ぶれいどきゃっちゃー

社会人野球が好きな人が見たり聞いたり考えたりしたことを書いています。

4/6 第68回JABA静岡大会 JR東日本東北vs日本製鉄鹿島【公式戦】

山井に祈れ。山井を讃えよ。


スタメンはこちら。

<先攻・JR東日本東北>
1(二)菅野
2(一)大保
3(中)鈴木
4(三)大西
5(捕)薗部
6(左)丸山
7(右)安西
8(指)夷塚
9(遊)小山
(投)西村
<後攻・日本製鉄鹿島>
1(遊)池間
2(中)藤本
3(一)生田目
4(指)高畠
5(二)林
6(捕)揚村
7(右)山田
8(左)山口駿
9(三)田崎
(投)北南

スタメンを見た率直な感想は「東がないやん!」です。ちなみに、世の中には「西東」という苗字が存在するので、そんな選手が加入すれば完璧だね(何が)
で、JR東日本東北の先発は西村君です。立ち上がりは先頭バッターにツーベースを打たれていましたが、後続はしっかり断ったし、2回は三凡で終わったしで相変わらず安定していて問題なしだな、と思いきや、3回裏に先頭バッターの山口君を内野安打で出塁させてしまいます。これですが、サードへの深めの当たりだったんですが、送球がちょっと逸れちゃって、それで一塁手の足がベースからちょっと離れちゃって、セーフになったって感じです。で、田崎君はバントを試みますが、打球はピッチャー正面に転がり、西村君は素早いフィールディングで二塁でしっかりアウトにしバントを阻止。この辺のプレーはさすがですね。池間君も凡退に打ち取り順調に2アウトまで来ましたが、ここで藤本君のツーベースを打たれ、これで一気にランナーが生還し、鹿島が先制します。そうね、長打だったらバントとか関係ないね。
一方、鹿島の先発・北南君。フツーに「ほくなん」と読むようです。

こちらも左ピッチャーで、球はそんなに速くなくて、130km半ばぐらい?なんですが、コントロールが非常に良くて、変化球を使いこなして、タイミングをずらして……所謂アレですね、若い選手に対してこういう表現は失礼なのかもしれないけど、老獪ってやつですかね。そのせいかJR東日本東北の打線は全く捉えられないし、コントロールも良いから無駄な球もそんなになくて、フォアボールもなし、4回までパーフェクトに抑えられていました。
ところが5回表、この回先頭の大西君がヒットで出塁。JR東日本東北的にはこの試合初めてのランナーであり初めてのヒット。続く薗部君はファールで粘った末にサードゴロ…かと思いきや、打球が強かったのか三塁手が弾いて後逸。オールセーフで一二塁。丸山君は空振り三振に倒れますが、安西君はレフト前へのヒット。これで大西君が一気に生還し、JR東日本東北は同点に追いつきます。
続く夷塚君もファールで粘り、フォアボールをゲットし、1アウト満塁になります。うーん、この回北南君が崩れたというか、打順も2巡目に入ったところだし、どっちかというとJR東日本東北が北南君攻略のために対策を立ててきたのかもしれないね。
ここで北南君は降板。ピンチになったのこの回だけだし、もう少し頑張らせてみてどこまで粘れるかを見ても良かったような気がしますが……で、代わって登板したのは山井君。

山井君……満塁……リリーフ……うっ……
bladecatcher.hatenadiary.jp
アウトカウントちょっと違うけど…!
で、その山井君ですが、迎える小山君を空振り三振、菅野君は初球でレフトフライに仕留めるという、完璧な火消し役をこなして見せてました。


そりゃあガッツポーズも出るし、こんなドヤ顔にもなる。

かつて何故かアンダースローに転向し苦悩してたんだか迷走してたんだかわかりませんが、リリーフ力には変わりないようで何よりです。


というわけで、何とか持ちこたえた鹿島。
一方、JR東日本東北は西村君がまだ投げてます。しかし立ち上がりほど順調とはいかなくなってしまい、ランナーを三塁まで進められつつも何とか凌ぐを繰り返していました。
そして6回裏、この回先頭の林君がセーフティバントを決めて出塁。揚村君はバントで1アウト二塁。途中出場の陶山君はショートゴロで、二塁ランナー動けず。ここでJR東日本東北のベンチが動きまして、西村君から櫻糀君にチェンジ。櫻糀君も左ピッチャーで、山口君は右なんだよね。時々右バッターに強い左ピッチャーがいるけど、そういう意図なのかなぁ。
しかし山口君は櫻糀君の球を打ち返し、これで林君が一気に生還。鹿島が勝ち越します。


打った山口君は二塁まで進みまして、2アウトながら尚も二塁の場面で、田崎君の代打に樫村君が起用されます。この樫村君もタイムリーを放ち、鹿島がもう1点追加します。


鹿島は6回表からは山井君に代わって葛谷君が登板しました。あれ、山井君は満塁専用だったのか。
しかしこの葛谷君がなんかこう、イマイチ順調にいかないというか。6回表は四凡でしたが、7回表に安西君にツーベースを許し、夷塚君はまたもフォアボールをゲット。小山君は打ち取って2アウトになりますが、菅野君にタイムリーツーベースを打たれ、JR東日本東北に1点差に詰め寄られます。尚も二三塁のピンチで、代打でチャンス◎付(JR東日本東北ベンチ談)の金沢君が登場しますが、セカンドライナーに打ち取って何とかピンチを脱します。
その後、鹿島はピッチャーを繋いでいきますが…8回・9回と無失点ではあったんだけど、ランナーは出してしまっていたので、なんかサクサクいかないなぁという感じがしてしまいました。山井君のリリーフが素晴らしすぎたからしょうがないね。
というわけで、3‐2で日本製鉄鹿島が勝利しました。

<本日の投手リレー>
JR東日本東北:西村(5回・2/3)‐櫻糀(2回・1/3)
日本製鉄鹿島:北南(4回1/3)‐山井(2/3回)‐葛谷(2回・2/3)‐諸見里(1/3回)‐山口和(1回)


  • 8年も経ってるのに未だネタにする

85回大会ほんとすき。どの試合も面白かったんだもん…