すみません、今更なんですけどこの大会ってどう表記したらいいんでしょうか。
正式名称は「横浜市長杯争奪・第12回関東地区大学野球選手権大会 兼 第47回明治神宮野球大会出場決定戦」ってことになるんでしょうか。
過去ログ遡ってないので不確かですが、自分おそらくこの大会観戦するの初めてだと思うんですよね…そういうわけで初心者なので、そこのところよろしくお願いします。
スタメンはこちら。
<先攻・桜美林大学>
1(二)山野辺
2(左)井橋
3(捕)大平
4(一)村井諒
5(指)中村士
6(遊)沼田
7(中)工藤誠
8(右)佐俣
9(三)山本
(投)佐々木千
<後攻・中央学院大学>
1(遊)竹村
2(二)成田
3(左)山口
4(三)志岐
5(一)伊藤臣
6(中)千田
7(指)深瀬
8(捕)長井
9(右)鈴木
(投)臼井
困ったことにこの大会、どうやらベンチ入りしている選手しかデータがないのか、苗字かぶりが発生しているかどうかがスコアボードを見ただけではわからないのであった。例えば佐々木千隼君は、部内にもう一人佐々木姓の選手がいるので、首都のリーグ戦だとどこの球場でも常に「佐々木千」表記です。
いやいいんだよ、桜美林の選手は大体わかるし、苗字かぶりの選手はほぼほぼ下の名前で呼ばれるのでそれで判断できる。問題は、今日初めて見る中央学院なんだよ…
幸いにも、中央学院大硬式野球部のFacebookにメンバー表がうpされていたので、それで苗字かぶりが判明しました。助かりました。ありがとうございます。すみませんこういうところあんまり妥協できない性格なんです。
超余談ですが、中央学院大の伊藤君は臣人で「おみと」、あと大東文化大に椙山君という内野手がいるのですが、こちらは人臣と書いて「ひとみ」と読むそうです。最近の子の名前ってかっこいいね。
さて、試合の内容に移ります。
本日も桜美林の先発は佐々木千隼君。
連投なのかーと思いましたが、よく考えたらここで勝てさえすれば、とりあえず神宮には行けるんだよね。そりゃ連投させるか。
今日は変化球主体のピッチング。自慢のストレートはあんまり投げてなかったなぁ。球が走ってなかったんだろうか。まぁ、変化球キレッキレだったので問題なかったですけどね。125〜130kmの変化球を結構投げてましたが、これがめっちゃ効いてたように見えましたが、チェンジアップかなぁ?あれ。横から見てたので全然わかんない(爆)
とはいえ、普段のリーグ戦で無駄な球を投げない印象が強い千隼君も、普段と比べるとなんか調子良くないのかなぁ、と思う球がちょいちょい見えたな。滅多にしない暴投もあったし。まぁ今日寒かったし、初めての神宮かかってたし、普段どおりではない要素がぼちぼちあったので、しょうがないかなぁという範囲に収まる程度の調子の悪さだと思います。何だかんだで無失点だし、テンポもよくて相変わらず試合の進みも速かったし。
一方、中央学院大の先発・臼井君。撮影してて「もしかして身長低いのかなぁ?」と思ったけど、公式の選手名鑑で確認したら170cmない選手でした。
身長の低いピッチャーは全身を使って投げるようなフォームの選手が多い(気がする)けど、臼井君はどっちかっていうと腕の振りでキレを作ってるタイプなんじゃないですかね。
しかしリーグ戦でも猛威を振るった桜美林打線が早い回に臼井君を捉えまして、2回表に2アウトから工藤君がチーム初ヒットで出塁し、二塁へ盗塁。その後佐俣君のゴロなヒットがありまして、内野を抜けた瞬間三塁コーチは腕を回します。が、当たりがちょっと浅めだったせいか、工藤君の脚が一瞬止まってしまい、そのまま本塁に突入しますが、レフト山口君の返球が勝って、ホームタッチアウトになってしまいます。
その後の4回表、1アウトから中村君が出塁して、こちらも二塁への盗塁を決めます。実は前の回に山野辺君も出塁して盗塁を決めてたんですが、序盤の段階で臼井君完全に盗まれてましたね。桜美林は結構足を絡めた攻撃もできるチームとはいえ、この後も含めて本日5盗塁されるのは、ちょっとガバガバすぎるというか…
んで、1アウト二塁となったところで、沼田君のタイムリーツーベースで桜美林が先制します。
桜美林の選手はこのブログでぼちぼち推してますが、沼田君も攻守に渡っていい選手なんだよなぁ…佐々木千隼君の件で桜美林のネームバリューもグンと上がっただろうし、どこか目をつけてたりしてないかなぁ。桜美林OBって社会人野球にほとんどいないので、もしかしたらそういう方針の選手が少ないだけなのかもしれないけど。
さらに5回表、内野安打やらエラーやらでノーアウト一二塁。井橋君は打ち上げてしまいますが、次は打撃にかなり期待できる大平君。ところが大平君の当たり、かなり地面スレスレで捕球したピッチャーライナーになりまして、どうやら一度地面に打球が落ちたと勘違いしたらしいランナーは戻れず、ゲッツーに。いや…あれは私も普通にワンバウンドしたかと見間違えましたわ…地面にグラブを置くような感じで捕っていたので。
ちょっとミスがありましたが、それでも桜美林の攻撃は止まりません。6回表に村井君・中村君の連打でノーアウト一二塁。沼田君はバントを試みますが、ピッチャーへの小フライになってしまい失敗。ランナーはちゃんと全員戻れました。その後工藤君がゲッツー崩れで生き残って一三塁(すぐに工藤君が盗塁して二三塁になるけど)、ここで迎えた佐俣君の打球は、前進守備のライトの頭上を越える2点タイムリーツーベースに。桜美林が大きな追加点を挙げます。
あ、佐俣君も四年生なのかー…レギュラーなのか微妙なラインだけど(柿崎君と併用みたいな感じだったような)、出場すると結構打つ選手なんだよねー。
そして終盤7回表はフォアボール・盗塁・エラーの3点セットでチャンスを掴んでから大平君のタイムリーが、そして8回表もフォアボールとエラーで2アウト二三塁から山野辺君のタイムリーが、とどめに9回表に2アウト二塁から沼田君のタイムリースリーベースで毎回得点を挙げ、全力でダメ押し。桜美林打線の恐ろしいところは、単にミート力が高いだけではなく、2アウトからも点を取れることであろう。そのチャンスの場面での強さ、ぼくの推し社会人野球チームにくれませんか?(爆)
で、佐々木千隼君は8回裏に鈴木君にちょっと点を取られただけで、色々先に書いたけど、何だかんだでいつもどおりでした。佐々木千隼君のいいところは球がどうこうよりも、援護を貰ってからのほうがむしろ投球内容がよくなるというところ。基本的に点取ってもらってから崩れることはほぼなかった気がします。平気で1‐0とかのロースコアで一人で投げ勝てたりするしね。
というわけで、6‐1で桜美林大学が勝利しました。
佐々木千隼君はクール系なので、あんまりこう、気持ちがこもったガッツポーズとか見せてくれません…
はっきり言って桜美林、強いわ…リーグ内でかなり強いのは知ってたけど、同地区のライバルを撃破して全国に進出するまでとは。桜美林にとってこの大会の一番の山場は、やっぱりしょっぱなの創価大戦だったのだろうか。