ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

8/23 東都大学野球・新人戦 2回戦

日曜日は球場に行かず遊んでましたので、土曜日分のみですが。

いやぁ…なんというか、こんな大味というか派手というか…な試合は初めて見たかもwただ、単なる点の取り合いじゃなくて、荒削り同士の戦いって感じか。
拓大のピッチャーは全体的に安定感に欠けるというか…ボール先行な印象が強かったかなぁ。で、特にいいカウントになった時とかそうだった気がするんですが、打ち取りに行こうとすると綺麗に打ち返されちゃう。決め球の精度がまだまだなのかもしれない。
それでも、青学打線は素晴らしかったね。8回コールドだったけど、毎回ヒットだったかな。数えたら18安打か…打ちまくったなーw青学はあんまり打つイメージのチームではないので、これだけ打てる下級生が揃ってるなら将来期待してもよさそうだなと思います。
一方の拓大打線は、青学の先発・近藤君を打ちあぐねる。近藤君は立ち上がりちょっと失敗した感はあるけど、ピンチになると上手いこと打たせて凌ぐんだよなぁ…いいピッチャーだと思います。

2年生なのか…春にいい感じだと思った岡野君も2年生だし、もしかしたら近いうちにまた名前を見るかな?
で、拓大打線はチャンスは作るんだけど、いざ決めるってなった時に打ち上げちゃうとか、簡単に凡退しちゃうとか…ちょっと早打ち気味だったかな。もっと見てもよかったのかな。さすがにノーアウト一二塁とか、1アウト一二塁とかいう好機を作ってことごとく0点っていうのはまずいぜ。点を取れなきゃ勝てないからね。
で、この反省を生かしたような攻撃が7回裏か。青学は前の回から投手交代してて、近藤君から葛川君(大分イケメン)に代わっておりまして、前の回は(いきなりすないぽ与えちゃったけど)そんなに悪い第一印象ではなかったんだけど、この回は先頭バッターを内野安打(む?公式の記録を見たらエラー扱いだ……確かに悪送球だったけど、投げても間に合わない当たりだったと思ったんだけど)でで出塁させちゃってから、リズムが狂ったというか修正できなかったみたい。次のバッターを初球ヒットにされて、ノーアウト一二塁にしてしまったのがアレだったか…で、その後はフォアボールでノーアウト満塁。ここからタイムリー×2・ゲッツー崩れ・犠牲フライとしっかり点を取れたのは素晴らしい。ノーアウト満塁から、この時のランナーは全部還したもんね。それに、ここで0点で終わっちゃったらコールド負けだからね…
打線は奮起してくれたものの、今日の拓大はピッチャーが大分残念賞ではなかろうか。ここまで大量失点しちゃったのはしょうがないとしても、4点も返してもらった後に、4点しっかり取られちゃうのはいかんなl。バッテリーミスもあったし、変にプレッシャーになっちゃったかなぁ。
打線は8回、2連続押し出してまた取り返したものの、結局力尽きちゃいました。点差もそうだけど、既に8回途中でタイムオーバーになってしまったので、逆転勝利は厳しい状況だったけど。にしても、この回登板した関口君は一人で5四球って何がやりたいのか(爆)
新人戦らしい青臭さというか、荒削りな感じというか…それを実に強く感じた試合でした。ここで見た選手が2年後とか3年後とかに「新人戦の時はイマイチだったけど、あれからすごい成長したよね」とか話題になったりするのかな。それを期待して新人戦に来てるんだけどねw
そんな中、青学の山田君のインパクトが個人的に強い。3ランをかましたからなのかもしれないけど、いいバッターですね。

今日は4打数3安打4打点(あとフォアボールでもう1出塁)か。決勝でも活躍したらしいし。
山田君は今日はDHでの出場だったけど、本職はキャッチャーらしい。ちなみに背番号はこのとおり33。この番号は新人戦限定なのかもしれないけど、青学の長身右打ち四番の長距離バッターには背番号33が与えられるもんなのか?*1

この試合中雨が降っていたので、大分やる気を削がれました(爆)
でも第1試合とは全く毛色の異なる、締まったいい試合だったな。中大の先発・村川君も國學院の先発・木村君も、両者ともテンポがとてもよかった。
そんないい両先発の明暗がどこで分かれたかというと、やっぱり立ち上がりかな。國學院の先発・木村君は立ち上がりを打たれてしまったんだけど…ツーベースを打った山田君・新城君・小河君とも、私見覚えがあるぞ?彼らはリーグ戦とかにも出てたりして、この試合の出場選手の中でも、結構実戦経験がある選手なんじゃないかな?だからなんというか…木村君の立ち上がりがイマイチというよりも、打線が叩ける時にしっかり叩いたなぁという感じです。木村君が打たれたのはその回だけで、以降7回までは完璧でしたし。ただ、中盤辺りからすっぽ抜けるような球が多くなってきて…雨のせいもあると思うけど、ちょっとお疲れだったかもしれないな。8回には追加点を入れられちゃって、さらにボークでピンチが広がると…むむ、完投能力って意味では課題がありそうだけど、試合はしっかり作ったし、良かったと思います。今年の國學院の主戦は4年生が多いイメージですが、下級生にもいい選手がいそうですね。あの、こういうところで知っておかないと…現在東海にいる某左ピッチャーみたいな選手を見逃してたとかいう悲しいことになるんで(爆)

写真見ながら思ったけど、フォームが綺麗な選手だなぁ。どの写真載せようか迷った。これはまた見たい選手だな。
で、村川君のほうは…あ、村川君もリーグ戦でちょいちょい投げてるのか(今年の春のリーグ戦の成績を見ただけだけど)

村川君も立ち上がりに連打を食らってピンチはあったものの、危なげなくしっかり抑えていく感じでした。一番のピンチは5回に2アウト満塁になったところか。ここも難なく抑えてたけど…手元のスコアを見返して気付いたけど、村川君はこの5回以外先頭バッターを全然出していなかったんですね。それは全く問題なく抑えるように見えるわけだ…四球も2個だけだし、コントロールも問題なさそう。中大はどうもイメージが(2011年以降から)よくなかったんですが…いいピッチャーがいるじゃないですか。在原君もワンポイントだったけど見事な火消しでした。
しかし、今日登板した5投手は全員左ピッチャーなんですね。國學院なんか3枚も出してるし…これは左腕王国ですね。
野手の方は…第1試合と違って、これといって印象に残った選手はちょっといなかったかなぁ。ピッチャーの方が印象が強かった。活躍した野手が名前に聞き覚えがある選手だったってのもあるかもしれないけどw試合自体が結構投手戦だったしね。



ところでこの試合なんですが、確か7回を終了した時点で1時間20分ぐらいしか経過してなかったんですよね。両先発がテンポがよかったのもあるけど、それにしても早すぎると思って。社会人野球でもテンポのいい試合を観たりするけど、それでもここまで早くはない。どっちもプロ野球みたいなパフォーマンスをしてるでもないしなぁ。投球練習もそれなりの球数を投げている。
よく見たら、中大の選手も國學院の選手も、攻撃が終了したら即守備につく動きをしていた。そのイニングの最後のバッターが帰ってくる頃には、もう殆どの野手が守備位置についてボール回しを始めていた。
第1試合は試合展開が試合展開だったので、その辺のことは全く気にしてなかったんですが(爆)とにかく何をするでも無駄がないんだよなぁ。
新人戦は制限時間があるから、よりキビキビ動こうみたいな意識が強まるのかな。こういうのを見ると、どうしてプロ野球が3時間も4時間もかかるのか、よくわからなくなる。

*1:確か現在広島の某社会人野球チームにいる某OB選手は、大学時代背番号33だった気がするんだけど(今もだけど)