丈夫?という感じがしてしまう。時々表情やら、自分の頭で蛍光灯を割る仕草やらで自分狂ってますアピールをしていたようだったけど、なんかそれも、今まで見てきたデスマッチファイターとは違くて、無理してる感が………別にさ、デスマッチやるのに狂気に囚われる必要はそんなにないと思うんだよね。人口的には狂ってる人が多数派だと思うけど(爆)ドラゴンみたいなスタイルの人だっているんだしさ。
試合はジャックの猛攻を受け切った杉浦が、ジャックに蛍光灯を当てがわせ、そこにランニングエルボー的な感じのを食らわせて勝利。これは右肘というれっきとした技のようで、過去の試合結果から思うに、杉浦の決め技のようだけど……確か殿の持ち技で右脚っていうのがありますが(調べたら右腕ってのもあるのか。ラリアットのことかな)そこから来てるのかなぁと思ったり。
何だろうなぁ、この試合では、杉浦がジャックを叩きのめして勝った、みたいな爽快感がなかった。ジャックが根負けした、みたいな感じかなぁ。ジャックはそんな根性ないレスラーじゃないけど。初防衛の相手がジャックってフィルターが、私をモヤモヤさせてるのかもしれない。あとジャック戦なのに杉浦の血まみれ度合いが足りない。
杉浦は、葛西がいない間はまかせろー!的なことを言っていたけど、どうかなぁ。これからの防衛戦に期待って感じかな。物足りないけど、ダメってわけではないから。