ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

野球による雇用促進ってゆーか斡旋ってゆーか…

Q.最近色々くっちゃべってるけど、どうしたの?
A.毎日何かしらインプット・アウトプットする習慣をつけようと思った。マジレスするとめっちゃ暇だからYahooニュース見まくってるせい。


headlines.yahoo.co.jp

四国アイランドリーグplusは、今季から現役選手の兼業を認可しました。選手はプレーをしながら、企業で仕事をすることが可能になりました

よく考えたら、これ社会人野球と大して変わりませんやん。企業チームよりかクラブチームみたいなアレだと思うけど。
最近の一般の企業では、兼業というか副業をOKにしている会社がちょいちょいあるようですので、そういう点ではまぁいいんじゃない?と思うし、生活のために兼業をするのは致し方ないことだと思う。ただ、私は独立リーグの選手はプロ野球選手だと考えていて、その競技一本で飯を食うのが「プロスポーツ選手」だと思っているので、これでは独立リーグの選手はプロ野球選手とは呼べないな。
…などと言うと、前々からシーズンオフは地元企業で働いているらしいというBCリーグの選手はどうなん?ってなりますけど…まいっか(適当)
こういうのは、いずれプロでもアマチュアでもない、新しいスポーツ選手の在り方の概念となっていくんでしょう。特にプロかアマチュアかの2択で無理くりひっくるめる必要はないんでしょうし。


独立リーグは、育成でもいいからNPBにドラフト指名されることを目指す人が多い*1、というイメージを強く持っておりますので、これだけ苦労しても頑張りたい人たちが集まってるんだろう、と解釈しています。
精神論はあまり好きじゃないけど、そういう根性があるならNPBに指名されてもされなくても、色んなところで生かせそうだけどね。


後編は今後こういうチームも参加してくるよ的な内容。
headlines.yahoo.co.jp
エイジェックって最近社会人に参入してきたところよな?と思ってたけど、独立リーグにも進出する感じなんだね。


この記事について考えてみようと思ったのは、「野球「独立リーグ」は人材企業へ変貌している」という見出し、なんかすごくしっくり来たというか、ハァーなるほどねと思ったんですよね。
例えば、憧れの大手メーカーに正社員として入社できなかったけど、後に技術系の特定派遣でその大手メーカーに派遣されて、中で働くことができるようになった、という人を知っているのですが、何となくそれと似たようなものを感じました。
高校とか大学とかからNPBに指名されることはなかった、けど独立リーグから育成としてドラフト指名を受けて、憧れのNPB球団の選手になることができた、なんてありますが…この辺の流れがなんか似ていませんか?夢物語的には同じシナリオっぽいなぁと思ったんですけどね。
そして派遣社員はその後、本人の頑張りと派遣先の要望があれば、そこの正社員になることができます。育成選手も、頑張れば支配下登録の選手になることができる。
これは成功できた例の話だけど、ドラフト指名されなかった選手については、その選手に合う仕事なり企業なりを紹介したり、そこにアサインするようにする。
というのを考えると、独立リーグは人材企業というのは言い得て妙だな、と。


ところで、四国アイランドリーグが許可している兼業の範囲を調べようとしたら、こういう記事が見つかりました。
www.sankei.com
ここでやろうとしてることは(2年以上前の記事だから既にやってると思うんだけど)大体ハロワの職業訓練とかでやってたりするよね。なんだろう、セカンドキャリアをサポートするって言うととても美しい響きに感じるんだけど、つまるところ新手の就職・転職エージェント的なビジネスですよね。
私スポーツ歴ないけど、誰かセカンドキャリアサポートしてくれません?そもそもファーストキャリアすらねーじゃんとかそういう(ry

*1:社会人野球からの指名だと育成選手としての指名はできません。なので社会人野球に進んだ選手が、兎角NPBに指名されることを目指して独立リーグに行くということもあります。